なにやら明日か明後日には大きな台風が来そうな感じの沖縄ですね~。
もうじき11月だというのに。
そして、誰かが「ええ~~っ? 今年も残すところあと2ヶ月なの~~っ?」
などと言い出すのがこの頃。
「早いね~」「子供の頃は1年が長かったね」などと後に続けるのが、
一種のお約束かもしれません。
私は今でも疑っているんです。
小学校の6年間がじつは9年間だったんじゃないかと。
あれほど長く感じた1日。あれほど遠く感じてた1年。
たまに遠足や運動会や参観日があろうとも、いっこうに生活は変化せず、
よどんだ川の流れのようにゆっくり過ぎる時が流れていました。
学校が終わるとランドセルを置くやいなや誰かの家に集まり、
リカちゃんごっこや、着せ替え人形や、人生ゲームや、ゴム飛びなどをして
日が暮れるまで遊んだものです。
リカちゃんのお洋服を何百回着替えさせたかわかりませんが、
なかなか1年は過ぎませんでした。
「子供のころは忙しくないからなかなか時間がたたないのよ」と、
お母さんは言ったけれど、大人になると1年が早く感じる理由については、
なんと、正式な学説が立っているそうです。
ひと言でいえば、「大人と子供では、人生における1年の割合が違うから」
だそうです。
たとえば10歳の子供の1年は、全人生の10分の1。
でも40歳の人の1年は全人生の40分の1。
大人の1年間は、自分の全記憶に対して比率が低い=印象が薄い=短く感じる、
ということなのだそうです。
さて今の世の中は、不況や犯罪や天災など波乱に満ちています。
それに伴い、私達の生活や気持ちにもいろいろな影響を及ぼしています。
波乱に満ちている時というのは、起きることそれぞれが印象深いもの。
さきほどの、印象が薄い=短く感じる、という説から考えると
今を長く感じる人が多いかもしれません。
「いつまでこの状態が続くの?」
「こんなことで悩んでいるのはきっと私だけ。」……。
あなたはこんなふうに思い詰めたりはしていませんよね?
もしもそんな気分なら…、あなただけではありません。
どうぞ元気を出してくださいね。
そして、多分台風も過ぎた後であろう週末のハロウィンの日には、
ゆっくり時を感じた子どもの時の気持ちに帰って、
「Trick or treat!(お菓子をくれなきゃイタズラするぞ!)」と
わいわい楽しんじゃいましょうよ!
私も週末は魔女に変装しハロウィンの飾り付けやかぼちゃのお菓子とともに
あなたをお待ちしております。
【2010.10.27 末金典子】