今日の夜は樋口の次世代金融講座がある日で、早めのお夕食となるため
何にのせてもご飯が進む万能肉みそおうどんとスープとおにぎりで軽食風に。

【末金典子】


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▶国産小麦の冷凍うどんをゆでて皿に盛り、千切りにしたきゅうりとパプリカ(赤・黄)、肉みそをのせて、有機白いりごまをふってできあがり。

▶万能肉みそは、オールクラッドのフライパンオーサワの国産菜種油をしいて、みじん切りにした有機にんにく、沖縄県産紅豚ひき肉、ユウキ食品の無添加甜麺醤、有機しょうゆを混ぜて炒め、伊平屋島の塩少々で味を整えてできあがり。ごはんにのせても、美味しいです。

▶お皿はアスティエ・ド・ヴィラットのロビンソンを合わせてみました。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

27日は樋口の50歳という大台に乗る誕生日。
どんなメニューにしようかなといろいろ考えましたが、
揚げ物好きな我が家らしく今日はカツレツで。
無投薬刀根鶏むね肉をめん棒でごく薄くなるまで百たたきしてのばすと、
お肉がやわらかくなり、外はサクサク、中はふんわりのカツレツに。

【末金典子】


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宮崎県産無投薬刀根鶏むね肉の厚みに切り目を入れて開き、大きめのラップに挟んでめん棒で叩いて薄く大きく伸ばします。むね肉に伊平屋の塩夢寿美(えんむすび)の塩有機粗挽きこしょうをふって、ムソーの有機小麦粉、溶いた宮城農園のEM有精卵岩手県産南部小麦で作った無添加パン粉を両手でこすりあわせて細かくしクラフトの粉チーズをまぜたチーズパン粉、の順にころもをつけます。オーサワの一番搾り菜種油で揚げるとできあがり。

▶ソースは、バター、デルモンテ有機トマトケチャップカゴメ有機ウスターソースを混ぜてつくります。

▶飲み物は、ムソーの有機ストレート100%りんごジュースをナチュラル・ミネラル・炭酸水ゲロルシュタイナーで割ったもの。

ディナープレートル・クルーゼ。たっぷり添えたクレソンに濃いめのブラウンを合わせてみました。本日は南部に出向く用事があったので、クレソンは糸満市のファーマーズマーケットで購入。JAが経営するこのお店に有機野菜はほとんどおいていませんが、野菜の品揃えは沖縄で一番だと思います。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

味のしみたまぐろが濃厚でさらにおいしいですよ~!

【末金典子】


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ハリオの土鍋で炊いた龍の瞳(2合)をどんぶりによそって、有機新たまねぎの縦薄切り(1/4)、一口大にちぎったサニーレタス(大2枚)を広げてのせます。

細切りにして包丁で軽くたたいた刺身用のまぐろ(5ミリ、200g)と、有機おろしにんにく(ひとカケ)、ユウキ食品の無添加コチジャン(小2)、マルホンの太香ごま油(小2)、有機しょうゆを(小2)を混ぜたものを上のごはんに乗せ、最後に有機白すりごま(小2)、卵黄(4個分)をのせて出来上がり。

分量は私たちの2人前(標準レシピの4人前)です。

▶沖縄県内のスーパーにあるキムチは添加物にまみれています。スープの具と付け合せのキムチは、料理に合わせて妻家房のキムチオイシックス経由で取り寄せました。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

無投薬尾崎牛を純米酒や有機醤油、無添加塩漬け実山椒で煮てから、
昆布とかつおのおだしでのばします。

【末金典子】


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▶「ミセス」1月号から、料理研究家河村みち子さんのレシピです。私たちは毎月およそ50種類の雑誌に目を通しますが、その中から「これは」と思う書評や商品やサービスや記事やレシピをストックして、生活、事業、学習、教育、研究など、さまざまなことに活用しています。その中でも、「ミセス」のレシピは繊細で深さがあって、勉強になります。レシピに指定されている微妙な手順が料理のうまさを引き立てるカギになっていますので、今日は材料4人前(といっても、私たちの2人前ですが)のレシピを省略せずにご紹介します。

宮﨑産の無投薬尾崎牛の切り落とし肉(200g)を食べやすい大きさに切って、70度のお湯でピンク色になるまで加熱し、水気を切ります。
オイシックスから取り寄せた、九州産フクユタカ大豆100%使用絹こし豆腐(2丁)をそれぞれ8等分に切ります。
ル・クルーゼの鍋に純米酒(大さじ2)を煮立たせ、タカラの有機本みりん(大さじ2)、播磨屋本店の化学調味料無添加薄口しょうゆ(大さじ2)、有機しょうゆ(大さじ2)、①、飛騨高山の実山椒(塩漬け)(小さじ1)を加えて2〜3分煮ます。
昆布と鰹節でとっただし汁(3カップ)を加えて、煮立ったら②を加え、再び煮立ったら味をみて、足りなければ、伊平屋の塩(垢抜けないウェブサイトですがご注文はこちらです)、粗糖(甘糖太陽)で味を調えます。
④器に③を盛り、有機長ねぎを天盛りにしてできあがり。

*  *  *

*播磨屋本店は美味しいおかきで全国的に有名(おすすめです)ですが、代表の播磨屋助次郎氏の強烈な個性でも知られています。ウェブサイトは彼の哲学が満載で、初めて見るとびっくりする人も多いと思います。彼の主張は別にして、私たちは、播磨屋氏の自分の信念を恐れずに口にする勇気と、噓のない製品を誠実に製造し続けている事業姿勢に共感しています。

