クリーミーなかぼちゃのソースをからめた、カフェ風のパスタです。
常備菜にしてもおいしいピクルスも添えて。

【末金典子】


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▶ペンネはイタリア産有機デュラム小麦セモリナ原料のオーガニックパスタグリーンリーフで購入。ペンネは表面に細かい溝があってソースが絡みやすいので、クリームソースと合わせることがよくあります。今回もその一品。

▶フライパンにオリーブオイルをしいて、岩手県産有機にんにくみじん切り、しめじ、無添加のハーブソーセージを炒め、ゆであがったペンネを加えます。電子レンジで過熱した後で皮を取り除いて柔かつつぶしたかぼちゃ、低温殺菌牛乳、伊平屋の塩、有機こしょう、無添加洋風スープの素を混ぜたものをパスタに和えて完成。

▶牛乳は毎日使いなので、毎回送料をかけて取り寄せるよりも手軽に入手できるものを選んでいます。サンエーハンビータウンでもっとも質が高いと思えるのは、大正8年創業宮平乳業の低温殺菌牛乳です。通常市販されてる牛乳のほとんどが130度で2秒加熱する高温殺菌ですが、宮平低温殺菌牛乳は65度30分かけてゆっくり加熱殺菌したもの。牛乳のタンパク質などは熱で変質しますので、低温で殺菌することで生乳本来の風味が残ります。

その他、沖縄県内で入手できる低温殺菌牛乳は、リウボウ本店の地下食品売り場においている島根県木次乳業木次パスチャライズ牛乳など。木次牛乳は低温殺菌(パスチャライズ)であるだけでなく、乳牛の自然な飼育方法に強くこだわる良心的なメーカーとして全国的にも有名です。ただし一般にリウボウは価格設定がかなり高めなので、同じ商品がネットではずいぶん安く入手できたりします。一定量まとめて購入すると送料が無料になるサービスなどがありますので、その際はネットの方が割安になります。

▶ソーセージは添加物の代名詞のような商品で、沖縄の大手スーパーで販売されているものにはほとんど例外なく大量の添加物が含まれています。一方で、無添加を謳っているハム、ソーセージは、どうもあまりおいしいものがないという印象です。私たちの強いこだわりは、どれだけ安心安全であっても、おいしくなければ意味がないということ。体に良いからといって、味気ない食事をするような人生はまったく納得がいきませんし、そもそも、そんな食事が本当に体にいいのでしょうか?いろいろ試した結果、現時点でおいしいと思える無添加ソーセージは、北海道食創造さんだかんの無添加ソーセージです。原材料は、北海道産豚肉、塩、はちみつ、香辛料、ハーブ(パセリ、マジョラム)のみ。私が知るかぎり沖縄ではグリーンリーフで取り扱いがあります。

▶つけあわせはカリフラワーのはちみつピクルス。耐熱ボールにカリフラワー、イタリア産有機白ワインビネガー、はちみつ、伊平屋の塩夢寿美(えんむすび)の塩を混ぜ入れ電子レンジで加熱します。はちみつは、もちろん蜜蜂がつくるものですが、近年世界的に蜜蜂が大量に死滅する原因不明の蜂群崩壊症候群(CCD: Colony Collapse Disorder)が問題視されており、自然な環境からとれるはちみつに対する関心が高まっています。またはちみつは、価格を抑えるために質の低いものも少なくありませんので、決して価格では選ばないようにしています。今日のお料理には頂きものの宮崎県西澤養蜂場製のはちみつを使いました。本当のはちみつは、蜜蜂が蜜を集める花の種類によって香りと味わいが異なります。

▶サイドの食パンは、浦添市牧港外人住宅で人気上昇中のイッペコッペの食パン。オーナーの西村剛さん、美奈子さんご夫婦が「究極の脇役を目指す」とおっしゃる通り、主張し過ぎず、しかし存在感がある、何度でも買いたくなる日常使いの食パンです。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

