我が家が大好きな揚げもの! 良質の油を使えば太るどころか悪い油の
デトックスにさえなってくれますよ~。
パサつきがちな鶏胸肉は包丁で繊維を断ち、有機おろしにんにくを
すり込みしっとりさせれば、より高級肉な柔らかさになり、うまみを堪能!
一口カツならころも効果でさらにボリューミーになります。
つけ合わせの有機野菜はサラダ感覚でどっさりと。

【末金典子】


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☞有機にんにくのすりおろしを、たっぷり6かけ分鶏肉にしみ込ませて揚げると、食欲をそそるにんにくのとても良い香りが口一杯に広がります。

宮崎県産無投薬刀根鶏むね肉(2枚・約400g)を幅2㎝のそぎ切りにして、包丁の背でたたき、有機にんにくのすりおろし(6かけ分)、伊平屋島の塩(適量)、有機粗挽きこしょう(適量)をすり込みます。

☞鶏肉に、ムソーの有機小麦粉宮城農園のEM有精卵の溶き卵、、岩手県産南部小麦で作った無添加生パン粉を順につけ、高温(180℃)に熱したオーサワの一番搾り菜種油で3〜4分揚げてできあがり。ブルドッグの有機中農ソースをかけて頂きました。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

有機ガーリックがきいたクリーミーパスタです。

【末金典子】


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☞①薄皮を除いてほぐした、蔵出しめんたい本舗の天然調味料明太子(2腹・約160g)をボウルに入れて、中沢の生乳100%無添加生クリーム(120ml)、宮城農園のEM有精卵卵黄(4個分)、クラフトの粉チーズ(大3)、伊平屋の塩夢寿美(えんむすび)の塩(小1/4)、有機粗挽きこしょう(少々)を混ぜ合わせておきます。明太子も生クリームも、無添加のものは小売店ではほとんど手に入りませんので、いずれもオイシックスで取り寄せました。

生クリームは「生乳100%」と表示されているものであっても、乳化剤などが添加されているものがほとんどです。「クリーム(乳製品)」と表示できるのは、添加物を一切使用していない無添加の生クリームだけですので、この表示を確認して購入します。沖縄県内の小売店には、無添加の生クリームはほとんど存在しません。くもじのリウボウ本店の地下食材売り場に、大山牧場の生クリームが置いてあったのをみたことがあるだけです。したがって、県内のありとあらゆるケーキ屋さんも添加物の入った生クリームを使用しているのだろうと推測していますが、糸満のフォーリーフハウスはこの現状を理解して、無添加のお菓子づくりに情熱を持っていらっしゃいます。

☞②鍋にたっぷりのお湯を沸かし、伊平屋の塩夢寿美(えんむすび)の塩(大2)を加えて、アルチェネロのオーガニックスパゲティ(320g)を茹でます。

☞③オールクラッドのフライパンにエキストラバージンオリーブオイル(大2)、有機にんにくの薄切り(2片分)を入れて弱火にかけ、香りが出たら、石突きをとってほぐしたしめじ(1バック)、ほぐしたまいたけ(1パック)、軸を落として薄切りにした原木椎茸(6枚)を加えて炒めます。

☞ボウルで混ぜ合わせためんたいこ①に、水気を切ったスパゲティ②ときのこ③を加えて和え、器に盛って、青じその千切り(4枚分)をのせてできあがり。

☞お皿はパリのサントノレにショップを構えるアスティエ・ド・ヴィラット(Astier de Villatte)の「フルール」。パリ在住の人気アーティスト、ナタリー・レテがデザインしたシリーズです。

【樋口耕太郎】

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有機しょうゆ味で炒めた紅豚と、有機トマトの甘酸っぱさが絶妙のバランスです。
中華風の薬味をたっぷりのせて、おつまみにも向くやっこの一皿と。

【末金典子】


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☞調理はびっくりするほど簡単ですが、有機トマトのおいしさが引き立って上品で味わい深い一品に仕上がりました。スープも豚肉のだしがしみ込んで、すべて飲み干したくなる味です。

☞有機トマト(大3個・約600g)は横半分に切ってたねを取り、へたを取って2〜3㎝角に切ります。有機たまねぎ(1.5個)は横に幅7〜8㎝に切ります。沖縄県産紅豚のモモスライス2㎜(450g)を幅3㎝に切り、伊平屋の塩夢寿美(えんむすび)の塩(適量)をふります。有機しょうゆ(大3)、純米酒(大1.5)、タカラの有機本みりん(大1.5)を混ぜ合わせて合わせ調味料を作ります。

オールクラッドのフライパンオーサワの一番搾り菜種油(小3)を中火で熱し、豚肉と有機たまねぎを炒めます。肉の色が変わったら、有機トマトを加えて、合わせ調味料を回し入れ、全体を大きく混ぜてからめてできあがり。

無添加ザーサイ(60g)、有機ねぎ(2/3本)をみじん切りにしてボールに入れ、有機しょうゆ(小2)、美濃有機純米酢(小2)、マルホンの太香ごま油(小2)を加えて和え、北海道産丸大豆100%の十勝十富(とかちどうふ)(2丁・約600g)を器に盛って、ネギ・搾菜をのせます。

☞お皿はトマトの赤が映える、スウェーデン、ロールストランド社のペルゴラです。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

ころもはカリッと!中はしっとり!で、肉汁を逃さずに仕上げるチキンカツです。
無添加甘酢らっきょうの酸味でさっぱりとしたタルタルソースをたっぷりかけて
いただきます。有機キャベツの千切りも御一緒に。

【末金典子】


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☞今晩は麗王(れお)にて、次世代金融講座第22期の懇親会。過去の★★★メニューの中から、選りすぐりのメニューを手作りでお出しすることにしています。以下にご紹介するレシピの分量はいつも通り私たちの2人分。写真はその1人前で、鶏肉300g、有機無農薬龍の瞳のごはん1合をおつけしています。中にはこのボリュームを見て「とても食べられない」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、一口食べたら最後、みんなきれいに平らげてしまいます。いつも思うのですが、体が喜ぶ、美味しいものは、たくさん食べても体に負担がかからず、太らず、燃焼効率が良いために、すぐお腹が空いてくるようなのです。

タルタルソース:
宮城農園のEM有精卵(2個)をゆで卵にして粗みじん切りにします。有機ピーマン(1/2個)、有機たまねぎ(1/8個・約40g)、無添加らっきょうの甘酢漬け(6個)、有機パセリ(2/3本)をみじん切りにして、ボールに入れて、有機レモン汁(小2)、無添加有精卵マヨネーズ(大8)、伊平屋島の塩(少々)、有機粗挽きこしょう(少々)を加えて混ぜ合わせます。

ジューシーチキンカツ:
宮崎県産無投薬刀根鶏むね肉(大2・約600g)を室温に戻しておきます(揚げるときに中まで火が通りやすくするためです)。余分な脂を除いて、包丁の背で両面を軽くたたいて繊維を断ちます。肉がやわらかくなったら、伊平屋の塩夢寿美(えんむすび)の塩有機粗挽きこしょうを両面にふります。

ムソーの有機小麦粉(適量)をふるいにかけて、鶏肉にたっぷりまぶし、軽くはたいて全体に薄くまんべんなくつけます。溶いた宮城農園のEM有精卵(1個分)にくぐらせ、岩手県産南部小麦で作った無添加生パン粉(適量)をふんわり軽く握るようにしてつけます。

揚げものは油の質がとても重要です。鍋にオーサワの一番搾り菜種油をたっぷり入れて熱し、鶏肉を入れます。弱めの中火で温度を一定に保って、途中でさわらずに6〜7分揚げ八分通りに火を通します。バットに上げて3〜5分おき、余熱で火を通ししてできあがり。有機キャベツの千切りを添えて、タルタルソースをたっぷりかけて頂きます。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

先日、ある組織の命運を議論するような重要な会議に出席していて「組織の力学」のことを考えていた。恐らくこの組織が、致命的な過ちを犯そうとしているその瞬間に立ち会ったのだと思う。このパターンは過去に私が何度も目にしてきた、組織衰退のあるいは破綻の典型的な様相のように感じられたからだ。そして、それはなぜ、世の中のあらゆる組織で、くり返し生じているのかを、ずっと考えていた。

*   *   *

一般論だが、経営者が組織全体の最善を最優先しているケースはそれほど多くない。これは、経営者が不誠実、あるいは善意であっても無知だから、あるいは怖れに負けて保守的になりすぎている、ということもあるのだが、それ以上に、これを妨げる原理が人間関係と組織内に(初期設定として)存在するからだと思う。

バークシャー・ハサウェイ社のウォーレン・バフェットはこの原理をThe Institutional Imperative(組織の力学:1989 Chairman’s Letter - 以下参照)と説明している。「組織の力学」は初期設定で存在する原理であるから、このメカニズムが起動しないように注意深く組織設計を行うことが、ガバナンス(企業統治)の本質であるという考え方だ。

「組織の力学」  (日本語は私の超訳)

①組織はいかなる変化にも抵抗する。
②時間がある限り業務は増えていく。同様に、資金がある限り新規プロジェクトや買収も増え続ける。
③経営者の望みは、それがどれほど愚かなものであれ、部下が迅速に用意・分析した「収益率」や「戦略性」によって正当化される。
④業界他社の行動は、拡大、買収、幹部の報酬など、どのようなものであれ、自動的にコピーされる。

知的で有能で経験ある経営者が合理的な判断をするとはまったく限らないのだが、原因はこの「組織の力学」によるものであり、「組織の力学」が現れると、組織から合理性は消失する。

