無添加明太子のうまみがきいたこくのあるホワイトソースを、有機じゃがいもに
たっぷりとまとわせます。有機じゃがいものとろとろ感に夢中になるグラタンです。
【末金典子】
▶スーパーなどで販売されている明太子のほぼ100%は保存料などの添加物が入っています。私の知るかぎり県内で無添加の明太子を買える場所は存在しません。外食・中食産業でも添加物なしの明太子を材料にしているとこは恐らく存在しないので、めんたいパスタやめんたいおにぎりなども到底注文・購入する気にはなれません。今日の辛子明太子は佐賀県の蔵出しめんたい本舗製の天然調味料辛子明太子をオイシックス経由で取り寄せ。
▶北海道産有機じゃがいもをレンジで加熱してからフライパンでバターで焼きつけ、長ねぎ、沖縄県産しめじと一緒に炒めます。伊平屋の塩夢寿美(えんむすび)の塩、有機粗挽きこしょうをふって、ムソーの有機小麦粉(薄力粉)を加えて炒め合わせてから、宮平乳業の低温殺菌牛乳を加えて煮てから、最後に辛子明太子を加えます。これを耐熱の器に入れてオーブントースターで12分焼いて出来上がり。最後に無添加の海苔をちぎって散らします。今日の材料は、明太子、塩以外はサンエーハンビータウンで入手できます。長ねぎは有機のものがありませんでしたので通常のもの(埼玉県産)です。
▶サラダは、有機農家から頂き物の沖縄県産リーフレタスとトマト。ラウデミオ・フレスコバルディ・エキストラバージンオリーブオイル、有機しょうゆ、伊平屋の塩、BIOCA有機レモン果汁を混ぜるだけで、あっという間に世界最高級のドレッシングができあがります。質の高いドレッシングは、付け合せのサラダを豪華なごちそうに変える力があります。今日のリーフレタスは特に気持ちのこもった私たちの友人が育てたもので、見るからにパワーが溢れていて単なる有機野菜とは違った凄みを感じます。有機野菜だからといっておいしいとは限りません。力のある、おいしい食材は、育てる人の強い気持ちによって倍増すると思います。以前有機野菜の流通業の経営を手伝っていたときは、有機農家から納品されてくる野菜を見て、農家の体調や気持ちの起伏を感じることができました。
▶サイドの食パンは、浦添市牧港外人住宅で人気上昇中のイッペコッペの食パン。オーナーの西村剛さん、美奈子さんご夫婦が「究極の脇役を目指す」とおっしゃる通り、主張し過ぎず、しかし存在感がある、何度でも買いたくなる日常使いの食パンです。
▶飲み物はカルディ・コーヒーファームで購入した有機栽培のブラジル豆。アイスコーヒーにするときは、安価なナチュラル・ミネラルウォーターを凍らせておいたものを使います。水道水の氷とはまったく飲み物の味わいが異なります。以前は市販の有機砂糖のガムシロップを使っていたのですが、あるときから自分たちで粗糖(甘糖太陽)をミネラル・ウォーターで煮たものを冷やして使用してみたら、白糖やコーンシロップや人工甘味料とはまったく異なるあまりに優しい甘さに驚きました。以来それ以外のシロップを使う気にはなれません。空き瓶に入れて冷蔵庫で保存すると、ずいぶん長い間保存できますのでとてもおすすめです。
【樋口耕太郎】
なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。