有機レモン入りのねぎ塩だれは、さっぱりとした味わいです。
お塩はもちろん野甫の塩で。
「炉端大将・炙家」でじゅじゅうお肉を焼いて、
磯の香りの塩蔵の鳴門わかめとともに、葉野菜に包んでいただきます。
無添加のたらこに香味野菜や唐辛子を加えた、風味の良い一皿も添えて。

【末金典子】


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▶お休みの日の今晩は、ニュージーランド産のオーシャンビーフの焼き肉を、水で洗った鳴門産塩蔵(えんぞう)わかめ、特製ネギ塩ダレをサンチュに包んで頂きます。オーシャンビーフのステーキ用厚切りリブプレミアムを焼き肉用に薄く切って使います。

素材の味をぐっと引き立てるネギ塩味は私たちの大好物です。ネギのみじん切り、BIOCA有機国産レモン果汁伊平屋の塩夢寿美(えんむすび)の塩、有機粗挽きこしょうを混ぜるだけ。レモンの酸味と塩の味わいが絶妙な塩ダレで食べる焼き肉は格別でした。

▶今日はサンエーハンビータウンで有機かぶが手に入りました。有機かぶの水気をしぼって、無添加たらこ、すり下ろした岩手県産有機にんにくと熊本県産有機根しょうがで和え、有機しょうゆ、有機一味唐辛子を混ぜ合わせます。たらこといえば添加物。県内のスーパーに売っているたらこ(明太子)で無添加のものは存在しないのではないでしょうか。調味料(アミノ酸等)、甘味料(ソルビット)、酸化防止剤(V.C)、着色料(赤102、黄5、赤3)、発色剤(亜硝酸Na)などがごく普通に添加されています。ですから、街場でもホテルでも、明太子パスタ、明太子おにぎりなどはとても食べる気になりません。

私たちは明太子メニューの場合は、100%取り寄せた材料を使用します。今日の食材は佐賀県の蔵出しめんたい本舗製の天然調味料辛子明太子オイシックス経由で。この会社は添加物を含んだ商品も数多く販売していますが、一部無添加の商品も作っています。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

無投薬の刀根鶏と椎茸をこんがり焼き、
メープルシロップと日本酒と有機醤油の甘じょっぱい漬けダレに漬け込み、
海苔をちらしたご飯にのせ、無添加梅酢漬けのしょうがを添え、
七味唐辛子をかけていただく丼です。

【末金典子】


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▶今日の料理は料理研究家として第一人者の一人有元葉子さんのレシピです。毎日違うレシピを試していると、レシピを提供する料理研究家の方々の料理に対する姿勢と、経験の深さと、センスの違いがだんだんわかるようになってきます。数多くの料理研究家が様々なメディアに登場しますが、素晴らしいと思える方はそれほど多くはありません。私たちのお気に入りは、有元葉子さんを始め、コウケンテツさん栗原はるみさん辰巳芳子さんなど。ケンタロウさんも素晴らしかったのですが、バイク事故にあわれて今はリハビリに専念されているようです。

▶どんぶりの最後にのせる紅しょうがは、創健社のものをグリーンリーフで購入。もちろん化学調味料、着色料、保存料無添加。国産しょうがを、国産特別栽培の梅から作った梅酢、国産しそ、にがりといっしょに漬けたもの。スーパーで販売されている紅しょうがのほとんどは着色料で赤く染まっています。この紅しょうがはたこ焼き、お好み焼き、焼きそばなどに使っても、さぞかしおいしいと思います。

宮崎産無投薬平飼いの刀根鶏のもも肉と椎茸を網焼きします。有元さんのレシピでは網焼きと指定されていましたのでその通りにじっくり焼いてみたところ(焼き上がりまで少し時間がかかります)、なるほどフライパンなどで焼きつけるのとまったく異なるふっくらした焼き上がりになります。理想を言うならば炭火焼にしたいところですが、家庭では網焼きにするだけでも料理がぐっと盛り上がります。