バフェットは世界でもっとも成功した「投資家」として知られているが、私は彼の成功の本質は、組織と人間とリーダーシップに対する深い洞察に基づいた「経営者」としての力量にあると思っている。彼は「何がうまくいくか」ではなく、「何がうまくいかなくなるか」を考え、間違いを起こしそうな要素を特定し、排除するアプローチをとった。経営者を「正しく導こう」とすると、運用ルールが複雑になりすぎるし、コントロールが利かずに機能しない。このため、「組織の力学」を生み出す要素をあらかじめ排除することで、「組織の力学」が生まれにくい経営環境を提供する、という発想に至ったのだと思う。

一見、バフェットは子会社の経営には殆ど干渉していないようだが、実際には空気のように関わっている。細部を支配するのではなく、「個体間の相互作用」のバランスを設計するのが彼の仕事だ。

長年にわたって、実に様々な企業を買って経営してきましたが、チャーリーも私も、企業の難問を解決する方法はいまだによくわかりません。ただ、そう言う問題を避ける方法は学びました。   (ウォーレン・バフェット)

賢く制御できている状態は、まるで制御していないように見える。だからこそ、賢い制御なのである。  (老子)

*   *   *

私はこのような非コントロール型の経営概念を「経営バランス」と呼んでる。「ボイド」は「経営バランス」をうまく表現できる事例だ。ボイドは1987年にアメリカのアニメーション・プログラマー、クレイグ・レイノルズが考案・作製した人工生命シミュレーションプログラムである。名称は「鳥もどき(bird-oid)」に由来する。

鳥の群の複雑な行動パターンは、それぞれの鳥の相互作用によるもので、群れ全体の動きを集中的に管理するリーダーは存在しない。レイノルズは、鳥の群れの行動は一見複雑に見えるが、実はそれぞれの鳥は、いくつかの簡単なルールにしたがって行動しているだけだと見抜いて、複雑な行動パターンの背後にあるシンプルな原則を特定した。

それぞれの個体は、物理の基本法則に加えて次の3つの簡単なルールに従うものとする:

①分離(Separation)他のすべての個体や障害物と最低限の距離を保とうとする。
②整列(Alignment)近くの個体と速さを合わせようとする。
③結合(Cohesion)前進しながら、個体が集まっているところの中心に向かおうとする。

レイノルズがこの3原則を入力して鳥の群れをランダムに再現すると、プログラムは驚くほど自然な動きを見せた。彼は、単純な規則を用いながら、複雑な群体の振る舞いを再現できることを示したのだ。以後、改良されたアルゴリズムが映画のCGアニメーションなどに応用されているという。

*   *   *

これが私が認識しているバフェットの経営モデルである。現象をコントロールすることによって経営を「正しく導こう」とすると、経営はモグラたたきになる。膨大な作業に追われて、毎日が辛くなり、経営者は心と体をすり減らして、思うように行動しない従業員を恨むようになる。このような世界観に生きる経営者は、コントロールを失うことを何よりも恐れ、毎日が不安で心の安らぎを得ることができない。

やがて主流となるであろう非コントロール型の次世代経営モデルでは、経営現場における無数の変数の中から、組織を動かす本質的かつ少数のルールを特定することが経営者の重要な仕事になる。少数の原則のみを管理してその他の一切を手放すことで、個人が活きる自由な組織と、全体的な統合性を両立することができるのだ。この原則を、膨大な時間と学習と経験と試行錯誤と洞察によって見つけることが、経営者の最優先事項であろう。

あるイギリスの政治家が、この国が19世紀に偉大な国家だったのは、「見事に何もしない」政策のお陰だと言っています。歴史家がこの戦略を賞賛するのは簡単でも、それを実行するのは相当に難しいことです。(ウォーレン・バフェット)

*   *   *

何が本質的な原則かは、経営者ごとに、組織ごとに、市場ごとに、産業ことに異なるのかも知れないが、共通点もある。多くの場合は人間性に関するもの、価値観に関するもの、経営の優先順位に関するものである。バフェットはこれらの原則を、彼独自の企業金融言語に翻訳してコミュニケートすると同時に、小会社の社長たちとの資本のやり取りに関する厳密なルールを運用しているように見える。例えば、

(i)子会社の経営者が自己管理によって「オーナーのように行動する」こと: バフェットは報奨制度に慎重で、会社を買収するとその部分だけは変えることが多い。バフェットは、子会社の経営者が自己管理によってバークシャーの「オーナーのように行動する」ような最小限のルールを注意深くデザインしている。利益の額や成長率よりも資本収益率を重視する、成長しないことにペナルティを課さない、最適な資本を全額調達し超過分を親会社に返金する、物質的な利益(結果)よりもオーナーのように行動するという動機と行動の方が重視される、など。

すなわち、経営者たちが、株主の利益のために行動することで、満足を得る環境が作られている。「組織の力学」がもたらす誘惑に勝る満足が得られる企業文化が形成されてあり、これがバークシャーの強さの重要な源泉のひとつになっている。

(ii)経営者たちを信頼し、公平に扱うこと(そして、経営者たちが公平だと感じること): バークシャーで通常の経営手法を放棄したとき、唯一残したのが信頼と公平さと相互依存に基づく支配だけだった。彼らの内面からの動機に働きかける。彼らに仕事の大半を任せ、勤勉さ、誠実さ、努力に報いることで、彼らが本能的にそれに答えてくれることを望む。お金のために働く必要がない(しばしば既にお金持ちの)誠実な人とだけ働く。誠実な人を惹き付け、不誠実な人を遠ざけ、誠実な人の忠誠心を維持する。そのために、自分が誠実であること。

(iii)計画しないということ: 事業計画は「組織の力学」の元凶である。企業の計画、予算、予想、管理などは、本来不確実な世界を確実なものと考えようとする幻想であり、不確実なことに対する経営者の怖れを、社員に転嫁しているだけである。タイミングと状況によっては、部下が「何もしない」ことを、上司が、経営者が、最終的には株主が承認しなければならない。「することがないときは、何もしない」ことは、いかなる行動よりも難しい。ここで生じる「組織の力学」は強力だ。他社に顧客をとられる感覚は、心理学的に「好きなものが取り上げられる、または、好きなものを手に入れる寸前で逃す」ような感覚と同じ。人は手に届く仕事を我慢しろと言われると、それに固執したり、奪い取ったりしたくなるものであり、実際殆どの人はそうしてしまう。

*   *   *

Excerpt from “Chairman’s Letter” in Berkshire Hathaway Inc.’s 1989 annual report.
後半「Mistakes of the First Twenty-five Years」セクション4つ目の ○ 参照

My most surprising discovery: the overwhelming importance in
business of an unseen force that we might call “the institutional
imperative.” In business school, I was given no hint of the
imperative’s existence and I did not intuitively understand it
when I entered the business world. I thought then that decent,
intelligent, and experienced managers would automatically make
rational business decisions. But I learned over time that isn’t
so. Instead, rationality frequently wilts when the institutional
imperative comes into play.

For example: (1) As if governed by Newton’s First Law of
Motion, an institution will resist any change in its current
direction; (2) Just as work expands to fill available time,
corporate projects or acquisitions will materialize to soak up
available funds; (3) Any business craving of the leader, however
foolish, will be quickly supported by detailed rate-of-return and
strategic studies prepared by his troops; and (4) The behavior of
peer companies, whether they are expanding, acquiring, setting
executive compensation or whatever, will be mindlessly imitated.

Institutional dynamics, not venality or stupidity, set
businesses on these courses, which are too often misguided. After
making some expensive mistakes because I ignored the power of the
imperative, I have tried to organize and manage Berkshire in ways
that minimize its influence. Furthermore, Charlie and I have
attempted to concentrate our investments in companies that appear
alert to the problem.

無添加梅干しの風味がきいたコクうま有機みそ煮です。

【末金典子】


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コウケンテツさんのレシピ。サバの味噌煮込みは味噌の味がちょっと強すぎると思ったことはありませんか?コウケンテツさんは、しょうがと梅干しで煮込むことでサバの臭みををとるだけでなく、多めの水とお酒とみりんで薄目の煮汁にすることでとても食べやすい一品に仕上げています。

☞本日は北海道産のサバが手に入らなかったので、ノルウェー産の天然サバ(大4切れ)をサンエーハンビータウンで仕入れました。サバの皮に × 印に切り目を入れ、無添加の梅干し(4個)を手で軽くつぶします。「昔ながらの梅干し」はサンエーハンビータウンに置いてある約50種類の梅干しの中で唯一無添加のもの。私たちの社会から、普通の梅干しはほぼ絶滅してしまったようです。

オールクラッドのフライパンに、純米酒(大6)、チョーコーの有機麦味噌(大6)、タカラの有機本みりん(大3)、粗糖(大2)、水3(カップ)を入れて混ぜ、有機しょうが薄切り(2かけ分)、有機にんにく薄切り(2片分)、無添加梅干し(4個)を入れて火にかけます。

煮立ったらサバを皮目を上にして入れ、落としぶたをして約10分煮ます。落としぶたをとり、弱火にして煮汁をかけながらさらに3分煮て、サバを器に盛ります。

☞残った煮汁に水溶き片栗粉(水・片栗粉、各小2)を加えてとろみをつけ、サバにかけてできあがり。

☞サンエーハンビータウンにはあまり質のよい豆腐が置いてないという印象があります。付け合せの冷や奴は、九州産フクユタカ大豆を100%使用したさとの雪食品の絹ごし豆腐を、オイシックスで取り寄せてみました。豆腐のしっかりした味が美味です。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