▶牛肉をいったん茹でて水を捨てるのは、旨味が逃げてしまってもったいないと感じるかも知れないのですが、これは昆布と鰹の繊細な旨味を(肉のダシと混ぜずに)活かすためだと思います。この牛肉を純米酒、有機本みりん、薄口しょうゆ、有機しょうゆ、実山椒と一緒に煮ることでしっかりと味をつける一方、昆布と鰹のだし汁を加えた後、絹ごし豆腐を最後に加えるのは、お肉にはしっかり、豆腐にはあっさりした味つけをするためでしょう。薄口で繊細な昆布と鰹だし汁を基調とし、牛肉味わいにアクセントを残しながらも、だしでのばして全体のバランスをとる。この微妙で繊細な気遣いにはしびれました。インパクトのある濃い味を楽しむ料理とは対極の、薄口の中で微妙な味の変化を楽しむレシピです。

【樋口耕太郎】

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赤いトマトとパプリカがきれいな一皿です。
スープがしみ込んだサーロインがほろほろと柔らかく口に広がり、
贅沢な気分にしてくれます。
食卓がぐんと華やぐ、オレンジとグリーンのコンビのサラダも添えて。
オーガニック白ワインの酸味と柑橘の甘味が、ドレッシングのように
ほたてとれんこんを引き立てます。

【末金典子】


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▶週末の料理は仕込みからたっぷり3時間。グヤーシュまたはグーラッシュと呼ばれるハンガリーの代表的な煮込み料理です。ニュージーランド産のオーシャンビーフのサーロインを4㎝角に切って、伊平屋の塩夢寿美(えんむすび)の塩有機粗挽きこしょうをふってビニール袋に入れ、有機赤ワインと有機パセリの茎を揉み込んで、冷蔵庫に2時間ほど置きます。

▶長時間の煮込み料理には、焦げ付きにくいル・クルーゼの鍋が威力を発揮します。バターを溶かしてみじん切りにした有機にんにくと有機たまねぎを蒸らしながら炒め、皮を湯むきした有機トマト、デルモンテの有機トマトピューレ、パプリカパウダー、2㎝角に切った石垣産赤パプリカ、有機ローリエを入れて煮ます。

オールクラッドのフライパンにラウデミオ・フレスコバルディ・エキストラバージンオリーブオイルをしいて、ムソーの有機小麦粉(薄力粉)をまぶしたオーシャンビーブの表面を焼きつけ、有機赤ワインと一緒に鍋に入れて、ここから1時間ほど煮て出来上がり。盛りつけのときに有機パセリのみじん切りを散します。

▶実は私たちが、メインのグーラッシュよりもおいしいと感じたのは、ホタテのオレンジマリネサラダです。おもろまちリウボウで仕入れたホタテに伊平屋の塩をふって、ラウデミオをしいたフライパンで強火で表面をさっと焼き、粗熱がとれてから皿に盛りつけます。

水にさらしてから茹でた薄切りレンコン、有機ディルと有機セルフィーユのみじん切り、有機白ワインビネガー、ラウデミオ・オリーブオイル、伊平屋の塩、皮を剥いて2㎝に切ったオレンジ、オレンジの汁、をボウルで混ぜてからホタテにかけて出来上がり。フライパンで軽く炒ったアーモンドを砕いて伊平屋の塩少量と一緒に上から散らします。

グーラッシュとサラダのレシピはフードコーディネーターの冷水希三子さんのもの。料理研究家の方が提案して下さるレシピを試すことの醍醐味はここにあります。自分では到底思いつかない食材の組み合わせを、驚き愉しみながら学ぶことができます。ホタテとオレンジとオリーブオイルの相性が抜群で、セルフィーユとディルを双方加えるとその相性がさらに引き立つ感じです。レンコンの食感とアーモンドのミックスも素晴らしく、これは価値のある一皿でした。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

エビチリを鶏胸肉にチェンジしたアレンジ版。下処理も少なくて、エビより簡単!
ビックリするほどやわらかくてプリプリ! 何度も作りたくなるお味です。
我が家は辛味大好きなので無添加豆板醤で辛めに作ります。

【末金典子】


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宮崎県産無投薬刀根鶏むね肉をそぎ切りにして、ムソーの有機小麦粉(薄力粉)をまぶします。オールクラッドのフライパンに、オーサワの国産菜種油をしいて鶏肉を焼き付けてから、デルモンテ有機トマトケチャップ、純米酒、粗糖(甘糖太陽)無添加スープのもと無添加豆板醤、有機たまねぎのみじん切りをまぜたものを加えて出来上がり。

【樋口耕太郎】

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とろとろのアボカド&チーズがまろやか~。熱いうちにいただきます!

【末金典子】


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沖縄県産紅豚ロースの厚目のスライス(1センチ)に、伊平屋の塩夢寿美(えんむすび)の塩有機粗挽きこしょうをふり、オーサワの国産菜種油をしいたオールクラッドのフライパンで8等分に切った黄パプリカと一緒に焼きつけます。両面がこんがり焼けたところで、なめらかにつぶしたアボガド、手作りマヨネーズ、無添加練りわさびを混ぜたディップを豚肉にのせて広げ、生乳100%のピザ用チーズをのせて蒸し焼きにして出来上がり。

最高に使い勝手の良い鍋が世界的に有名なル・クルーゼですが、ディナープレートも生産しています。アボカドの淡いグリーンに濃いめのブラウンを合わせてみました。カトラリーは吉田金属工業のグローバル。グローバルといえば包丁が有名ですが、フォークナイフも切れ味抜群でソテー系の料理には使いやすいのです。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