焼き上がった鶏と椎茸を、純米酒を煮立ててからカナダ産ナチュラルメープルシロップ、有機しょうゆを加えた漬けダレに漬け、焼き海苔をちらしたごはんにのっけて、七味唐辛子を振ります。しょうゆと砂糖ベースの照り焼きダレと比べて、メープルシロップの方がぐっと優しい味になります。有元さんならではの選択といった感じ。

▶椎茸は原木椎茸の方が断然おいしいのですが、残念なことに今日は入手できませんでした。よって、菌床栽培の椎茸です。

▶ほうれん草のお味噌汁は、チョーコーの有機麦味噌で。味噌は米味噌、麦味噌、麦米合わせ味噌などがありますが、私たちは麦味噌の優しさが好きです。サンエーコンベンションシティで手に入ります。なぜかサンエーハンビータウンにはおいていません。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

無添加えびや紅豚が入って、お野菜もたっぷりの五目うま煮。
いろいろな素材のうまみを、とろみあんがまとめてくれます。

具に入れるきくらげは九州産の物を使っています。
ひじきやわかめもそうなのですが、中国産と国内産とでは価格が何倍も
違ってきます。
安全性も大事ではありますが、お味にもぐんと差が出てきますので
国内産のものを使いたいものです。

炒めたあと少し蒸し煮にして、素材のおいしさを引き出す一品です。

【末金典子】


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▶むきえびは、普通のスーパーでは、冷凍のものであっても酸化防止剤などの添加物が含まれていないものはほとんど置いてありません。私たちはえびのメニューのときはオイシックスから取り寄せます。最近のネットショップは、食品の成分表示が明記してあるものが多く、注文する際に添加物の有無や原材料の詳細を確認できます。

▶豚肩ロースはいつもの沖縄県産紅豚マルホンの太香ごま油をしいて、有機しょうがのみじん切りを炒めたフライパンの上に、一枚一枚(手早く)広げて焼きつけます。色が変わる頃まで広げておくと、その後他の具と混ぜた後でもお肉がひらひらして、私はこの食感が好きです。

フライパンは、オールクラッドスイスダイヤモンドを併用していますが、最近はオールクラッドの方がお気に入り。

▶きくらげは国産と中国産では価格が3倍くらい違いますが、私たちは選択肢があれば必ず国産を選びます。純粋においしいと思うからです。

▶ヤングコーン水煮、うずらの卵水煮は(できるだけ)添加物のないものを選びます。いずれもサンエーハンビータウンで。ヤングコーン水煮はクエン酸が添加されていました。クエン酸は毒ではないと思うのですが、それでも選択肢があれば無添加のものを選びます。

クエン酸はレモンや梅干しにも含まれている酸味の成分で、食品の酸化を防ぐために添加されることがあります。とはいえ、レモン汁のクエン酸と、でんぷんや糖を発酵させて工業的に精製するするものが同じであるとは、私たちには思えないのです。

また、「酸化防止剤(ビタミンC)」と表示されているものがあります。食品に添加されている「ビタミンC」は、でんぷんを加水分解してグルコース(ブドウ糖)を作り、そのグルコースを発酵させて化学的に合成されるアスコルビン酸のことです。化学式はビタミンCと同じなのですが、やはり私たちにはレモン汁と同じものだとは思えないのです。ペットボトルのお茶にはほとんどアスコルビン酸が添加されていますが、直接お湯を湧かして淹れたお茶とは味わいがまったく変わってしまっていて、私にはとても飲めません。

▶オイスターソースは、無添加の商品はサンエーハンビータウンにも、牧港コープにもありません。ユウキ食品の化学調味料無添加オイスターソースは増粘剤(加工でんぷん・キサンタン)が添加されているため敬遠しています。キサンタンも毒ではないと言われていますが、とろみをつけるためにわざわざ添加しなければならないのは、そもそもまっとうな製法で作られていないからではないかと推測しています。サンエーコンベンションシティ内にあるカルディコーヒーファームにあるメガシェフを使うことが多いです。中のソースが出づらくて少し不便ですが。