一昨日使った作り置きの塩ユズを使ってのお料理です。
見た目はいつもの肉ジャガなのに、塩ユズ効果で風味一変!
生のユズ皮をのせるだけでは出ない、まろやかな香りが具材全体に
しみ込みます。上品だけれど、ご飯もがっつりすすむおかずです。

【末金典子】


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ル・クルーゼの鍋オーサワの一番搾り菜種油(大1)を熱して、宮﨑産の無投薬尾崎牛の切り落とし肉(350g)を炒め、色が変わったら取り出します。

同じ鍋にオーサワの一番搾り菜種油(大1)を足し、くし形に切った有機たまねぎ(大1個)をさっと炒め、大きめの乱切りにした有機じゃがいも(大4個)、一口大の乱切りにした有機にんじん(2本)を加えてさらに炒めます。全体に油が回ったら牛肉を戻し入れ、だし汁(2カップ)を加えます。(だし汁の作り方はこちらを参照)

煮立ったら純米酒(1/4カップ)、タカラの有機本みりん(大2)、粗糖(甘糖太陽)(大2)、有機しょうゆ(小1)、伊平屋の塩夢寿美(えんむすび)の塩(小1)と塩ゆず(4切れ)を加え、落としぶたをして(約10分)煮ます。野菜がやわらかくなったらできあがり。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

骨付き肉を使っているから、おだしがしっかり出て、全体的にコクのある
味わいになります。お皿に盛ったら、濃いめの有機バルサミコ酢をかけて
いただくとより美味しいですよ~!

【末金典子】


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▶今晩のレシピも★★★、最高に美味しい料理に仕上がりました。オリーブオイルをたっぷり使いますが、世界最高品質のラウデミオ・フレスコバルディ・エキストラバージンオリーブオイルを惜しげもなく使うところがポイントのひとつ。少なくとも私たちの経験上、質のいい油はたくさんとっても全然太りません。長時間弱火で蒸し焼きにすると、有機オリーブオイル、有機にんにく、有機たまねぎ、有機白ワイン、手羽元の旨味がとろとろにとけて最高のソースになります。いつも通り分量は私たちの2人分です(写真はその半分)。長時間火にかけても料理がこげないル・クルーゼの鍋(26㎝)にたっぷり作りました。

宮崎県産無投薬刀根鶏の手羽元(10本)に伊平屋の塩夢寿美(えんむすび)の塩(小3/4)をすり込み、常温で30分置きます。有機たまねぎ(1個)は芯をつけたまま1/4に切ります。有機じゃがいも(小12個)は皮付きのままよく洗い、マッシュルーム(12個)は軸を切っておきます。

ル・クルーゼの鍋ラウデミオ・フレスコバルディ・エキストラバージンオリーブオイル(大2)を熱し、鶏の手羽元と有機にんにく(8片)を入れて焼きます。焼き色がついたら、有機たまねぎ、有機じゃがいも、マッッシュルームを加え、有機ローズマリー(適量)をのせます。残りのラウデミオ・フレスコバルディ・エキストラバージンオリーブオイル(大6)、有機白ワイン(大4)をまわしかけ、ふたをして弱火で(約30分)蒸し焼きにします。

③有機じゃがいもがやわらかくなったら、伊平屋の塩夢寿美(えんむすび)の塩有機粗挽きこしょう(各分量外)を少々ふって器に盛りつけ、最高級のホワイトバルサミコ・ディ・モデナ・ビオをかけて頂きます。写真右上に少し写っているのがそれですが、先日友人からの頂きものを料理に合わせてみました。こんな上品な有機バルサミコ酢は初めてです。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

特別な調味料は使っていないのに、濃厚なだしをプラスしたようなおいしさです。
その秘密は塩ユズ。いまだブームが冷めない塩レモンを超える新たなミラクル調味料です。
ユズの香りとまろやかな風味がぎゅーっと凝縮されとんでもないパワーを秘めたおいしさに
ハマリます!

この塩ユズが素材のうまみを引き立てえるので、味つけが簡単。
ユズって、皮や果汁をちょっと加えるだけで、お料理がぐんとおいしくなりますよね。
でも、1個を使いきれず、皮をまだらに切ったユズが冷蔵庫で干からびていることも
多いのでは?塩ユズにすれば、丸ごと余すことなく使えます。塩レモン同様、
10%と低塩でヘルシー、コクやうまみは塩レモン以上です。和食はもちろん、
どんなお料理にもマッチして、家庭料理が驚くほどグレードアップしますよ~。
あなたも作ってみてくださいね。

塩ユズの作り方

1 ユズ3個の表面に天然塩をつけてまんべんなくこすり、流水でよく洗って、水気をしっかりふき取る。
2 ヘタのぽっちりを取り除く。
3 100gぐらいのものだと8等分ぐらいのくし形に切る。
4 重さを量る。
5 その10%の天然塩を加え、全体にお塩を回す。
6 ファスナー付き保存用ポリ袋に移し、空気をしっかり抜いて密閉する。
上から全体をもみ、冷蔵庫で1週間保存する。1日1回、袋の外から
もみ、全体をなじませる。冷蔵庫で3か月保存可能です。

ちなみに今回の有機野菜炒めでは、この1/6の量の塩ユズを、
日本酒60CCと無添加薄口醤油40CCとで味つけしました。

【末金典子】


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オールクラッドのフライパンにオーサワの一番搾り菜種油(小8)を熱してつぶした有機しょうが(4かけ)を炒め、香りが出たら沖縄県産紅豚のローススライス2㎜(400g)を加えてさらに炒めます。

無添加のたけのこ水煮薄切り(200g)と斜め薄切りにした有機長ねぎ(60㎝)、軸と葉に分けてざく切りにした有機ちんげん菜(合わせて4株)、純米酒の順に加えて炒めあわせます。

有機しょうゆ、塩ゆずを加え、さっとあえる程度に炒めてできあがり。器に盛って花椒をふって頂きます。

【樋口耕太郎】

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連休で贅沢にお夕飯をいただいてしまいましたので
今日はあっさり和食モードに切り替えることにいたします。

【末金典子】


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▶北海道羅臼の前浜で漁獲した新鮮なほっけを吟味して1枚1枚手開きし、独自の製法で干した「羅臼産ほっけ一夜干し」を、弱火でじっくり焼いて頂きます。

ごはんはいつもの岐阜県下呂産「龍の瞳」(有機JAS)をハリオ製フタがガラスの炊飯鍋で炊いています。今まで何度かご紹介していますが、土鍋で炊くごはんはマイコンやIHの炊飯器とは比べ物にならない美味しさです。一度この美味しさを味わったら逆戻りはできません。ハリオの土鍋が優れている点は、土鍋炊飯を極限まで簡単にしたこと。基本的に強火にかけるだけで、後は、ガラスの蓋についている笛が「ピー」となってから2分後に火を止めるだけ。火加減の調整や火を切るタイミングなど一切迷う必要がありません。火を止めてから10分以上蒸らすのがコツで、早く蓋を開いてしまうと、お米が鍋にこびりついたままでとりにくく、もったいないのです。

▶お味噌汁は、昆布と鰹節の合わせだしです。だしの取り方は料理する方によっていろいろだと思いますが、美味しさと効率を追求した長年の研究の?末、私たちのやり方は「水をはった鍋に昆布を入れ、煮立ったら昆布を取り出してから鰹節をひとつかみ入れて5分」。コツは、ケチケチせずに「お箸が立つほど」鰹節を入れること。豊かな食生活には、大胆さが必要です。

▶納豆ひとすじ60年、あづま食品の有機納豆に、宮城農園のEM有精卵と鰹節と有機しょうゆと有機万能ねぎの小口切りを混ぜて関西風に泡立てて頂きます。あづま食品の商品には、「国産大豆シリーズ」と「有機大豆シリーズ」があるのですが、ぜひ「国産有機大豆シリーズ」を追加して頂きたいと思っています。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

おろし有機たまねぎのたれで(おろし有機たまねぎとしょうが&日本酒&
無添加オイスターソース&有機醤油&粗糖)しっとり仕上げるしょうが焼きです。

一緒に食べたい1品は、ほくほくで甘みがある有機ポテサラです。

【末金典子】


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▶今晩も人気のコウケンテツさんのレシピです。有機しょうが焼きのタレにすりおろした有機たまねぎ、無添加オイスターソース、粗糖を加えると、味が柔らかくふくよかになるのが不思議です。私たちは料理に白糖を一切使いません。粗糖は香りが高く、優しい味わいに仕上がり、素材を引き立てます。分量は私たちの2人前(写真はその1人前)です。

沖縄県産紅豚ロース(2㎜スライス・400g)を、有機たまねぎすりおろし(1/2個)、有機しょうがすりおろし(2かけ)、純米酒(大4)、メガシェフの無添加オイスターソース(大2)、有機しょうゆ(大2)、粗糖(甘糖太陽)(小2)を混ぜたたれによく絡ませて約15分おきます。

オールクラッドのフライパンにマルホンの太香ごま油(大2)を熱して、肉をタレごと広げ入れます。焼き色がついたら上下を返し、タレが全体に絡むように炒めて、せん切りの有機キャベツと一緒に器に盛ります。

フライパンに残ったタレに水(小2)で溶いた片栗粉(小1)を回し入れ、弱火で手早く混ぜ、とろみがついたらお肉にかけてできあがり。分量は私たちの2人前(写真はその1人前)です。