無投薬刀根鶏のうまみがしみしみの有機にんじんの彩りが美しいピラフです。

【末金典子】


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ハリオの土鍋に、龍の瞳、脂肪分を取り除いて伊平屋の塩夢寿美(えんむすび)の塩をすり込んだ宮崎県産無投薬刀根鶏もも肉、有機にんじんすり下ろしと有機にんじんの乱切り、無添加スープのもと、有機しょうゆ、おろし有機しょうが、バターを入れて炊飯します。炊けたら鶏肉を食べやすく切り、みじん切りにした有機パセリをふって出来上がり。

有機しょうが、バター、有機しょうゆの香りが、鶏のダシと混じりあって最高においしい一品です。

▶中華風スープは、水で戻した海草、貝割れ、無添加鶏ガラのもと、有機しょうゆをお湯に入れ、有機白すりごまをふります。

▶お皿は芦田淳デザインによる前畑陶器製。金彩と濃緑のラインが、有機にんじんのオレンジとたっぷり散らした有機パセリのグリーンに良く合います。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

昨日のバレンタインデーに落ち着いてディナーできなかったので
今夜はゆっくり二品作ろうと思います。
メルガレホ・ピクアル・プレミアム・オリーブオイル+有機酢醤油のさっぱりとしたソースが自慢の
ステーキに、クリーミーでほんのり甘いサラダを添えます。

【末金典子】


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ニュージーランド産のオーシャンビーフのサーロインを薄切りにして、伊平屋の塩夢寿美(えんむすび)の塩有機粗挽きこしょうをふり、フレスコバルディ・ラウデミオをしいて両面をさっと焼きつけます。

有機たまねぎの薄切り、4センチに切ったクレソンをしいた器にお肉をのせ、砕いた無添加アーモンド、ソースをかけます。ソースはスペイン産メルガレホのピクアル・プレミアムに、美濃有機純米酢粗糖(甘糖太陽)、有機しょうゆを混ぜたもの。

ステーキによく合うクレソンは、サンエーやコープではなかなか入荷してくれません。ジミー(Jimmy’s)大山店に置いてある確率が高く価格も最も手頃です。やはり復帰以前から続いているアメリカン食材と総菜中心のスーパーならではでしょうか。

▶付け合せのかぼちゃのクリーミーサラダは、電子レンジで加熱したかぼちゃに、生乳100%のプレーンヨーグルト、アメニティグループの手作りマヨネーズ、伊平屋の塩、有機粗挽きこしょうを混ぜたドレッシングに和えたもの。

▶お皿はパリのサントノレにショップを構えるアスティエ・ド・ヴィラット(Astier de Villatte)の「フルール」。パリ在住の人気アーティスト、ナタリー・レテがデザインしたシリーズです。写真左端に薄く「LOVE」の刻印が見える平皿で、一日遅れのヴァレンタイン・ディナーにピッタリです。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

今日は心熱き日・バレンタインデーですね~。
我が家はといいますと、樋口が今日は次世代金融講座の日なので
ディナーの時間までにお出かけとなってしまいますので、
バレンタインディナーは明日の日曜日までお預けということで、今日は
少しだけ手間はかかりますが、お味は格別なオムライスで楽しくいただくことに
いたします。

【末金典子】


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▶バレンタインデーの今日は夕食に時間があまり取れず、オフィシャルディナー?は明日に持ち越し。それでも、とってもおいしいレシピにあたりました。最近「当たり」の多いsyunkonこと山本ゆりさんのレシピです。どこにでもある材料で、みんなが好きな料理を提供してくれるスタイルは、私たちが大好きなケンタロウさんに少し似ています。

一流ホテルでも、有名レストランでも、素晴らしい料理をつくる方は多くいらっしゃいますが、どれだけ有名でも、どれだけはやっていても「この人は、実は、食べることがそれほど好きではないのでは?」と感じることが少なくありません。ほとんどの料理人たちは、売るためのプロであって、おいしいものをつくるプロではないのです。私たちが前のめりになるくらいに「食べたい!」と共感する料理人のスタイルは、本人がなによりも食べることが好きな人、おいしいものに目がない人、料理以上に食事を楽しんでいる人、食いしん坊な人。例えば先のケンタロウさんなどはその典型でしょう。他にも「世界一の朝食」と紹介されて有名になったビル・グレンジャーさんもそんな人ではないかと思っています。街場のレストランでも、一流レストランでも、希に「このオーナーは相当おいしいものが好きなんだろうな」というお店に出会うととても嬉しい気持ちになります。

オールクラッドのフライパンオーサワの国産菜種油(小3)を中火で熱し、有機たまねぎみじん切り(1/2個分)と有機にんにくみじん切り(2かけ)を炒め、しんなりしたら有機ケチャップ(大4.5)を加えて軽く水分を飛ばしてハリオの土鍋で炊きあがったいつもの龍の瞳(2合を炊いたもの)を加えて炒め合わせます。伊平屋の塩夢寿美(えんむすび)の塩有機粗挽きこしょう(各少々)をふって、隠し味の有機ウスターソース(小1.5)で調味して半量ずつ器に盛ります。

▶ボウルに宮城農園のEM有精卵(6個)、宮平乳業の低温殺菌牛乳(大6)、伊平屋の塩夢寿美(えんむすび)の塩(少々)、有機粗挽きこしょう(少々)を加えて混ぜます。

フライパンをきれいにしてオーサワの国産菜種油(小3)を中火で熱し、溶き卵の半量を流し入れます。まわりが固まってきたら菜箸で大きく混ぜて半熟状にし、ご飯の上にのせます。残りも同様にします。