▶今日のお皿は、五目うま煮の色合いに合わせて、フィンランド製アラビア社のアピラです。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

昨夜は晩ごはんがとても遅かったので少し軽めに、
有機赤とうがらしのピリッとした辛みで味を引きしめる炒めものと、
有機麦味噌のおみそ汁、有機納豆のお夕食です。

【末金典子】


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▶材料の有機トマト、国産無添加ちりめんじゃこ、県産EM有精卵溶き卵、島根県産有機赤唐辛子、岩手県産有機にんにくみじん切り、乾燥わかめはサンエーハンビータウンで手に入ります。ちりめんじゃこは添加物が含まれているものが少なくありませんので、ひとつひとつ確認して選びます。

調味料は伊平屋の塩夢寿美(えんむすび)の塩ラウデミオ・フレスコバルディです。食材は和食なのですが、味付けはにんにく、塩、オリーブオイル、唐辛子と、ペペロンチーノ風でなかなかエキゾチックに仕上がりました。

いつものことですが、伊平屋の塩、ラウデミオ・フレスコバルディを使うことで、料理全体の豊かさがまるで違ってきます。特にラウデミオは高価な食材ですが、それでも価値があると思うのです。

ところで、日本で一般に言う「ペペロンチーノ」とは、イタリアではアーリオ・オリオ・ペペロンチーノ(aglio, olio e peperoncino)と呼ばれ、それぞれにんにく、オリーブオイル、唐辛子の意味です。つまり、元の意味ではペペロンチーノ=唐辛子。なるほど、私もこの原稿を書くまで知りませんでした。

▶私は子どもの頃から納豆をたっぷり食べられる食事に憧れていました。大人になって好きなだけ食べられるのが嬉しいかぎりです。有機納豆はサンエーハンビータウンで入手できます。いろいろな種類を試してみましたが、それぞれ味がずいぶん違います。

国産「大豆」納豆か、アメリカ産「有機大豆」納豆かでは迷いますが、今のところ後者をよく使っています。大豆は国内自給率が数パーセントしかなく、消費量のおよそ8割がアメリカからの輸入です。しかし、アメリカ産大豆のおよそ8割は遺伝子組み換え作物だと言われていますので、「遺伝子組み換えでない」と表示されていることを確認して購入します。サンエーに国産有機大豆納豆の登場を待ちたいところです。

ところで私たちは、食材で国内産か海外産の選択肢がある場合は、価格をほぼ度外視して可能なかぎり国内産のものを利用しています。例えばにんにくは国内産と中国産では価格が10倍近くも差があるときがありますが、やはり国内産の香りでは勝負にならないと思っています。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

有機にんにく・青じそ・有機玉ねぎ・国産レモン・
エキストラバージンオリーブオイル・有機醤油・野甫の塩・有機胡椒で作る
洋風の特製ドレッシングでかつおをモリモリいただきます。
ズッキーニやみょうがのあえものも添えて。

【末金典子】


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▶牧港コープで仕入れた高知県枕野崎産かつおのたたき(解凍)に、特性ドレッシングをかけます。この特製ドレッシングの原材料の組み合わせがなんとも絶妙。有機にんにく(すりおろし)、青じそ、有機たまねぎ(みじん切り)、国産有機レモン、エキストラバージンオリーブオイル、有機しょうゆ、野甫(伊平屋島)の塩、有機粗挽きこしょう、という組み合わせは、やはり自分では決して考えつきません。

国産有機レモンは、サンエーハンビータウンで時々入手できますが、手に入らないときも多いので、そんなときはBIOCA有機レモン果汁が便利です。エキストラバージンオリーブオイルでカツオのたたきがぐっと洋風になりますが、ドレッシングのオリーブオイルは絶対にケチらない方が人生が豊かになるというのが私たちの考えです。

