1月15日(土)午後7時開講、『次世代金融講座』 第8期 受講者を募集します。

期間: 3ヶ月(1月15日~3月26日)
講座: 日程と概要は以下を参照下さい。各講座の開講時間はいずれも午後7時より2時間半程度。
*原則として、第二・第四土曜日が開催日です(1月のみ第三・第五土曜日)。

1月15日(土) 「経営と人事」 事業再生のケーススタディ
1月29日(土) 「経営と生産性」 10倍の生産性は可能か?
2月12日(土) 「企業金融・マネー経済・お金の本質」 誰も知らない、お金の話
2月26日(土) 「資本主義社会の変容とグローバル経済」 我々の社会の「生態系」を理解する
3月12日(土) 「事業戦略・沖縄地域経済・農業」 沖縄の次世代戦略
3月26日(土) 「リーダーシップ・行動するということ」 明日から、できること

場所: 那覇市『厚生会館』(みずプラッサB棟3階)  那覇市おもろまち1丁目1番2号3階
講師: 樋口耕太郎 http://twitter.com/trinity_inc (ツイッター)
定員: 30名
受講料: 6回講座分 3万円 (消費税込、学生は1万8千円)
受講資格: 業界・職業など不問
お申込み: 本ページ右下の「お問い合わせ」をクリックして、以下の内容をご送付下さい

①お名前
②メールアドレス(必須。できれば、数メガバイトの受信容量があるもの)
③ご所属と簡単な担当業務・役職

講座の概要: 2時間半があっという間に過ぎるほど衝撃的で、有意義で、面白い、「理想の講義」の実現を目指しています。具体事例を多用して、誰にでも分かりやすく、平易に伝えることを重視していますので、受講に際 して金融知識、経済知識、経営経験など一切不要です。

6回の講座によって、ひとつの大きな世界観(社会の生態系)をお伝えする構成になっていますが、 途中回を欠席せざるを得ない場合であっても、それぞれの講座は単独で受講して十分意味あるものとして構成されています。また、期間中いつでも新規に参加でき、欠席回は次期以降の受講が可能です。

受講者の皆様へのメッセージ: 日本の自殺率は主要国中最悪水準ですが、その統計上の数は、自殺者が急増した98年から現在までの11年間、年間3万人前後で奇妙なほど変動していません。一方で、死因が特定できず法規上警察への通報が義務付けられた遺体の内、犯罪の疑いのあるものを除外した「非犯罪死体」は14万6千体 (08年)。その数は同じ11年間で1.6倍に増加しています。・・・世界的には変死者の半分が自殺と推定する統計処理方法もあるそうですが、仮にこの方法に倣えば、日本の自殺者数の実態は年間10万人という推測も可能なのです。これは毎年原爆が投下されているのと同等の死者数であり、日本は社会的に戦時中といっても過言ではありません。いかなる戦争よりも、災害よりも、疫病よりも、社会そのものが人を殺しているのです。

ショッキングな観察ですが、これは現代社会のほんの一面でしかありません。下がる一方の労働報酬と広がる一方の社会格差、若者の失業、職場の鬱、急増する幼児虐待、薬漬けの食品と農産物、崩壊する家庭と教育現場、毎年1兆円増加する社会福祉費用、膨れ上がる公的債務、出口の見えない不況・・・現実をありのままに見れば、やはり社会は機能不全に陥っていると考えるべきでしょう。これほどの大問題に対して、我々にできることは傍観者でいることだけなのでしょうか。我々は本当に無力なのでしょうか。例えば年間「10万人」の自殺は、我々自身の問題ではないのでしょうか。では、それが「我々の問題」になるのは何人にまで増えたときなのでしょう。それは100万人でしょうか、1000万人でしょうか。

これらの問題解決を妨げている最大の要因は、「我々にできることは限られている」という思い込みにあるのではないでしょうか。「地方」が社会全体に対して無力であるという世界観を捨てて、社会全体の問題をいかに沖縄から解消するか、という発想で世界を見るとき、沖縄ほど日本の問題を解決できる可能性を持つ地方は存在しないと強く感じるのです。

周回遅れでトップを走る沖縄で、次世代社会を考えてみませんか。

樋口耕太郎

あけましておめでとうございます!

温度も10度まで下がって寒くなり、お正月らしい雰囲気になった沖縄でしたが、
あなたはいかがお過ごしでしたか~?

私はごくごくオーソドックスに、大晦日は年越しそばをいただき、
紅白歌合戦を観て今やもうついていけない流行歌のお勉強をこなし、
おせち料理をゆっくり作り、お雑煮・お屠蘇とともにいただき、
初詣には普天間神宮までランニングで行ってお参りをし、その後なんと23時間も
ぐっすり眠って!初夢も見たお正月でした。

さぁ、新しい年の始まりですね。
年の初め、お正月の松の内、1時間、
今年1年向かう方向について、本気になって考えてみませんか。
今月は1年の計画を考える時でもあるのです。

まずは過去を振り返ってみてください。
人は昔から、愛情を人に捧げる喜びをもっていました。
その喜びを忘れ、近年では、人に与えられる愛ばかりを望むようになったため、
いつも不足を感じ、顔も不機嫌になっている人が多いようです。
前に進むためには、過去を振り返り、そのことに気づくことが大事では
ないでしょうか。

そして自分の今いる立場をよく考えてみてください。
自分の立場を、自分の心が正しく赴くところに見出すのは、
難しいようですがいちばん素直なこと。
正しい、というより、こうありたいという願望でよいのです。
誰しも、今年やりたいこと、自分にとって課題となることがあるはずです。
ない人はないはずです。もしそれがない、という人がいたら、
それは単なる怠惰ですよね。

また、自分のことを客観的に、他人の目になって見てみることも大切です。
でも決して、自分を嫌いになってはいけませんよ~。
自分は最も愛すべきものなのですから。

そして、夜が明けて朝になったら、もう後ろを振り返らず、前へ向かって
歩き出しましょう。
そのとき、歩き出す方向がほんの少し曲がると、1年間がちょっとずつ
変な方向へ向かって行きますよ~。とはいえ、何が正しい方向かは誰にも
わからないのですが。
とにかく、まずは自分が行くべき方向をしっかりと考えてみる。
それが今大事なことなのだと思います。

私は、お正月を迎えるとまたひとつ歳を取った、と感じます。
特に今年は大台の50歳になっちゃうんですもの! キャ~~ッ、こわいっ!
でもね、歳を取るって悪いことじゃないですよ。
登ったから見える景色もあるのだから。
それに50歳の今まで生かされていることを思うと、感謝の気持ちで
何かをせずにはいられません。だから私にとって年の初めは、
「人生のお返しに今年は何をできるか」を考える時間なのです。

まず考えたことは、
「あなたとのひとときを、優しさや楽しさで
包むことができますように。」
ということ。

そんな想いでスタートをきりたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、金曜日は七草です。
歴史は平安時代にさかのぼります。
朝廷では一月七日に若葉を摘み、冬の寒さを打ち払おうとする習わしがありました。
一方、海を隔てた中国でも、この日に7種類の菜の煮物を食べれば、万病に
かからないという言い伝えがありました。
七草がゆは、この日本と中国の風習が合体し、一月七日に、一年の無病息災を願い
七草を入れたおかゆをいただいて、冬に不足しがちな野菜を補い、お正月の
暴飲暴食で疲れた胃袋をいたわるという古人の知恵が、現代に行き続けている
行事なんです。
お休みモードからふだんの生活に切り替えるきっかけとしてはとっても
おすすめです!
ぜひ召し上がってみてくださいね。

【2011.1.5 末金典子】