▶フライパンを軽く拭いてバター(大1.5)を中火で溶かし、2㎝角に切った宮崎県産無投薬刀根鶏もも肉(3/4枚)を炒め、火がとおったら4〜5㎝長に切った有機ホウレンソウ(1/2束)を加えて炒め合わせ、ムソーの有機小麦粉(大2.25)をふりからめます。宮平乳業の低温殺菌牛乳(2.25カップ)を少しずつ注ぎ、混ぜながらとろみがつくまで煮ます。伊平屋の塩、有機粗挽きこしょう(各少々)、無添加洋風だし(小3/4)で味を整えてから、等分にして上のオムライスにかけて、有機粗挽きこしょうをふってできあがり。少しだけ手間がかかっていますが、それだけの価値があります。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

緑野菜を組み合わせた炒めものです。
フレッシュな有機にんにく風味をつけたいので、にんにくは最後に加えます。

【末金典子】


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▶世界最高品質ニューカレドニア産の「天使の海老」はほんとうに素晴らしい食材です。瞬間冷凍された有頭えびが送られてきますので、冷蔵庫でゆっくり解凍してからカラをむき、背中に切り目を入れて背わたを除き、有機片栗粉をまぶし、水洗いしてから水気を拭いて伊平屋の塩、有機粗挽きこしょうをふります。

フライパンオリーブオイルをしいて、アスパラガス、そら豆、絹さや、有機たまねぎを炒めます。塩、こしょう、無添加スープのもとをいれて蒸し煮に。両面を焼きつけた天使の海老、有機にんにく、無添加有機白ワインを加えて煮詰め、こしょうで味を整えて出来上がり。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

昨夜は遅い夕食でしたので今夜はあっさりとしたリゾットで。
最後にたっぷりの粉チーズを加えて、まろやかな味わいに仕立てます。

【末金典子】


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ル・クルーゼの鍋にたっぷり(60cc)のラウデミオ・フレスコバルディ・エキストラバージンオリーブオイルを入れて、有機かぶと頂き物の北海道産の鮭の角切りを炒めます。水と無添加スープのもとを加えて煮立ったら、炊きあがったばかりの龍の瞳のごはんを入れてさらに5分間煮ます。クラフトの粉チーズ伊平屋の塩夢寿美(えんむすび)の塩、有機粗挽きこしょう、有機パセリのみじん切りを加えて出来上がり。

オリーブオイルをたくさん使いますが、それだけにオイルの質の善し悪しは料理の完成度に決定的な影響を与えます。また不思議なことに、ほんとうに質のよい油は多く採ってもちっとも太りません。私は質の良い食材は燃焼効率の高い薪のようなものではないかと想像しています。暖炉に湿った薪をくべるといつまでも燃えずに残っていますが、カラカラに乾燥したおがくずをくべると大量のエネルギーを発しながら、あっという間に燃えて後には何も残りません。私たちの生きるエネルギーのすべては食べもの(と呼吸)から補給しています。質の高い燃料から質の高い人生が生まれるのは当然の理屈でしょう。

質の高い食事は、破格においしいことはもちろん、ダイエットにも効果的で、なによりも人生にパワーが漲ってきます。60ccのラウデミオはそれだけで600円の原価に相当しますが、目に見えない食材に価値あるものを使うかどうかは人生で発揮するエネルギーの量を大きく変えます。皆さんはポケットの600円を何に使いますか?料理とは人生の価値観を問われているものでもあると思うのです。

▶付け合せの有機かぶの葉と有精卵のマヨサラダは、茹でてから水気を絞った有機かぶの葉に、角切りの有精卵ゆで卵、マヨネーズ、有機しょうゆを混ぜて出来上がり。マヨネーズは先日牧港コープから買ってきたアメニティグループの製品を使ってみました。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

さすがに2月ともなるとこの沖縄でも寒~い毎日が続いておりますね~!
カゼなど体調を崩しておられませんか?

この週末は寒さも吹き飛ばす心熱きバレンタインデーですよ~。
麗王は若い女性や男性のお客様も多くいらしてくださるのですが、
どの方にも彼氏彼女がいて今ラブラブかというと、意外にそうでもなく、よく
「出会いがないんです~」
「婚活中です~」
なんてお話になるのです。
特にバレンタインデーやクリスマスなどのイベントの時には
ちょっぴり淋しい想いも抱えて麗王にいらしてくださる方もいて、
そんな時に必ずお話するのが、
「恋愛をしていない時間も、大切にしてくださいね。」
ということ。

相手に届かない気持ち。
すれ違うお互いの気持ち。
どんなに想っていても、うまくいかない「恋愛」もありますね。

自信をなくして落ち込んだり、寂しさに戸惑うこともあるでしょう。
でも、そんな時だからこそ、持つことができる時間があります。

今まで、相手のことばかり考えていた毎日が、
自分のことを見つめる時間になる。
その時になって初めて、自分の弱さや、周りの優しさに気付くのです。

1つの恋愛を終えたばかりの人も、恋愛に後ろ向きになっている人も、
今が、あなたにとって大切な時。

自分自身と正面から向き合うことができる、素敵な時間なのです。

人は必ず同じレベルの人と愛し合う、と言われます。
高いレベルの人と愛し合いたかったら、自分も高いレベルの人にならなくては。
だからこそ、一人でいる時の時間が貴重なのです。
恋愛中はお互いのことに時間を取られてしまいますが、
一人の時なら時間は全部自分の物。
映画を観たり、本を読んだり、友達と楽しい会話をしたり、
美味しいお食事を楽しんだりと、自分磨きのために自分自身に
時間や労力やお金をどんどん投資し、毎日を楽しみましょう。
そうしているうちに、うつむきがちなオーラが消えて、
あなた自身が光りだし、素晴らしい相手があなたに気付いてくれるはずです。