▶付け合せの有機ポテトサラダは、皮をむいた有機じゃがいも(3個)を4等分に切って鍋にいれ、かぶるくらいの水と粗糖(大1)を加えて、弱火で約10分ゆでます。ボールに取り出し、熱いうちにフォークで粗くつぶします。

縦薄切りにして約10分水気にさらした有機たまねぎ、5㎜の輪切りにして塩をふって5分置いてから水気を切った有機きゅうり、信州ハムのスライスベーコン(2枚)を2〜3㎝幅に切って炒めたもの、宮平乳業の低温殺菌牛乳(大1)、創健社の有精卵マヨネーズ(大4)、美濃有機純米酢(大1)、無添加練りからし(小1)をつぶした有機じゃがいもに混ぜて、伊平屋の塩夢寿美(えんむすび)の塩(適量)有機粗挽きこしょう(適量)で味を整えてできあがり。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

浦添市のコミュニティFM(FM21・76.8MHz.)で沖縄選出の参議院議員・島尻安伊子さんがホストするラジオ番組「あい子のチャレンジラジオ」、3月7日放送分のバックナンバーがアップされています。

http://www.stickam.jp/video/182416538

3月7日の放送(2月22日収録)にゲストとしてお招き頂き、1時間弱沖縄について、事業再生について、有機農業について、南西航空についてお話させて頂きました。

沖縄を人生の本拠とすることを心に決めてから10年になりますが、この地で起こった一連のできことを通じて、人生における優先順位が180度変わってしまい(あるいは、元に戻ったというべきでしょうか)、それまで持っていたものを文字通りすべて捨てさせられたような気がします。本当に大事なものを見つけるということは、それを探し求めるのではなく、余計なものを捨てるということなのだと、今では理解しているところです。

後半話題になっている南西航空の再生は、こちらもご参考頂けます。

http://www.trinityinc.jp/updated/?p=3145

ホスト:
参議院議員
島尻あい子

ゲスト:
沖縄大学人文学部国際コミュニケーション学科准教授
トリニティ株式会社 代表取締役社長
樋口耕太郎

【樋口耕太郎】

「おうちで中華」を楽しみたいなら、無添加オイスターソースの力を借りると
中華独特の複雑な味わいを出すことができて失敗がありません!
無投薬尾崎牛肉、有機じゃがいも、有機ピーマンの順に炒め合わせるだけの
手軽さです。味付けは無添加オイスターソースと有機醤油と日本酒を同量で。

【末金典子】


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宮﨑産の無投薬尾崎牛の切り落とし肉(300g)に、純米酒(小1)と伊平屋島の塩(少々)で下味をつけ、片栗粉(大1)をまぶし、オーサワの一番搾り菜種油(大1)を加えて混ぜます。

スイスダイヤモンドのソテーパンを熱し、中火で下味をつけたお肉を炒めます。肉の色が変わってきたら、皮をむいて千切りにし、水にさらしておいた有機じゃがいも(1個)を水気を切って入れます。じゃがいもに透明感が出てきたら、経たとたねを取って千切りにした有機ピーマン(8個)、有機しょうゆ(大1)、メガシェフの無添加オイスターソース(大1)、純米酒(大1)を加えて混ぜ、強火で炒め合わせてできあがり。

お肉、有機じゃがいも、有機ピーマンの順に炒めあわせるだけ。みんなが大好きな中華の定番ですが、シンプルな料理だけに、素材次第でできあがりがまるで違うのです。

▶付け合せの宮城農園のEM有精卵の溶き卵のスープは、無添加スープのだし、有機しょうゆ、有機粗挽きこしょうで簡単に味付けしました。これに美濃有機純米酢を加えると、ぐっとふくよかな味に仕上がります。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

お酢を酢の物ではなく煮物に使うと、酸味がまろやかになって
美味しいんですよ~。

【末金典子】


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▶有機だいこん(400g)を厚さ2㎝の輪切りにして、半分に切って皮をむいて面取りし、ラップをかけて電子レンジで3分加熱します。ル・クルーゼの鍋オーサワの一番搾り菜種油(大1)を熱して沖縄県産紅豚のスペアリブ(750g)を入れて、表面全体に焼き色をつけます。

鍋に、美濃有機純米酢(150ml)、有機しょうゆ(130ml)、純米酒(120ml)、粗糖(甘糖太陽)(大3)、水(250ml)、タカラの有機本みりん(大11/2)を加えて強火にかけ、煮立ったら有機だいこんを加えます。再び煮立ったら弱火にし、落としぶたをして約20分間煮込んでできあがり。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

卒業シーズンである。この春社会に飛び立つみんなに、私の(勝手な)キャリア論をお贈りしたいと思う。

先日東京で成功した沖縄出身の起業家の方とお話をした。社会人のキャリアはVSOPで積み上げるのだという。20代は馬力(Vitality)を発揮し、30代は専門性(Specialty)を磨き、40代は独自性(Originality)を発揮し、50代は人間性(Personality)で人の役に立つのだそうだ。

まったく同感だが、7年刻みの方が私にはより実感がある。沖縄に来て以来10年間、2万人の人たちと1.5万時間対話してきて感じたことは、生産性の高い人生を歩む人たちは、社会に出ててからおおよそ7年刻み、29歳、35歳、40歳が大きな転機になっているような気がするのだ。

*  *  *

Vitality: 29歳までは、与えられた環境で成果を出す時期。この時期あなたが社会に対して提供できる価値は、あなたの体力と時間くらいしかない。これを出し惜しむと、社会はあなたを相手にしなくなる。置かれた条件の善し悪しに悩む前にまず、死ぬほど働いてみるべきだろう。・・・この時期に若くして環境に文句を言う人は、残りの人生で迎える苦難をことごとく環境と人のせいにして人生を終える。

社会という異質な世界観に向き合わされ、それまでのちっぽけな常識が叩きのめされ、世界が問題だらけである事実に目を開かされるが、悩む前にまず、その矛盾だらけの社会のルールに則って、大きな成果を出すべきだろう。特に最初の3年間、与えられた環境に文句を言うのは、せめてトップになってからにするべきだ。

一見理不尽な環境や試練は、意味があって与えられている。こんなことに何の価値があるのかと失望したくなるかも知れないが、試練の本当の価値はそこで踏ん張って成果を出した後になってみなければ決して分らない。大丈夫、すべての試練はオーダーメードでやって来る。あなたが乗り越えられない試練は、決して与えられないようにできているのだ。

*  *  *

Specialty: 35歳までは、あなたにしかできない仕事を成し遂げる時期。特定の分野を徹底的に追求して、その分野の第一人者になろう。仕事のできる先輩や、憧れの人物をつかまえて、疑問点を片っ端から質問し、大いに恥をかきながら失敗をくり返し、関連する資料を徹底的に読み込み、実績を積み上げると、意外なくらいに早く頭角を現すことができる。特定分野の第一人者になることは、実は、それほど難しいことではない。よく言われることだが、大きな山の下の方は込み合っているが、少し登った上の方は驚くほど空いているものだ。

特定の分野で一目置かれる存在になるということは、その分野の発展に責任をもつ立場になるということだ。あなたの組織にとって、その分野の成功はあなた次第ということになる。これは、あなたが今まで与えられきた環境を、自分の手で変える時期に来ているという意味だ。29歳までに疑問を持っていた矛盾点、非効率な点、理不尽な点をあなたが自ら改善することで、本格的な付加価値を組織にもたらすことになる。

・・・逆に、与えられた環境に甘んじることを覚えると、残りの生涯も妥協しながら生きることになる。いずれにせよ、35歳が重要なボーダーで、この年までに、環境に妥協せず、自分の価値観を生きる覚悟を定めなければ、以後、発想の転換を伴う環境や分野では殆ど使い物にならない。

*  *  *

Originality: 40歳までは、自分の価値観で社会に挑戦する時期。ある人は独立部門を率い、ある人は新たな世界観を伴う革新的な手法で成果を上げる。世の中に存在しないものを生み出し、新しい組織を作り、収益に責任を持つようになる。

目先の収益を生むことよりも、その収益が生まれる本質的な理由を理解することが重要で、やがて現象の背後に存在する社会と経済と組織の本質に意識が向けられるようになる。目に見えないものを見つめるようになるため、目先の現象や結果やトラブルに一喜一憂しなくなる。その現象の中で、自分に何ができるのか、 真剣に考え、自分に向き合い、戦略的に生きるようになる。

この時期にあなたが生み出す最大の価値は、あなたが社会に示す独自の価値観だ。これまで世の中に存在しなかった、商品でも、働き方でも、組織のあり方で も、コスト管理の方法でも、サービスのあり方でも、市場の解釈の仕方でも、何でも構わないのだが、皆があなたの存在を知って、働きを見て、商品を手に取って、インスピレーションを受け、人生が少しでも変わるようなものだ。

・・・この時期に自分の価値観で「打って出る」ことを怖れると、残りの生涯、他人の価値観を生きることになる。

このタイミングで人生の折り返し地点を迎え、厄年と言われる3年間にかかり、これまでの生き方、考え方、働き方、人との接し方、人生の目標のあり方、仕事の価値などを、深く考えさせられる時期がやってくる。今まで積み上げてきた10のものの中から本当の価値のある1つを選んで、その他の9を捨てる必要が生じるかも知れない。捨てるということによって、生産性が飛躍的に向上するというパラドックスを経験するだろう。

