昨夜は晩ごはんがとても遅かったので少し軽めに、
有機赤とうがらしのピリッとした辛みで味を引きしめる炒めものと、
有機麦味噌のおみそ汁、有機納豆のお夕食です。

【末金典子】


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▶材料の有機トマト、国産無添加ちりめんじゃこ、県産EM有精卵溶き卵、島根県産有機赤唐辛子、岩手県産有機にんにくみじん切り、乾燥わかめはサンエーハンビータウンで手に入ります。ちりめんじゃこは添加物が含まれているものが少なくありませんので、ひとつひとつ確認して選びます。

調味料は伊平屋の塩夢寿美(えんむすび)の塩ラウデミオ・フレスコバルディです。食材は和食なのですが、味付けはにんにく、塩、オリーブオイル、唐辛子と、ペペロンチーノ風でなかなかエキゾチックに仕上がりました。

いつものことですが、伊平屋の塩、ラウデミオ・フレスコバルディを使うことで、料理全体の豊かさがまるで違ってきます。特にラウデミオは高価な食材ですが、それでも価値があると思うのです。

ところで、日本で一般に言う「ペペロンチーノ」とは、イタリアではアーリオ・オリオ・ペペロンチーノ(aglio, olio e peperoncino)と呼ばれ、それぞれにんにく、オリーブオイル、唐辛子の意味です。つまり、元の意味ではペペロンチーノ=唐辛子。なるほど、私もこの原稿を書くまで知りませんでした。

▶私は子どもの頃から納豆をたっぷり食べられる食事に憧れていました。大人になって好きなだけ食べられるのが嬉しいかぎりです。有機納豆はサンエーハンビータウンで入手できます。いろいろな種類を試してみましたが、それぞれ味がずいぶん違います。

国産「大豆」納豆か、アメリカ産「有機大豆」納豆かでは迷いますが、今のところ後者をよく使っています。大豆は国内自給率が数パーセントしかなく、消費量のおよそ8割がアメリカからの輸入です。しかし、アメリカ産大豆のおよそ8割は遺伝子組み換え作物だと言われていますので、「遺伝子組み換えでない」と表示されていることを確認して購入します。サンエーに国産有機大豆納豆の登場を待ちたいところです。

ところで私たちは、食材で国内産か海外産の選択肢がある場合は、価格をほぼ度外視して可能なかぎり国内産のものを利用しています。例えばにんにくは国内産と中国産では価格が10倍近くも差があるときがありますが、やはり国内産の香りでは勝負にならないと思っています。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。