週末のバレンタインデーに誰もいないという方はぜひ麗王で楽しいお酒とチョコを
御一緒に。
ラブラブだよ~、という方は心ほっこりの温かな一日をパートナーと御一緒に
幸せいっぱいにお過ごしくださいね。

【2015.2.12 末金典子】

かけるだけで一品できるスグレモノの香味だれ1つで、
(みじん切りにしたねぎ、有機酢、有機醤油、有機みりん、ごま油で)
白身魚が食卓のスターになっちゃいます。
フライパンでていねいに焼きつける揚げだし豆腐や、プチトマトのサラダも添えて。

【末金典子】


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▶季節やタイミングにもよりますが、有機野菜や魚介類はサンエーハンビータウンよりも牧港コープの方が充実しているという印象が常にあります。建国記念日の休日は多少時間に余裕がありましたので、牧港まで買い出し。有機水菜、有機万能ねぎ、有機白ねぎ、有機プチトマトをはじめ、白身魚はロシア産のかれいと愛知県産の鯛(養殖)を仕入れました。

だいこんの花などを多店舗経営し沖縄の飲食業を牽引し、数年前から農業に深く関わりはじめたアメニティグループの手づくり食材のコーナーが新設されていましたので、木綿豆腐、マヨネーズなどを買ってみました。今晩の「揚げない揚げ出し豆腐」はこちらの豆腐で作りました。

▶揚げない揚げ出し豆腐は、有機片栗粉をまんべんなくまぶしてから、オーサワの国産菜種油をしいたフライパンで焼きつけたもの。有機大根おろし、有機万能ねぎといっしょに頂きました。

▶白身魚は切り身に伊平屋の塩夢寿美(えんむすび)の塩をふって、有機片栗粉をまんべんなくまぶし、オーサワの国産菜種油をしいたフライパンで焼きつけます。有機水菜、赤パプリカをしいたお皿に盛りつけて、香味だれ、有機赤唐辛子をかけて頂きます。

▶白身魚と揚げ出し豆腐の工程がほぼ同じで手間いらずだったので、今晩はもう一品、有機プチトマトと有機たまねぎのマリネを加えて三品のごちそうとなりました。スライスした有機たまねぎ、半分にカットした有機プチトマトに美濃有機すし酢宮崎県西澤養蜂場製のはちみつ、有機レモン汁を和えるだけ。

▶香味だれは、みじん切りにした有機しろねぎ、美濃有機純米酢、有機しょうゆ、タカラの有機本みりんマルホンの太香ごま油を混ぜ合わせたもの。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

お野菜入りで彩りよく、さらっと食べることができ、寒い日に元気が出る
韓国ごはんです。
龍の瞳の有機JAS米ご飯はお水でさっと洗ってぬめりを除いてから加えると、
さらっとした仕上がりになりますよ~。

【末金典子】


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ルクルーゼのココットロンド(ホーロー鍋)に、そぎ切りにした宮崎県産無投薬刀根鶏のささみ、薄切りにした有機にんじん、原木しいたけ、有機ねぎ、ユウキ食品の化学調味料無添加ガラスープを加えてアクを取りながら煮ます。次に炊きあがった龍の瞳をさっと水洗いしたもの、有機春菊、マルホンの太香ごま油、有機しょうがすりおろし、有機白いりごまを加えて出来上がり。椎茸は原木椎茸が手に入りました。菌床栽培のものと比べて香りも味もずいぶん異なります。

▶付け合せのキムチは、無添加のものが沖縄のスーパーには一切置いてありません。私たちはいつも小禄のキムチのやまだ屋さんに買いにいきます。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

相性抜群の無投薬尾崎牛と有機ごぼうに、こんにゃくの食感をプラスした
甘辛煮に、きゅうりやトマトのあっさりとした白あえを添えて。

【末金典子】


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スイスダイヤモンドのフライパンに、オーサワの国産菜種油をしいて宮﨑産の無投薬尾崎牛の切り落とし肉を炒め、肉の色が変わったら、有機ごぼう、糸こんにゃく、有機しょうがを加えて炒め、純米酒を加えます。水、有機本みりん、粗糖を加え蓋をして弱火で10分煮てから、有機しょうゆを加えてさらに10分。蓋をとって中火で鍋を揺すりながら汁が殆どなくなるまで煮詰めます。私たちはすき焼き風にして、県産EM有精溶き卵につけて頂きました。

沖縄県内で尾崎牛を扱っている小売店はありませんので、ネットで直接お取り寄せ。尾崎牛は本当に素晴らしい食材で、脂身がさらさらしていて、触っているだけで手の中で雪の結晶のように解けていきます。

▶きゅうりとトマトの白あえは、ゆでた木綿豆腐を泡立て器でつぶし、薄く小口きりにしたきゅうり、一口大のトマト、有機白すりごま創健社有精卵マヨネーズ伊平屋の塩夢寿美(えんむすび)の塩有機粗挽きこしょうであえたもの。私の好みではきゅうりをできるだけ薄く切ると食感がやわらかくなります。ごまの香りが食欲をそそり、優しくてとてもおいしい味に仕上がりました。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

きゅうりはさっと煮るとシャキシャキ感が残って美味しいんですよ~。
無投薬刀根鶏のささ身でだしをとったら、いったん取り出してほぐします。
それを戻し入れれば、ささ身も具として食べることができるんです。