*  *  *

Personality: そして、厄年が明けた43歳以降、本当に価値のあるものを選択し、社会に前人未到の価値観をつきつけ、独自の成果を実現する。あるものは変人、あるものは狂人、あるものは異端と呼ばれるが、社会を切り開くのは彼らである。

しかしながら、自分の生き方が定まったとしても、それが社会において本当の価値を生むためには、知識でも技術でも経験でも能力でも、まして資産でも地位でもなく、裸の人間性がものを言う。知性が、行動となり、習慣となり、血肉となって人格になる。自分が発する言葉のひとつひとつ、人への接し方の一瞬一瞬、心のありかたの数々が、自分と他人の人生に寄与するようになるためには、これまでとはまったく異質で、長く、深い心の筋トレが必要だ。

このような生き方の集大成が、早ければ50歳くらいから形になりはじめる。社会に寄与し、人の役に立ち、人生の意味が少し分りかけてきたような気になるのだ。

*  *  *

最後に、これらのすべてに必要なエネルギーは、100%食べるものから補給される。自分が口にするものをおろそかにしないように、食べるということを決して甘く見ないように。

健闘を祈ります。

【樋口耕太郎】

有機ごま入りころもでカリカリのおいしさに!
揚げものでガッツリ、エネルギーとスタミナを補給します。

【末金典子】


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宮崎県産無投薬刀根鶏むね肉を1.5㎝(3枚)のそぎ切りにして、純米酒(大2)、創健社の有精卵マヨネーズ(大2)、有機しょうがすりおろし(大1)、伊平屋の塩夢寿美(えんむすび)の塩(小1)をもみ込みます。同じお酒なら純米酒の方が美味しいと思うので、料理酒を買ったことはありません。わざわざ「料理酒」というジャンルが存在する意味が良く分からないです。鶏肉にマヨネーズをからめて揚げると、独特のさくさく感が出て美味しいのです。

ムソーの有機小麦粉(1カップ)、有機黒いりごま(大1)、伊平屋の塩(少々)を混ぜて、鶏肉にまぶします。オーサワの一番搾り菜種油オールクラッドのフライパンに2㎝ほど入れて中温に熱し、鶏肉を入れて上下を返しながら5分阿揚げてできあがり。器に盛って有機ベビーリーフを添えます。

▶私たちは食器も食事の重要な一部だと思っていますので、料理に合わせて毎回使用するお皿を変えています。今日のお皿はフィンランド製イッタラ社オリゴ。お食事と付け合せの色合いに合わせてみました。

【樋口耕太郎】

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づけにしたお刺身とゆで野菜で作るちらしです。
滋味深い国産あさりのうまみで、風味満点のおすまし汁と。

【末金典子】


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刺身の彩りちらし

美濃有機純米酢粗糖(甘糖太陽)伊平屋の塩夢寿美(えんむすび)の塩を混ぜた寿司酢を、ラップをせずに電子レンジで加熱して良く混ぜ、粗熱をとります。

へたとすじを取って斜め切りにした国産きぬさやと、皮をむいてせん切りにした有機にんじんを熱湯でさっと茹で、ざるにあげます。

バットにタカラの有機本みりん、有機しょうゆを入れて混ぜ、まぐろ、たこ、ホタテ貝柱の刺身を食べやすく切って漬けます。

ごはんはいつもの岐阜県下呂産「龍の瞳」(有機JAS)をハリオ製フタがガラスの炊飯鍋で炊いて、寿司酢を回しかけ、うちわで扇ぎながらしゃもじで切るように混ぜます。ごはんにつやが出たら器に盛り、刺身、きぬやさや、有機にんじんを彩りよくならべてできあがり。

あさりのすまし汁

砂出しした熊本産のあさりを流水で殻をこすりあわせて洗い、ざるに上げます。鍋に水、あさり、純米酒を入れて中火にかけます。煮立ったら弱火にしてあさりの口が開くまで煮ます。塩少々を加えて味を整え、長さ2㎝に切った三つ葉を散らしてできあがり。

あさりを煮て、少しのお酒と塩で味付けしただけですが、あさりの旨味がたっぷり出ますので、だしなしで上品な味に仕上がります。

【樋口耕太郎】

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なぞなぞをひとつ。

ある島には、常に真実を語る修行僧と、常に噓をつく詐欺師しかいない。あなたは重要な分岐点に立っており、一方は成功へ、一方は破綻へとつながっている。 そこにふたりの男が現れた。一方は修行僧、もう一方は詐欺師だが、どちらがどちらかは分らない。どちらの道を選択するべきか、あなたは一回だけ質問ができる。あなたは何と問うだろう?

実は、私たちの人生は、まさにこのような状況そのものだ。私たちが直面する様々な問題を解決するためには、真実と噓を見分けなければならないのだが、その難しさは、

①「真実を生きる人」と「噓を生きる人」が社会に混在していて、両者はほとんど見分けがつかないこと
②噓はあらゆる方法によって隠されていること
③しばしば、噓をついている本人が自分の噓を忘れていること
④したがって、単に噓を明らかにすると、大きなトラブルになり得ること

という現状にある。

これは、クレタ人のパラドックス、または、エピメニデスのパラドックスと呼ばれてよく知られている。クレタ島出身の哲学者クノッソスのエピメニデス(紀元前600年ごろ)は、次のような金言を残した。

「クレタ人はみなうそつきである」

この文は真だろうか。偽だろうか。

仮に、エピメニデスが言うように、「クレタ人はみな噓つきである」とすると、この言葉を発したエピメニデス自身もクレタ人であるため、「クレタ人はみな噓つきである」という彼の言葉そのものが噓になる。つまり、クレタ人は正直だということになり、論理が破綻するのだ。

さて、「クレタ人はみなうそつきである」と発言をしたのは、常に真実を語る修行僧だろうか?それとも、常に噓をつく詐欺師だろうか?そもそもこの人物はクレタ人だろうか?それとも、外国人だろうか?この人物が、あなたの従業員だったら、友人だったら、上司だったら、配偶者だったら、あなたはどのように接するだろう?そして、どのようにして人間関係の真実にたどり着くだろう?

このクレタ人のパラドックには、いくつかの回答パターンが存在するが、私の答は、そもそもこの人物が嘘つきかどうかということを見極めることをやめて、まず、「あなたが一番したいことは何ですか?」と聞くことにしている。そして、その人の望むことを、自分のできる範囲で、そして、ここがミソなのだが、できる限りの力で、全力で、サポートするのだ。

常に真実を語る修行僧だった場合、私は彼の夢の実現に、リアルに手助けができる。そして、常に噓をつく詐欺師だった場合、その人物が「望む」と口で言ったこと、しかし、本心からはまったく望まないことを、猛烈なパワーで手助けすることになる。結局、相手がどんな人物であれ、同じように接することが答えだと言うのが私の考えだ。

【樋口耕太郎】

昨日は麗王を営んで19年経った日でもあり、ホワイトデーでした。
今日あらためておうちごはんでゆっくりほっこり過ごすことにいたします。

素材の持ち味を楽しむことができる、シンプルなおかずサラダの主菜です。
有機キャベツは焼き目がつくまで火を通し、甘みを立たせます。
香ばしく焼いた主菜には、ほっこり味の有機みそ汁を合わせて。

【末金典子】


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▶有機キャベツは芯をつけたまま4等分の櫛形に切り、バラバラにならないように竹櫛を刺します。オールクラッドのフライパンオーサワの一番搾り菜種油を熱し、縦4つに切った有機にんにく、沖縄県産紅豚の肩ロース4㎜スライスを入れて、お肉がカリッとするまで焼いて取り出します。

オーサワの一番搾り菜種油を熱して有機キャベツを入れ、両面に焼き色をつけた後、フタをして弱火で3分ほど蒸し焼きにします。お肉をもどして、伊平屋島の塩有機粗挽きこしょうをふり、美濃有機純米酢をふって器に盛ります。

塩、こしょう、酢だけの非常にシンプルな味付けですが、素材のよさが引き立って、とても美味しく頂きました。特に最後にふる酢は、全体の味をふくよかにして、とても食べやすくする効果があります。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

今日は麗王での樋口の次世代金融講座上級の方々の懇親会。
自然農法しょうが、有機にんにくともに相性のいい無投薬刀根鶏と合わせて、
食欲をそそる香りとお味で、ガッツリと召し上がっていただきます。
風味のいいたれがたっぷりと、無投薬刀根鶏の揚げどりにジュワーッとしみて
美味しいんですよ~。

【末金典子】


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▶私たちが強くお勧めする★★★のお料理は、レシピを省略せずにご紹介することにしています。材料は私たちの2人前の分量(恐らく普通の人が食べる倍の量)なのですが、よい素材に妥協せずに作った料理はおいしくたくさん食べられ、不思議なことに太りません。

今日は次世代金融講座(上級講座)の懇親会。これまで20人分を超える料理を作ることもありましたので、ガスコンロだけでは火力が足りず、以前はIHの電気コンロも併用していました。比べてみるとはっきりするのですが、同じ分量、同じ材料、同じレシピを、同じタイミングで料理すると、何度試してもIHのコンロで作った料理はどこかべたついた感じで水っぽく、ガスコンロで作った料理ほどは美味しくし上がらないのです。

