10月10日(土)午後7時開講、『次世代金融講座』第25期(クリックして概要をダウンロードできます)受講者を募集します。
期間: 3ヶ月(10月10日~12月26日)
講座: 日程と概要は以下を参照下さい。各講座の開講時間は午後7時より(3時間程度)。
①10月10日(土) 愛の経営: 事業再生のケーススタディ・サンマリーナホテルの再生実話
②10月24日(土) パラダイムシフト: 10倍の生産性を実現する・思考実験と発想の転換
③11月14日(土) 贈与経済学: お金と金融に向き合う・お金の本質
④11月28日(土) 幸せな社会: 社会の生態系を理解する・ポスト資本主義を考える
⑤12月12日(土) 行動理論: 次世代戦略・行動がすべて
⑥12月26日(土) いま、愛なら何をするだろうか?: 自分に向き合う・心のリーダーシップ
場所: 那覇市『厚生会館』(みずプラッサB棟3階) 那覇市おもろまち1丁目1番2号3階
講師: 樋口耕太郎 http://twitter.com/trinity_inc (ツイッター)
定員: 20名
受講料: 6回講座分 3万円 (消費税込、学生は1万8千円)
受講資格: 業界・職業など不問
お申込み: 本ページ右下の「お問い合わせ」をクリックして、以下の内容をご送付下さい
①お名前
②メールアドレス(必須。できれば、数メガバイトの受信容量があるもの)
③ご所属と簡単な担当業務・役職
講座について: 既存パラダイム(世界観)を大いに刺激する沖縄で最も知的な体験、3時間があっという間に過ぎるほ ど、衝撃的で、有意義で、面白い、「理想の講義」を目指しています。具体事例を多用して、誰にでも分かりやすく、平易に伝えることを重視していますので、 受講に際して金融知識、経済知識、経営経験など一切不要です。
一見、6つのバラバラなテーマによって構成されていますが、6回の講座はジグソーパズルのように、すべてでひとつの大きな世界観(次世代社会の生態系)をお伝えする構成になっています。次世代社会のパズルを完成するためにも、ぜひ全回の受講をお勧めします。しかしながら、それぞれの講座は単独で受講して十分意味あるものとして構成されていますので、順不同で受講でき、期間中いつからでも新規に参加でき、欠席回は次期以降の該当回の受講が可能です。
問題は、その問題を生み出した考え方と同じレベルの発想では解けない
(アルベルト・アインシュタイン)
資本主義、効率重視、成果主義、補助金に依存した地域振興の限界は誰もが感じており、この社会システムに持続性がないことは、既に共通認識と言える かもしれません。しかしながら、「それでは、私たちはどうすればいいのか?」、次の社会の青写真は殆ど語られていません。・・・その理由のひとつは、水槽 の中にいる金魚にとって「水」 は永遠の謎であり、水槽の中にいながら「水」の本質を理解することが困難だからです。本講座の試みは、水槽の外から金融・社会・経営・沖縄社会そして私た ちの生き方を考えることです。本講座は本土各都市からも多くの受講生がいらっしゃいますが、敢えて資本主義社会の中心から遠く離れた、日本の端沖縄で開講 することに価値があると思うのです。
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お金は、言ってみれば劇薬のようなもので、人を助けることもありますが、破滅させることもあります。これだけ強力な薬品でありながら、まったく処方箋なしに社会に大量に配布されているようなものです。ある意味、この劇薬を「悪者」として、社会から民間資本を取り上げることで「劇薬」を管理しようとしたのが、20世紀前半の社会主義社会の実験だったのではないでしょうか。
ところが、お金をこの世の中からなくすことはできません。民間からお金を取り上げて、国家と言う世界最大の資本家を生み出してしまったと思うのです。社会主義国家の実験は、ある意味で「お金から逃げる」ことを選んだ結果でしょう。私は、劇薬の配布を止めるのではなく、この処方箋を書くことができないかと考えているのです。
私たちは、お金から逃げるのではなく、向き合い、それを大量に手にしながら、扱いながら、この社会を制御する方法を理解するべきで、この「劇薬取り扱い責任者」を社会のリーダーとして選別し、育て、資本と資源を任せるべきだと思うのです。そのためには、とても人間的な、こころの問題、魂の問題を理解する人材が必要であり、そのための教材が必要だと思うのです。
それが「次世代金融講座」の趣旨でもあります。
樋口耕太郎