【末金典子】


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▶きゅうり、有機にんじんはサンエーハンビータウンで、ザーサイはカルディ・コーヒーファームで仕入れました。きゅうりは農薬を多く散布しながら育てる野菜の典型なので、可能なかぎり有機栽培のものを入手したいのですが、沖縄ではなかなか手に入りません。今日は沖縄県産の慣行(つまり農薬)栽培もの。

▶ルクルーゼの鍋に宮崎県産無投薬刀根鶏のささみ、純米酒、有機にんじん、水を入れて沸騰したら弱火にして5分煮ます。いったんささみを取り出してから手で裂いて、ザーサイ、きゅうりといっしょに戻し入れ、伊平屋の塩夢寿美(えんむすび)の塩、有機粗挽きこしょうで味つけます。マルホンの太香ごま油有機白いりごまをふって完成。ささみとザーサイと有機にんじんのだしが合わさって、最後まで飲み干したくなるおいしいスープができあがりました。

▶ごはんはスープに合うように、グリーンリーフで買ってきた有機高菜漬けの具でおにぎりにしました。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

今日は節分。
健康と幸福を願って、おうちで手作りの恵方巻きをいただきます。
おもに関西地方の習慣の恵方巻きですが、今は全国的に有名になりました。
その年の福徳をつかさどる歳徳神がいる縁起のいい恵方の方角
(今年は西南西)に向かって、無言で福を願い、
無病息災と幸運をお祈りしながら、縁を切らないようにと、1本切らずに
丸かじりで巻きずしを食べきるのがお約束、といううもの。
私は大阪生まれなので子供の時からの風習でもあるのですが、今思えば
家族全員が同じ方角に向かって黙ってもくもくとただただ巻きずしを食べる、
というのもなんだかおかしな光景でもあります。
でもおうちで作ると、おいしいんですよ~。
今日は「鬼は~外、福は~内!」と豆まきをしてから、この海鮮恵方巻きと、
きつねうどんで、節分を過ごします。

【末金典子】


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▶末金とは違って、岩手県盛岡市育ちの私。恵方巻きという食文化は、最近コンビニやスーパーなどで盛んに宣伝をするようになるまでまったく耳にしたことがありませんでした。日本全国に認知されてきたのはここ10年くらいのことではないでしょうか。節分の今日はサンエーハンビータウンの寿司コーナーにもコンビニにも、恵方巻きが山積みになっていましたが、私が見るかぎりそれらのすべてにおいて大量の添加物が使われていました。バレンタインデー、ホワイトデー、恵方巻き・・・食文化が大手食品産業のマーケティングと経済原則によって塗り替えられていくようですが、それだからこそ手作りの恵方巻きを大切にしたいと思うのです。丁寧な食事は、収益と効率だけを突きつけてくる社会に対する私たちの「おいしいレジスタンス」でもありますから。

▶お寿司の基本は酢飯。ごはんはいつもの岐阜県下呂産「龍の瞳」(有機JAS)を、ハリオ製フタがガラスの炊飯鍋で炊いて美濃有機すし酢をまぜたシンプルなもの。具は、サンエーハンビータウンで入手した韓国近海太平洋産きはだまぐろ、宮城農園のEM有精卵の炒り卵、きゅうり、世界最高品質ニューカレドニア産の「天使の海老」(ボイルしたもの)をシンプルに合わせました。

▶100%国産小麦のうどんは、かつおと昆布のあわせダシがベース。有機万能ねぎと有精卵のEMたまごを加えました。汁を最後まで飲みたくなるおいしいうどんです。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

あさりとムール貝をオーガニック白ワインで蒸したあと、
蒸し汁にサフランを加えて龍の瞳有機JAS米を炊き上げます。
華やかな色と、香り、味を充分に出すパエリアです。

【末金典子】


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▶1984年開業、今年30周年を迎えるフランス料理の名店「シェ・イノ」(東京京橋)古賀純二料理長のレシピです。メインの食材はなんといっても有頭海老。世界最高品質といわれるニューカレドニア産の「天使の海老」をスローフード専門のハイ食材室から取り寄せました。化学的な薬品や飼料を使わずに、自然に近い環境で育てられ、最高級食材として主にフランスと日本に輸出されているブランド海老です。透き通るようなブルーの海老は他に見たことがありません。

▶北海道産のイカは頂き物ですが、その他のあさり、チリ産ムール貝むき身(冷凍)、北海道産帆立貝柱はいずれもサンエーハンビータウンで入手しました。ムール貝がむき身ではなく殻付きだとさらに良いダシがとれたと思うのですがやむを得ません。トマト、韓国産赤パプリカ、プチトマト、広島県産レモン、サフラン、岩手県産有機にんにく、北海道産有機たまねぎ、パセリはいずれもサンエーハンビータウンです。

サフランはアヤメ科の花のめしべで、独特の上品な香りを持ち、料理を優しい黄色に色付けます。1グラムのサフランを採るのに160個ほどの花が必要で、ひと花ずつ手作業で摘み取るために高価なスパイスです。街場のレストランでは、コストを抑えるためにサフランの代わりにターメリックなどで黄色く色を付けるところが多いと思いますが、料理のふくよかさはまるで別物になると思います。S&Bからは有機サフランも販売されているのですが、今日はGABANのサフランを使いました。あさり、ムール貝を有機白ワインで蒸した後、蒸し汁にサフランを加えて色、香り、味を十分に引き出します。

オールクラッドのフライパンにオリーブオイル、有機にんにくみじんぎり、有機たまねぎみじん切り、湯むきトマトの角切り、パプリカ角切りを入れて炒め、岐阜県下呂産「龍の瞳」(有機JAS)を加えてお米が透き通ってきたら、サフランを加えた蒸し汁を加えて炊き上げます。最後に有機白ワインで蒸したあさり、ムール貝、イカ、背わたをとって軽く焼いた天使の海老(有頭)、プチトマトを加えて蒸らした後、パセリのみじん切りをふり、レモンを添えて出来上がり。