科学的な理屈は分りませんが、文学的に?表現すれば、IHは扉のない電子レンジのようなものではないのでしょうか?分子を電気的に揺さぶって加熱するときに、素材の細胞も壊してしまうのではないかと勝手に想像しています。電器メーカーがどれほど宣伝しようと、美味しくないものに納得はできません。そんな訳で、私たちはいまはもっぱらガスコンロ派です。本当は薪で料理をすると、もっと美味しいのだろうと思います。野外炊飯が美味しく感じるのは本当に美味しくできているからなのでしょう。

宮崎県産無投薬刀根鶏もも肉(大2枚約600g)の余計な油を包丁でとり除いてから下味にもみ込みます。

下味: 有機しょうがすりおろし(小2)
有機にんにくすりおろし(小2)
純米酒(大2)
有機しょうゆ(大2)

有機レタス(4枚程度)は一口大に手でちぎって冷水につけ、ぱりっとさせて水気をよく切ります。

フライパンで約170度の中温に熱したオーサワの一番搾り菜種油に、下味に漬けた鶏肉の汁気を切り、片栗粉を薄くまぶして入れます。こんがり揚げ色がついてカリッとしたらできあがり。

器にレタスを盛り、お肉をのせて、香味だれをかけて頂きます。オリジナルのレシピは一口大に切ってから揚げるとのことでしたが、私たちは一枚肉のまま揚げて、お皿でナイフで切りながら頂きます。その方がお肉のジューシーさがより楽しめると思うのです。

香味だれ: 有機長ねぎのみじん切り(大2)
有機しょうがのみじん切り(小2)
有機にんにくのみじん切り(小2)
粗糖(甘糖太陽)(大2)
有機しょうゆ(大2)
美濃有機純米酢(大2)
ミネラルウォーター(大2)
マルホンの太香ごま油(大1)

【樋口耕太郎】

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ナチュラルビーフと紅豚合挽き肉のハンバーグを、有機とんかつソースと
有機ケチャップと粗糖としめじのたっぷりソースで煮込みます。

【末金典子】


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▶私たちがお勧めする★★★のお料理は、レシピを省略せずにご紹介することにしています。材料は私たちの2人前の分量(恐らく普通の人が食べる倍の量)なのですが、よい素材に妥協せずに作った料理はおいしくたくさん食べられ、不思議なことに太りません。この量を人にお出しすると、はじめはほとんどの人が「食べきれない」とおっしゃるのですが、結局残される方はほどんどいらっしゃいません。

念のために、大は大さじ(15cc)、小は小さじ(5cc)の意味です。

▶ボウルに、有機たまねぎのみじん切り(1/2個)、ニュージーランド産のオーシャンビーフ沖縄県産紅豚をフードプロセッサーでミンチにした合い挽き肉(400g)、岩手県産南部小麦で作った無添加パン粉(大4)、宮城農園のEM有精卵(1)、宮平乳業の低温殺菌牛乳(大4)、伊平屋の塩夢寿美(えんむすび)の塩(少々)、有機粗挽きこしょう(少々)、ナツメグ(少々)を入れてよく練ります。

ハンバーグは、豚肉と牛肉の合い挽き肉で作ることが一般的ですが、市販のミンチ肉は油身が多く(特に豚肉)、どのような肉から作られているのか不安でもありますので、安価な細切れ肉や角切り肉をフードプロセッサーでミンチして使うことがあります。オーシャンビーフはミンチ用に取り寄せて冷凍しておいたステーキ角切り肉を解凍して使いました。

パン粉、牛乳、卵、塩、こしょうなど、「見えない素材」を丁寧に選ぶと、最終的な仕上がりがまるで違います。特にパン粉はスーパーで一般に販売されているものは添加物が入っていることが多くお勧めできません。国内産小麦のパンから作られた無添加のものをお勧めします。沖縄のスーパーでは販売しているのを見たことがないので、私たちはいつもオイシックス経由で取り寄せます。

ハンバーグのたねを2等分し、右手と左手で投げあって空気を抜いて成形します。オールクラッドのフライパンにオーサワの一番搾り菜種油を熱し、両面をこんがり焼きます。有機赤ワインを入れてフタをして弱火で2分焼きます。

いしづきを切って小分けにしたしめじと、ソース(有機トンカツソース(大4)、デルモンテ有機トマトケチャップ(大4)、粗糖(小4)、ミネラルウォーター(100cc))を入れ、フタをして弱火でさらに2分煮込みます。

器に盛って、有機プチトマト(8個)と有機レタス(少々)を添えてできあがり。

▶今日の飲み物はミネラルウォーター。私たちは、もっとも硬い(硬水)と言われているコントレックスを愛飲しています。ミネラル分を多く含んでいる硬水は確かに飲みにくいのですが、馴れてくると軟水の方がなんだか味気なく感じるくらいです。

【樋口耕太郎】

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なすをしっかり焼きつけると、菜種油がなじんでおいしくなりますよ~。
ピーマンでビタミンCを補給します。

【末金典子】


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オールクラッドのフライパンにオーサワの一番搾り菜種油を熱し、一口大に切った有機なすが色がつくまで焼いていったん取り出します。沖縄県産紅豚の肩ロース2㎜スライスを炒めて、有機なすを戻し入れ、一口大の乱切りにした有機ピーマンを入れ、油がなじんだら、有機おろしにんにく、チョーコーの有機麦味噌粗糖(甘糖太陽)、有機しょうゆ、オーサワの一番搾り菜種油を加えて炒めあわせてできあがり。

▶私の好みは、豚肉のスライスを焼くときに、一枚一枚広げて焼きつけること。お肉が丸まらずひらひらして良い食感に仕上がります。

【樋口耕太郎】

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有機にんにく、自然農法しょうが風味のたれに漬け込んで焼きます。

【末金典子】


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宮崎県産無投薬刀根鶏むね肉をフォークで数カ所刺してから、おろし有機にんにく、おろし有機しょうが、有機しょうゆ、純米酒、タカラの有機本みりんマルホンの太香ごま油、はちみつを混ぜた漬け汁に10分(お好みで30分でも)浸します。

▶鶏肉に片栗粉をしっかりまぶしつけ、フライパンで180度に熱したオーサワの一番搾り菜種油に入れて両面を3分ずつ揚げや気にします。

宮城農園のEM有精卵のゆで卵を粗みじん切りにして、葉を摘んでみじん切りにしたみつば、5㎜に切ったみつばの茎、有機たまねぎのみじん切り、アメニティグループの手作りマヨネーズ、粗糖(甘糖太陽)伊平屋島の塩有機粗挽きこしょうと一緒に混ぜて、和風タルタルソースを作ります。これを油で揚げた鶏肉にかけて頂きます。

【樋口耕太郎】

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極太オーガニックスパゲッティで作る、もっちり食感のナポリタンです。

【末金典子】


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▶今思えば噓のようですが、だいたいバブル期以前くらいまで、日本の飲食店でスパゲティといえばミートソースかナポリタンの2種類しかないことがほとんどだったと思います。ナポリタンスパゲティといえば、ケチャップと安価な赤い色のウインナーや魚肉ソーセージ(どれも添加物でいっぱいです)でつくられる安っぽいメニューというイメージがあって、私はたいして好きなメニューではなかったのですが、今晩のメニューはその常識を超えるものです。

1.9mmのディチェコの有機スパゲティを茹でて、湯を切り、ボウルに移してアメニティグループの手作りマヨネーズ、美濃有機純米酢をあえます。このナポリタンは、太目のパスタ(レシピでは2mmの指定でした)を使用するのが重要なポイントだと思います。茹でた後でマヨネーズと酢を合えると太めのパスタがさらにもっちりして、食感がぐっと良くなります。

オールクラッドのフライパンフレスコバルディ・ラウデミオ・エキストラバージンオリーブオイルを熱し、薄切り有機たまねぎ、薄切りマッシュルーム、さんだかんの無添加ソーセージ(1㎝幅斜め切り)、グリーンマークの無塩析ベーコン(2㎝幅)、有機ピーマン(横5㎜幅)を順に加えて炒め、先に茹でたスパゲティを合わせます。

▶小鍋にフレスコバルディ・ラウデミオ・エキストラバージンオリーブオイルを熱し、おろし有機にんにく、有機ホールトマトを缶汁ごと加え、へらでつぶしながら火にかけ、なじんできたらデルモンテ有機トマトケチャップカゴメ有機ウスターソースを加えてまぜ、先のスパゲティに加えます。オリーブ油を比較的多めに使いますので、油の質の善し悪しは全体の味に大きく影響します。良い油はたくさんとっても太りません。ダイエットのためには、油の量を減らすよりも、質を上げる方が効果的だというのが私の見解です。

▶バターを加えて全体によくからめてできあがり。器に盛ってクラフトの粉チーズをかけます。

【樋口耕太郎】

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日曜日はゆっくりお料理できるのでちょっとごちそうモードで。
天然ぶりは照り焼きを有機ガーリック風味にして洋食風に仕立てました。
洋食やさんみたいなロースト卵やお野菜のつけ合わせで
おうち外食気分アップ!