▶お休みの日は、メインの他にもう一品用意するのが私たちの楽しみ。ズッキーニの塩昆布あえは、有機ズッキーニ、みょうが、無添加塩昆布、伊平屋島の塩、有機醤油で作ります。ズッキーニもみょうがも個性があって素晴らしい食材ですが、塩昆布と組み合わせると今まで経験しなかったおいしさになります。

▶昆布と鰹の合わせだし絹さやのお味噌汁に山椒(粉末)を振りかけて、龍の瞳のごはんと一緒に。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

今日は樋口の次世代金融講座が夜にあり早目のお食事となるため
少し軽めのお夕食メニューです。
おいもを無添加コンソメスープでゆでる、まろやかでやさしい味わいが絶品の
ポテトサラダです! じゃがいもをつぶしすぎないように、少し食感を残して
作ります。
有精卵の卵焼きや、昆布だしの有機納豆のお味噌汁も添えて定食風に。

【末金典子】


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▶本日は焼きサバ定食風ですが、気持ちの中では、じゃがいもをコンソメスープでゆでて作る、創業昭和43年老舗居酒屋「青山ぼこい」の看板メニュー「コンソメポテサラ」がメインです。友人から段ボール箱ぎっしりの北海道産有機じゃがいもと有機たまねぎを頂いたので、それをたっぷり使います。

きゅうり、化学合成添加物不使用ベーコン、有精卵EMたまご、などはサンエーハンビータウンで。ベーコンは、発色剤・リン酸塩・保存料・酸化防止剤・合成着色料・化学調味料を添加せずに製造している信州ハムのスライスベーコンを使いました。欲を言えばもっとおいしい商品はたくさんありますが、サンエーハンビータウンに並んでいる「薬品漬け」とも言えそうな他のベーコン、ハムなどと比べると遥かに良質。手軽でちょっと使いには重宝します。

ポテサラにはマヨネーズをたっぷり120cc使いますので、マヨネーズの選択は重要。質の低いものを使うと、後味が悪いだけでなく、どうやら太りやすくなります。私たちは、創健社有精卵マヨネーズを牧港コープで仕入れます。見たところサンエーハンビータウンに良質なマヨネーズはありません。良質なマヨネーズと言えば松田のマヨネーズも有名ですが、私たちにはちょっと甘口に感じられます。こちらも牧港コープで入手できます。

▶サバは北海道釧路産の塩真鯖をサンエーハンビータウンで。スーパーで販売している鮮魚は添加物が加えられているものがずいぶんありますので、ひとつひとつ確認してから購入します。もちろん無添加。

▶焼きサバや卵焼きにかける醤油は、丸大豆の生しょうゆを使うことがあります。キッコーマンの生しょうゆは、火入れ(加熱処理)をしない、もろみを絞ったままの生しょうゆで、風味と香りが通常の醤油と異なります。生醤油は鮮度を維持することが難しく、これまでほとんど市販されていなかったようですが、キッコーマンが二重構造の特殊容器を開発したことで2010年に商品化されました。2013年頃にブームに火がつき、売れすぎて販売中止になるなど話題になりました。有機生しょうゆは私の知るかぎり存在しませんが、遠からず商品化されるに違いないと思います。今から楽しみにしています。キッコーマンの商品開発については、こちらの記事がとても参考になります。

*今日からデジカメ変えました。写真の腕は同じですが鮮明度が上がっています。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

今日7日は七草です。
歴史は平安時代にさかのぼります。
朝廷では一月七日に若葉を摘み、冬の寒さを打ち払おうとする習わしがありました。
一方、海を隔てた中国でも、この日に7種類の菜の煮物を食べれば、万病に
かからないという言い伝えがありました。
七草がゆは、この日本と中国の風習が合体し、一月七日に、一年の無病息災を
願い、七草を入れたおかゆをいただいて、冬に不足しがちな野菜を補い、
お正月の暴飲暴食で疲れた胃袋をいたわるという古人の知恵が、
現代に生き続けている行事なんです。
お休みモードからふだんの生活に切り替えるきっかけとしてはとってもおすすめです!
苦みのあるものを食べたいときはからだが浄化を求めているサインともいえそうですね。