私が今まで食べたパエリアの中で最高の一品でした。ごはんが炊きあがった後からシーフードを入れて蒸すのがポイントで、具がしっとりとしてみずみずしく仕上がります。

▶飲み物はケニア産有機紅茶のアイスティーに自家製粗糖のガムシロップです。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

1月も早や終わり、明日はもう節分ですね。
節分というのは、平安時代の宮中儀式「追儺(ついな)」が始まりと
いわれていて、この日は立春の前日で文字通り季節を分ける境目。
旧暦でいう大晦日なんです。それで前年の悪疫邪気払いの行事として
この「追儺」が行われていました。

では、なぜ「豆」を投げるのでしょう?
実は鬼の目「魔目」に豆を投げれば「魔滅」するからだとか。

また煎った豆でないといけないのはどうしてでしょう?
生の豆は芽が出てくるため、そこから鬼が芽を出という説や、
豆(魔目)を煎ることにより鬼を退治するという説もあるそうです。
つまり豆自体が鬼なので、外に投げ「鬼は外!」、あるいは
食べてやっつけろ!というわけですね。

さて。
あなたは、「マスターズ甲子園」という大会を御存知ですか?
私は野球のことは全然詳しくなくって、以前、藤田設計・所長代理の
玉代勢さんが麗王にいらしてくださっていた時にお話をうかがいして
初めて知ったんです。
(この玉ちゃん、高校野球の審判をボランティアで20年近くも
続けておられる方で、麗王では数限りない高校野球のエピソードを
お話してくださり、高校野球といったら玉ちゃんの右に出る人はいない
という方なんですよ~。)
この「マスターズ甲子園」。
かつて高校野球に出場した元・高校球児たちが甲子園球場を舞台に
世代を超えたOBチームを結成して再び甲子園を目指し、
野球を通しての同窓会を行いそれを生涯スポーツとし発展させ
また次世代の子供たちに野球の素晴らしさを伝えていくことを目的に
2004年から創設された大会で、別名「秋の甲子園」とも呼ばれているんです。

この「マスターズ甲子園」を舞台に、「アゲイン 28年目の甲子園」という
映画が作られ今公開されています。
http://www.again-movie.jp/

再び夢を追う不器用な父親たちの物語で、野球を通して生きる喜びを
再認識し、人生と向き合っていく姿が描かれています。
原作は直木賞作家であり、2006年から、「マスターズ甲子園」の応援団長も
つとめておられる重松清さん。主演は中井貴一さん。
主題歌が浜田省吾さんです。

元高校球児だった影もなく、バツイチで一人娘とも絶縁状態の
サビついたオヤジが主人公。そんな彼のもとに、
「元高校球児達が再び甲子園を目指すマスターズに参加しませんか?」と
一人の女子大生が訪ねてきたことから、オヤジ達の心が揺れ始めます…。

社会的には、元気がないと言われる40代、50代。
だけど、私自身、50歳を迎えた時に思ったんです。
ああ、やっと50歳になることができたな、と。
40代、50代は、親の介護を経験したり、人の生き方というものを一番
体感する時でもあり、会社の中や、社会でも自分の意見が通るように
なってきたり、いろいろな人とも繋がりやすい世代です。

だけど、男性は特にそうだと思うのですが、55歳、60歳で定年を迎える
今の日本の社会だと、男として最も脂ののっている時期に、あと何年…と
終わり方を考えなくてはなりません。40代後半、50代がなんだか
前を向くことができない社会。
人間、歳を重ねると涙もろくなると言うけれど、それはいろいろな経験を
重ねたからこそ、痛みがわかり、泣くことができるようになる、ということだと
思うのです。本来なら、40代、50代は人としてそんなふうに
いい時期なのに…。

そういうオヤジ達が再び挑む甲子園への道のりの中で、たびたび耳にするのが、
「ちゃんと負ける」という言葉です。確かに、真剣に挑んだ後の、オヤジ達の顔は
勝ち負けなんかに関係なくすがすがしい。きちんと負けることの大切さ
というものも伝わってきました。
人生の中では「勝つこと」以上に「負けること」も大切だと思います。
「勝つこと」は自信になるけれど、「負けること」は成長に繋がります。
次に勝つために負けるのです。
言い換えると、負けを知るからこそ勝つことができる。
負けを知ることで、もっと大きな何かを得るという価値観。
負けたことから逃げないという自覚。
負けっぱなしではなく次は勝つようにしようという精神性。
大切なのは闘い続ける勇気を持つことなのだと思います。

またこの映画では登場人物たちが10代の頃の後悔と向き合うのですが、
「あの時やっておけば」っていう悔いって、その頃からあるんですよね。
30代、40代も結局その繰り返し。
なので私は学習しました。
やりたいこと、やるべきことはとにかく今やろうと。
50歳から80歳まで30年。0歳から30歳までの30年を思えば、
いろんな経験を積むことができると思うのです。
年齢なんて関係ないとずっと思っていたけれど、50歳の扉って意外と重いもの。
50歳を迎えた途端、人生の終わりについてもちらりと考えてしまったり…。
以前は先を見てばかりいたけど、これからは今をしっかり生きたい、
そう思うようになりました。今をしっかり生きることが、悔いなく生きる人生に
つながるのではないでしょうか。

麗王には30代40代の方も多くいらっしゃるのですが、
20代のころに比べたら30代40代なんて何をするにも遅すぎると
思っているかもしれません。
でも、今からいろんなことができるということを忘れないでほしい。
夢なんて今さらと思わないで。
歳を重ねてから叶う夢だってあるんだから。
つらいことや大変なこともあるけれど、経験を重ねてこそ得ることができる喜びが
あるんです。
歳を取るのも決して悪くないですよ~。
山に登るように、登ってみると初めて見えてくる景色があるんです。

あなたには、再び挑みたい「アゲイン」ってありますか?