【末金典子】


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オールクラッドのフライパンオーサワの一番搾り菜種油を熱し、スライスした有機にんにくを炒め、香りが出てきたら天然ぶりの切り身を入れて両面をこんがり焼きます。

有機しょうゆ、純米酒、タカラの有機本みりんを加えて、煮からめてできあがり。砂糖とは違うみりんの甘みがほんのりと優しい一品です。

宮城農園のEM有精卵ローストゆで卵は、半分に切ったゆでたまごに、牧港コープで入手したアメニティグループの手作りマヨネーズをのせ、オーブントースターでこんがり焼いて、パプリカパウダーと有機パセリのみじん切りをふるだけ。

▶有機じゃがいものポタージュは、無添加コンソメ無添加フライドオニオン宮平乳業の低温殺菌牛乳に、電子レンジで加熱した1㎝角切り有機ポテトを加えて、伊平屋の塩夢寿美(えんむすび)の塩で味を整えてできあがり。最後に有機パセリのみじん切りを散らします。

【樋口耕太郎】

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今日の夜は樋口の次世代金融講座がある日なので早めの夕食となるため
味のしみたこうばし麺が絶品の焼きそばと高菜ごはんをいただきます。

【末金典子】


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▶中華蒸し麺には油が付いていますので、さっと水洗いして臭みをとった後、ペーパータオルで水気を拭いて、純米酒、有機しょうゆをふって馴染ませます。スイスダイヤモンドのソテーパンオーサワの一番搾り菜種油を熱し、中華麺を広げて入れて、へらで抑えながらこんがり焼き色がつくまで焼いて上下を返します。

いったん麺を取り出して、再び菜種油を熱してから、伊平屋島の塩有機粗挽きこしょうをふった沖縄県産紅豚の肩ロース(2㎜スライス)を炒め、肉の色が変わったら、有機キャベツ、有機たまねぎ(1㎝幅のくし形切り)を純に加えて炒めます。

中華麺を戻し入れ、純米酒、有機しょうゆ、カゴメ有機ウスターソースメガシェフの無添加オイスターソース、伊平屋の塩、有機粗挽きこしょう、を混ぜたソースを麺にかけ、ほぐしながらからめます。もやしを加えてできあがり。

器に盛ってから、削り鰹節、青のり、創健社の無添加紅しょうがを添えて、最後に宮城農園のEM有精卵の黄身を落として頂きます。

▶紅しょうがは、麺類には欠かせない薬味ですが、スーパーに置いてあるものは添加物の盛り合わせのような状態です。たとえば、本来の紅しょうがが赤く色づくのは一緒に漬けるシソの葉の色素が移るからですが、ほとんどの「紅しょうが」はコストを下げるために、タール系の赤色102号などの合成着色料が添加されています。ちなみに、赤色102号はベルギー、カナダ、アメリカなどでは食品への使用が禁止されています。合成着色料の赤色はすぐ分ります。一般的なおきなわそば屋さんで出される紅しょうがは、十中八九このようなものだと思います。創健社の紅しょうがは、国内産しょうがを国内産特別栽培の梅から作った梅酢で丁寧に漬け込んであり、原料は高知県産しょうが、奈良、和歌山、三重県産の特別栽培梅、和歌山県産しそ、沖縄県産食塩のみです。北谷町のグリーンリーフで入手できます。

【樋口耕太郎】

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無投薬刀根鶏のもも肉を食べやすくそぎ切りにしたしょうが焼きです。
お肉はこんがりと焼き色がつくまで焼き、おろししょうがと有機醤油と
有機みりんと日本酒を合わせた黒酢だれを加えて煮からめると、
コクのある仕上がりになりますよ~。

【末金典子】


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▶1.5㎝のそぎ切りにした宮崎県産無投薬刀根鶏もも肉を、エキストラバージンオリーブオイルをしいたオールクラッドのフライパンでこんがり焼きます。有機おろししょうが、有機しょうゆ、タカラの有機本みりん、純米酒、内堀醸造の臨醐山黒酢を混ぜた黒酢だれを加えて、汁が少なくなるまで煮からめてできあがり。

黒酢料理は、食材がふっくらと仕上がり独特な味わいがありますが、やはり品質次第だと思います。

【樋口耕太郎】

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炊きたての白いご飯、とくれば、やっぱり汁だくのおかずでしょう?
とろける有機じゃがいもをご飯にお汁ごとかけたいおいしさです!

【末金典子】


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▶人気料理研究家コウケンテツさんのレシピです。家庭料理の定番肉じゃがに有機にんにく、有機しょうがを加えると韓国風に仕上がりますので、妻家房のキムチを添えました。飲み物はもちろん無添加のとうもろこし茶です。

宮﨑産の無投薬尾崎牛の切り落とし肉をボウルに入れて、おろし有機にんにく、おろし有機しょうが、純米酒、有機しょうゆ、粗糖(甘糖太陽)にからめます。スイスダイヤモンドのソテーパンマルホンの太香ごま油をしいて上の牛肉を汁気を切って入れ、有機たまねぎ(1㎝幅くし形切り)、有機じゃがいも(1.5㎝輪切り)を加えてさっと炒めます。肉の色が変わったら、ボウルに残ったたれと水を加えて15分煮てできあがり。器にもって有機万能ねぎ(小口切り)、宮城農園のEM有精卵の黄身を落とします。

▶食器は、スウェーデン製のホガナスのケラミックのスーププレート(カカオ)です。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

今日は女の子の健やかな成長と幸せを願う桃のお節句・ひな祭り。
古式ゆかしいごちそうの数々を食べれば、穢れ払いにもなるそうなので
我が家では毎年手作りして、お雛さまを飾り、いただいています。

はまぐりは必ず左右が同じ大きさで、まだら模様が合致するものはふたつと
ありません。つまり、はまぐりがピッタリ合わさる組み合わせはただひとつなのです。
そこから女性の貞操のシンボルとされてきました。
同時に、はまぐりのように和合して、仲のよい夫婦になるように、という願いも
込められています。
さらに、はまぐりは古くから魔除けにも用いられてきました。
今年は出雲の桜そばと一緒にいただきます。

お酒は古来より神事に欠かせないもので、白いお酒の色が身中の穢れを
祓い、心身を清めると言われています。

もともと菜の花は、桃のお節句に故人を招くために活けられたもの。
おひたしなどにして食べる時は感謝を捧げ、残してはいけないとされています。

【末金典子】


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▶毎年ひな祭りに作るちらし寿司も作るたびに工夫が加わります。龍の瞳のごはんに、ニューカレドニア産の「天使の海老」、北海道産無添加いくらを取り寄せて、さらにグレードがアップしました。

▶今年ははまぐりのお吸い物にかえて、春らしい桜そばに千葉県産のはまぐりを添えました。ひな祭りに欠かせないはまぐりはサンエーハンビータウンで購入。この時期だということもあり1つ300円以上しましたが、こんな立派なはまぐりはあまりみたことがありません。国内産の桜の葉を使用して優しい香りのする桜そばは、五代目本田屋製のものをオイシックス経由で取り寄せました。

▶わさび風味の菜の花のおひたしは、だし汁と薄口しょうゆとわさびのすりおろしで味を付けたもの。

▶甘酒は、酒粕から作ろうと思いましたが、サンエーハンビータウンのものは醸造アルコールが含まれていたので、瓶入を探したところ、国盛の酒蔵の甘酒をみつけました。

▶桜餅は新潟県魚沼産のもち米で製造したゆのたに社製の無添加のものを、やはりオイシックス経由で取り寄せました。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

少~しですがなにやら春の香りがしてまいりましたね~。
寒い2月もお元気に乗り切られたことと存じます。

私は滅多にテレビを観ることはないのですが、
随分前に、観たかった番組が終わってなんとなくテレビをそのまま
観続けていた時のこと。
何の番組だったかもう忘れましたが芸能人の出産を伝えていました。
夫妻の結婚式から始まって、妊娠中に海辺でたたずむシーンも盛り込んだ
ストーリー仕立てです。二人が迎えた生まれたばかりの赤ちゃんは可愛くて、
それはそれで微笑ましいものでしたが、「出産」が、そこにいたるプロセスも
含めて、いよいよ「究極の商品」になってきた、とも思うことができるような
内容でもありました。

今、モノがあまり売れていないそうです。
だから、「こどもの誕生」とか、その前段階の「恋愛」とか「結婚」とか、
ベタなプライバシーを夢仕立てのストーリーにしないと、広告で成り立っている
マスメディアももたないと言われています。
でも、人間の営みって、商品なのでしょうか。

もう他界した私の大正生まれのお祖母ちゃんの姉は、戦前の
「産めよ殖やせよ」時代の、大家族の長姉に生まれた人でした。
母親を早くに亡くした一家には、この大叔母の下に5人の弟妹がいて
(私のお祖母ちゃんもその一人)、彼女はごく当然のように
母親代わりとなって、生涯を独身で過ごしました。
沖縄でもこういう話を幾度か聞いたことがあります。

小さかった私の記憶に残っているのは、予告もなく、さぁ~と家にやってきて、
ジュースやらお菓子やら、食べ物やらお小遣いやらを置いて、また、さぁ~と
出かけていく姿です。「お茶でも」と引き留めても、腰もおろしません。
「次があるから」と、豆タンクのような体で、それぞれ家庭を持った弟妹達の家を、
順番に回っていくのです。

そのいつも明るい大叔母は、ほっぺたがりんごのようにつやつやとしていました。
気ままで、ちょっと自分勝手なところもある人だったので、その明るさは、
ムリして、とか、強がって、とかいうのではなかったようです。
いつも健康で、大正生まれらしくとてもモダンな人でもあり、海外旅行にだって
出かけていました。弟妹達にはいつも「私はいつも幸せやわ~」と楽しそうに
笑って言っていたそうです。

大叔母の好奇心の発露は、一人で出かける旅にありました。
そして、小さな旅を予定していた朝に、ぽっくりと亡くなりました。
傍らには、簡単な支度をまとめた旅行かばんがあったそうです。

