ゴールデンウィークはのんびりとリフレッシュなさいましたでしょうか。

私の後半4連休はと言いますと、
まず1日目は、「明日から4連休だ~っ!」と興奮し、
いきなり那覇の街歩きに出かけ、
2日目からは日頃の疲れがどっと出てきて、帯状疱疹後神経痛で体中がびりびりし
休みなさいと警告を始めたので、これはおうちに籠らねばと、ひたすらのんびり
本を読んだりDVDを観たりお料理を作ったりしておとなしく過ごしたものの、
それだけでは太る~!っと焦りランニングもしっかりとこなした日々でした。

さて、この週末は母の日ですね。
今年は母に叱られた思い出について書いてみようと思います。

「お天道さまがちゃんと見ているよ」。
うっかり気をゆるめて、目の前のことをいい加減にしようとしたり、
さぼろうとしたりすると、こんなふうに母に叱られて「はっ」と目を
覚ましたものです。
幼い頃から、よく耳にしませんでしたか?
「お天道さまはお見通し」。
きっと誰もがよく知っている言葉だと思います。
お天道さまは、親しみを込めた太陽の呼び名で、お月さまとかお星さまと
同じように、私達にとっていつも身近にあるものですね。
まわりに誰もいず、自分一人でしていることを必ず見ていてくれるお天道さま。

たとえば、いいことをすれば、お天道さまはしっかり見ていて、
いいことをほめてくれて、いつか必ずご褒美をくれ、守ってもくれる。
逆のことをすれば、お天道さまは決して見逃さずにいて、いつか必ず
身にしみるような罰を与えて学ばせてくれる。

幼い頃から今に至るまで、一日に何度も「お天道さまはお見通し」
という言葉を心の中でつぶやきます。そうやって、できるかぎり自分を律し、
いつも人を思いやり、過ちを誤魔化さない毎日でありたいと思います。

世界、そして日本、自分の暮らす街、職場、家など、今どこを見ても、
不条理なことや理不尽なこと、ひどいことや正しくないことが、多少なりとも
あるでしょう。そのことに向き合うと、とてもつらい気持ちで一杯になります。
けれどもそんな時こそ「お天道さまはお見通し」という言葉を思うのです。
自分は無力だけれど、お天道さまがいつかきちんと正してくれるはず。
そして毎日、お天道さま、ありがとうございます。お天道さま、ごめんなさい。
と心の中で手を合わせ、頭を下げるのです。
そんな呑気でいいのかと呆れられるかもしれませんが、ほとんどの問題が
そうであるように、相手が人の場合「お天道さまにおまかせする」というのも
一つの方法かと思います。

日々、正しさは何かと考え、人を思いやり、社会や自然が喜んでくれることを、
こつこつと努力する。そうすれば、いつか必ずお天道さまがほめてくれる
そういう考えは、なんて心強いのでしょう。
そんな母から教えてもらった「お天道さまはお見通し」という言葉を、
あなたと一緒に、今日のはげみにして、明日のお守りにして、
笑顔を失わずに、暮らしと仕事を一歩一歩歩んでいきたいなぁと
母の日を前に改めて思いました。

連休も終わり、また仕事の毎日ですね。
本当にいろいろなことが通り過ぎていく毎日ですが、元気を出しましょう!

【2014.5.8 末金典子】