さぁ、明日は節分。
新年のエネルギーは一月ではなく二月の節分を越えたあたりに
動き始めるのだとか。つまり、節分を越えると、今年のエネルギーが非常に
はっきりしてきますので、今年の幸せに向かう目標や新しいアゲインやトライは、
この頃にまっさらな気持ちで始めてみるのもいいかもしれませんね。

私にとってのアゲインってあるかなぁ…。
実はないかも…。
だって、後悔のないように常に挑戦し続けている気持ちでいるから。
ただ、ちゃんと負けて次に勝つことは学びたいですし、
今をしっかり生きて、悔いなく生きる人生にしたいと思っています。

火曜日はあなたも大きな声で豆をまいて。
「鬼は~外、福は~内!」
複雑な課題の多い今日この頃、厄払いはしっかりとしたいものです。
私も邪気を払うべく、もっと元気になるべく豆を今までより少し多めに撒き、
しっかりと数え歳プラス1個のお豆さんをいただくことにいたします。
そして今年の恵方の西南西に向かって、幸運をおいしく呼び込む恵方巻き寿司を
ガブリ!とまるかぶりするぞ~!
あなたと私の今年一年の幸せを、今日を元気に生きていることの幸せを、
心から願って。

* 麗王でも明日は「手作り恵方巻き」を御用意いたしておりますよ~。

【2015.2.2 末金典子】

かために炒めた有機キャベツに、ゴマ油と有機すりゴマの香ばしさがからんで、
お箸が止まらないおいしさです!
ゴマ油は火を止めてから仕上げに加えると、ゴマ油の香りをしっかり楽しめます。
シャキシャキとした食感が楽しいサラダも添えて。

【末金典子】


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▶私たちは毎月約50種類の雑誌に目を通しています。今日の料理は扶桑社ESSEに連載されている「クリトモ食堂」栗原友さんのレシピ。栗原さんは言わずと知れた、売れっ子料理研究家栗原はるみさんの娘さんです。巷には料理本や番組やレシピが溢れていますが、ほんとうにおいしいレシピを提案して下さる料理研究家はそれほど多くありません。その中で、「あ、この人いいな」と思える方のプロフィールを拝見すると、成功した料理研究家の子どもたちだったり、お母さんがとても料理が上手だったりすることが多いのです。

栗本友さんをはじめとして、ケンタロウさんは有名な小林カツ代さん、コウケンテツさんは韓国料理研究家・李映林さんの息子ですし、辰巳芳子さんのお母さまも料理家でした。有元葉子さんの記事を拝見すると、「父親の実家は、福島県会津若松市の400年くらい続いている醸造元で、お酒をつくったり、おしょうゆ、おみそとかをいまだにつくっていて、そこのおみそ、おしょうゆを私はずっと使っています」「 母親は長崎の医者の娘で、本当においしいものだけ食べて、おしゃれして・・・そういう娘時代を過ごしていました」とあります。有元さんが子どもの頃から質の高い食事に触れていたことが容易に推測できます。栗原はるみさんも、インタビューの中で、母親が見事な和食の作り手だったとおっしゃっています。小林カツ代さんも「食べることが大好きだったという両親に育てられたため、彼女の周りには、いつもおいしいものがたくさんあった」とおっしゃいます。

味覚は子どもの頃や若いときにとる食事によって大きく影響され、後々の人生やその子どもたちにまで重大な影響を及ぼし続けていくのではないかと思います。近年食事があまりに「便利」になったことで、家庭で丁寧に料理をする両親がずいぶん減っています。豊かな食事が豊かな社会の要素であるならば、子どもたちの世代、若い世代にできるだけ丁寧な食事を提供するような社会でありたいと思うのです。

オールクラッドのフライパンに、オーサワの国産菜種油をしいて、岩手県産有機にんにくのみじん切り、宮崎県産無投薬刀根鶏のもも肉、伊平屋の塩夢寿美(えんむすび)の塩を加えて炒めます。肉に火がとおったら、有機キャベツ、長ねぎを加え、最後にマルホンの太香ごま油を入れて出来上がり。最後に有機白すりごまをかけて頂きます。有機キャベツ、長ねぎ、ごま油はサンエーハンビータウンで。

▶私たちは一食一品が基本なのですが、週末はもう一品作ることにしています。品数が多い食事を好む方も多いと思いますが、ほんとうにおいしい料理は一品でも最高に幸せになりますし、そしていくらでも食べられますので、一品増えるだけでも相当贅沢な感じがします。セロリたっぷりの中華風サラダは、無添加のタコを薄切りにして、千切りの有機セロリ、有機にんじん、きゅうり、無添加ザーサイを、マルホン太香のごま油、美濃有機純米酢粗糖(甘糖太陽)、伊平屋島の塩で和えるだけ。丁寧に千切りするほど食感が良くなります。無添加のザーサイはサンエーハンビータウンに置いてありませんので、いつもサンエーコンベンションシティ内のカルディ・コーヒーファームに買いにいきます。

▶お皿は女性陶芸家野村晃子さんの作品です。色とりどりのサラダやキャベツの優しい色合いに合わせてみました。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。