我が家は天然の焼き鮭や、有精卵の温泉卵や、
無添加の数種のお漬け物を添えていただきます。

【末金典子】


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▶春の七草は、せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ。この若草を龍の瞳といっしょに炊いてお粥を作ります。

▶お粥の一杯目は焼き鮭とお漬け物で頂きました。北海道産天然鮭(もちろん無添加。スーパーで売られているお魚にはph調整材など多くの添加物が含まれているものが少なくありません。成分表示を確認して購入します。できれば国産、天然、非解凍を選びます)は牧港コープで購入。お魚のラインアップはサンエーハンビータウンよりもやや充実している印象があります。

宮崎県産有機大根をつかったたくあん柴漬けはいずれもオーサワのものをグリーンリーフで購入しました。「昔ながらの梅干し」はサンエーハンビータウンに置いてある50種類の梅干しの中で唯一無添加のもの。おいしい漬け物を食べるとほっとします。このシリーズでもたびたび登場しますが、安心安全な食材を提供する卸企業、オーサワ(昭和23年創業、本社東京都)、ムソー(昭和44年創業、本社大阪)は数多くの素晴らしい食材を揃えている良企業です。両社とも、オーガニックという言葉が存在する遥か以前からこの分野で努力を重ねている相当な老舗であることが素晴らしいですね。

▶お粥の二杯目は温泉たまごに有機しょうゆをたらして食べました。温泉たまごはEM有精卵のたまごで作りました。湧かせたお湯の火を止め、たまごをつけて15分置くだけ。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

無添加梅干しの酸味がすっきりした味わいの無添加梅しょうゆダレを
日本酒と利尻昆布と有機醤油とカツオ節で先に作っておきます。
(梅干しは種からうま味が出るので、一緒に煮立てるのがポイント)
そのタレの酸味で紅豚がほどよいさっぱり味に!
有機タマネギは歯触りよく仕上げたいので、手早く炒めます。

【末金典子】


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▶日本人は梅干しが大好きです。サンエーハンビータウンにはざっと50種類の梅干しが売られていて、様々な産地の様々な種類のものが所狭しと並んでいますが、すべての商品のラベルを確認して、原材料が、梅、しそ、塩、のみで添加物が使用されていないものはたった一種類しかありませんでした。

ちなみに、お漬け物も同じような状態で、添加物が含まれていない商品を沖縄のスーパーで入手することはとても難しいのです。保存食であるはずのお漬け物に保存料などが使われているのは、発酵時間を節約したり、原材料の質を下げた分の味と香りと色を添加するなど、要はコストを下げるためなのだと思います。私たちの社会で本当の(というより普通の)漬け物はほとんど流通していません。驚きですね。

▶梅しょうゆだれは、純米酒をベースに昆布と梅干しの種を入れて旨味だしをとります。4分煮てアルコールが飛んだところで梅の果肉、有機しょうゆ、かつお節を加えて作ります。私たちがレシピに忠実に料理するのは、多くの発見があるからです。これも私たちでは絶対に考えつかないレシピでした。水ではなくお酒で、そして、梅干しの種からだしを取るなんて考えたこともありませんでした。このたれはそうめんのつけだれ、和風ドレッシング、冷や奴など、万能に利用できるそうです。

オールクラッドのフライパンオーサワの菜種油をしいて、紅豚もも肉2㎜のスライスを炒め、有機こしょうをふります。私はスライスされたお肉を一枚ずつ広げて焼きつけるのが好きです。一枚一枚のお肉がひらひらして食感が楽しいのです。お肉の色が変わったところで2㎝幅のくし形に切った有機タマネギを加えて、しんなりしたところで梅しょうゆだれを加えて出来上がり。