大叔母の人生には、結婚、出産はおろか、恋愛なんていうものの欠片も
なかったように聞いています。マスメディアからの情報も、世の中の流行も、
まったく縁がありませんでした。でも、いつも元気で幸せな女性だったのです。

マスメディアと、それから新たに登場したネットメディアは、今日も毎瞬間、
「人生を充実させましょう」「そのためにこれをしましょう」と、
さまざまなメッセージを送ってきます。さすが商売だけあって、
「あなたの人生にはこれが欠けています」というメッセージを送られると、
つい惑わされそうになりますが、でも、それらはしょせん他人の欲望なのです。
だから、そういうものは、いったん、すべて無視したいものです。
普通に生まれて、普通に生きて、普通に楽しい。
そういう人生が、私達にはあらかじめ約束されていると思うのです。

明日は桃のお節句、おひな祭り。
女性の生き方や幸せについて想いを馳せたことでした。
いえ、男性も同じことかもしれませんね。
あなたにはあなただけの幸せが必ず用意されているはずです。
そのあなただけの幸せを、どうぞゆっくり、じっくりと生きてくださいね。

明日は麗王で、有機酒かすから作った手作りの白酒や、桜餅、
天使のえびと無添加いくらの手作り海鮮ちらしずし、無添加ひなあられ、
菜の花のおひたしなどで古式ゆかしくお祝いしようと思っています。
あなたもどうぞ御一緒くださいね。

【末金典子】

東南アジアの蒸し鶏ご飯を、土鍋で炊いてみました。
無投薬刀根鶏を一緒に炊くから、ご飯ももっちり、おいしさもアップします。
本場では蒸し汁で炊くご飯を、有機ジャスミンティーにチェンジし、
風味のよいご飯に仕上げます。

【末金典子】


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▶昨年末からスタートした【今日なに食べた?】シリーズは既に55回目。そのうち★★★は今回のタイ風蒸し鶏ごはんで8つ目です。毎日の料理のレシピは、多くの候補の中から写真と材料と料理方法と料理人をみて、私たちが「おいしそう!」「食べてみたい!」と思うものを選んでいますが、実際に作ってみるまではほんとうの価値は分らないものです。★★★料理は私たちが実際に作って、食べて、楽しんで、特に美味しいと思っただけでなく、ぜひ誰か他の人にご馳走したいと感じるレシピであることを基準にしています。『次世代金融講座』でも、いつも私たちの手料理で懇親会を開催するのですが、いつも★★★メニューの中から選別しているのです。

▶私たちが強くお勧めする★★★のお料理は、レシピを省略せずにご紹介することにします。材料は私たちの2人前の分量(恐らく普通の人が食べる倍の量)です。

宮崎県産無投薬刀根鶏もも肉(400g)に、伊平屋島の塩(小1強)、有機ブラック・ペッパー(パウダー)(適量)、有機にんにくすりおろし(小1/3)をもみ込みます。
ハリオの土鍋に、磨いだ龍の瞳(2合)を入れて、有機しょうが(10g)の千切りと①をのせ、有機ジャスミン茶(360cc)を入れて炊きます。
③小鍋に有機しょうゆ(大2)、メガシェフの無添加オイスターソース(大1)、粗糖(甘糖太陽)(大1)、水(大3)を入れて火にかけます。ひと煮立ちしたら、片栗粉(小1/2)を水(小1/2)で溶いてから混ぜ、とろみをつけます。
④ボウルに、有機きゅうりの長め乱切り(1/2本)、ヘタを除いて半分にカットした有機ミニトマト(6個)、手で一口大にちぎった有機レタス(1枚)、ざく切りにした香菜(2、3株)、伊平屋島の塩(適量)、有機レモン果汁(適量)を入れ、軽く混ぜます。
⑤②が炊きあがったら、鶏肉を取り出し、食べやすい大きさに切ります。器にごはんを盛り、鶏肉をのせ、④を盛り合わせます。③のタレを鶏肉にかけてできあがり。

▶私が考える料理のポイントは、鶏肉の皮下脂肪をキチンと取り除くこと(食感と食後感がずいぶん違います)、可能であればぜひ土鍋で炊いて頂きたいこと、有機ジャスミン茶はペットボトルではなく煮だしにこだわって頂きたいこと(ペットボトルのお茶にはアスコルビン酸が添加されていて、煮だしのお茶とは味がまったく違います)、炊き込み料理でもごはんの質に妥協しないこと、付け合せ(サラダ)の材料の組み合わせをできるだけ自己流にしないこと、でしょうか。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

2月27日は私の50歳の誕生日でした。人生の節目の誕生日にメッセージを下さった方々に、「生まれてくる」ということについて、私からお返しのメッセージを差し上げたいと思います。私たちは誰でも、愛の天才として生を受けます。誰の誕生日であっても、そのことをお祝いする日ではないかと思うのです。 ほんとうにありがとうございました。

*   *   *

私に子供が生まれたとき、なぜこれほど子供に愛情を感じるのか、とても不思議に思った。いろんな人に聞いてみたが、納得できる答えは得られなかった。その理由を7年間考え続けて、自分なりの答えが見つかった。

確かに自分は子供を愛しているのだけれど、それは、そもそも、「子供が親を無償に愛しているからなのだ」、というのがそのときの結論だ。

子供は、親がダメ社員でも、失業中でも、嘘つきでも、犯罪者でも、それどころか、自分が虐待されていても、親をかばい、思いやり、無心で愛する存在である。私たちが一生の間、これほどの愛情を受けることは、実の親からも、配偶者からも、その他の誰からも、殆どあり得ないことだろう。・・・親の愛は決して無償ではない。一般的な子供にとって、愛が条件付であると学ぶのは、自分の親からである。

この世に生を受けたほとんどすべての人にとって、人生でもっとも大切なものは、自分に向けられる無償の愛だとすると、その無償の愛を経験することができるのは、生まれてから3歳くらいまでの期間、子供からの愛のみではないか。私たちの一生で、無償の愛を受ける機会は、この時しかないのである。

子供のために自分の命を投げ出すことができる親は少なくないが、親が子供のために命を賭けるのは、自分が子供を愛しているからというよりも、それ以上に愛されているから、ということはないだろうか?人が本当に大切なもののために命を賭けるのは、太古の歴史から何度も繰り返されてきた一般的な現象である。 自分にとって人生で最も大切な、無償の愛のためであれば、命を引き換えにするのは当然だろう。一方で、子供が親のために命を賭ける話はそれほど聞かない。 それは、やはり、子供の愛が親の愛を遥かに上回っているということではないだろうか?

私は、人は誰でも、生まれてからの3年間で、一生分の親孝行を終了しているのだと思う。人の親にとって、後にも先にも得ることができない究極の愛を、3年以上もの長期間、絶え間なく、惜しみなく注いだのだから。

子供は親に恩返しをするべきだという考え方が一般的かも知れないが、私は、親こそが一生かけて子供に恩返しをするべきではないかと思う。

夫婦の間に愛がなくなっても、子供のために仮面夫婦を続ける親は少なくない。離婚の際に子供を取り合って、血みどろの争いになることもある。両親はそれぞれ、自分こそが子供を養育するのに相応しいと考えるが、現実は、子供の愛を取り合っているに過ぎない。愛しているのは子供であって、親は子供からの無償の愛に執着しているのだ。

このように考えるようになってから、私は、世界がまったく違って見えるような気がした。

世の中には、親不孝な子供だと、自分を責め続けている人は少なくない。自分らしく、一人の人生を歩みながらも、親に対して冷たい自分に苦しんでいる人がいる。反対に、親に対する義務感でがんじがらめになって自分を見失いかけている人もいる。

自分の子供に心からの愛情を感じることができなくて、深く傷ついている親も多くいる。十分な手助けが得られない現代社会で子育てに奮闘する中、愛しているはずの子供に対して、ときには強い怒りを感じ、そんな自分を責めている親もいる。自分が愛情の薄い親だと悩んでいる人が、誰にも相談できずに苦しんでいる。離婚に際して、子供を捨てた親だという社会からのレッテルに深く傷ついている人もいる。

でも、人は誰でも、愛の天才として生まれてきているのだ。すべての人は、この世に生を受けてから3歳までの間に、一生分の親孝行を終了している。親を愛せなくても自分を責める必要はないし、親も子供を愛せないからと悩むことはない。そのように考えることができるのであれば、どれだけの人の心が救われるだ ろう。

年に一回の誕生日は、自分が愛の天才であることを思い返す日にしよう。それはきっと、誰かのためになるから。

【樋口耕太郎】

ふんわりハンバーグにきくらげを混ぜ込み、食感豊かな一品に仕立てます。
青梗菜はいったん取り出してシャキッと仕上げます。

【末金典子】


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沖縄県産紅豚ニュージーランド産のオーシャンビーフをフードプロセッサーでミンチした合い挽き肉、有機たまねぎのみじん切り、きくらげのみじん切り、岩手県産南部小麦で作った無添加パン粉、有機しょうがすり下ろし、伊平屋島の塩有機粗挽きこしょうをよく練り混ぜ、オーサワの一番搾り菜種油をしいたフライパンで焼いていったん取り出します。

3㎝四方に切った沖縄県産有機キャベツを同じフライパンに入れて炒め、油が回ったところでミニバーグを戻し入れ、水、純米酒、有機しょうゆ、粗糖(甘糖太陽)無添加スープのもとを加えて、弱火で10分間煮て器に盛ります。

残ったスープに水溶き片栗粉を混ぜてとろみをつけ、器に盛ったミニバーグと有機キャベツにかけて出来上がり。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。