▶私たちは、基本的にメインの料理を一品だけ作ることにしています(週末はもう一品増やすこともあります)。なぜならば、本当においしい料理は一品でもたくさんたくさん食べられるからです。例えばバイキング。20種類以上並んでいるたくさんの料理を食べるのは楽しいことですが、冷静に考えてみるとひとつひとつはそれほどおいしくないと感じた経験はありませんか?もしも、20種類ではなく「その中からひとつだけ選んで、今日はその一品で夕ご飯にして下さい」と言われたら、とてもたくさんは食べられません。でも、良質の食材で丁寧に作った本当においしい料理は一品でも、というより、その一品をどこまでも食べたくなります。逆に考えれば、一品で満足できないのは料理の質が低いからではないかと思うのです。

▶ごはんはもちろん龍の瞳ハリオの土鍋で炊きます。私たちはお米研ぎ、炊飯に水道水を使いません。いったん湧かした水を使って、水道水に混じっている塩素などを飛ばします。お米は水で味が大きく変わりますので、これもぜひお勧めします。

▶付け合わせのお豆腐は北海道十勝産丸大豆100%を使った「十勝十富(とかちどうふ)」をオイシックスで取り寄せました。実は賞味期限が12月21日(2週間以上前)のものですが、普通においしく頂きました(もちろん無添加です。充てん豆腐であれば、それほど簡単に腐りません)。賞味期限は過剰に重要視されているように思います。自分の五感を信じて味わいたいと思います。
【樋口耕太郎】

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昨日の晩ごはんがとても遅かったので今日の仕事始めには
あっさりとしたものをいただきます。
有機しょうがと有機みりんとお醤油でづけにしたかつおと、
有機酢めしを手で混ぜた三重県名物のアレンジ版のおすしです。
温かいおうどんも添えて。

【末金典子】


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▶お米(「龍の瞳」)は磨いで約30分水に浸し、ざるにあけてハリオの土鍋に入れ、お酒を加えて昆布をのせ普通に炊きます。ごはんが炊けたら昆布を除いて、すし酢調味料(酢、粗糖伊平屋の塩)を回しかけ、しゃもじで切るように混ぜてさまします。酢は美濃有機純米酢をサンエーハンビータウンで購入。

▶かつおは太平洋産の生食用スライスを牧港コープで購入したものを、有機醤油、有機本みりん、有機しょうが皮付き薄切りに、裏表を返しながら15分間つけます。

▶アスパラガス、絹さや、しそ、有機しょうが、有機白ごまはいずれもサンエーハンビータウンにて。アスパラ、絹さや、しそは沖縄では有機が入手しにくいです。

かつお、アスパラ、絹さや、しそ、しょうが、ごまの組み合わせはちょっと自分では思いつきません。私たちは料理にあたって、(良くも悪くも)レシピ通り忠実に作るようにしています。料理研究家の中には本当に料理を知り尽くしている方もいらっしゃいます。彼らの一段深い意図を理解するためにも、付け合わせの野菜から組み合わせから、調味料から、かけずり回ってでも指示されたものを集めてその通りに作ってみると、なるほど、それぞれの食材を利用した理由、料理方法の工夫などを知ることができ、とても良い学びになるのです。

▶100%国産小麦のうどんは、かつおと昆布のあわせ出しをベース。有機ねぎと有精卵のEMたまごを加えてます。汁を最後まで飲みたくなるおいしいうどんです。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

香ばしく焼けた紅豚を、とろけた無添加チーズがやさしく包みます。
食べごたえ満点のひと皿です。

トマトと青じそのさっぱりとした酸味を楽しむサラダも添えて。
ドレッシングはスペイン産メルガレホのピクアル・プレミアムと
オーガニック白ワインビネガーと野甫島の塩とオーガニックペッパーと
粗糖でフレンチドレッシングを作りました。

【末金典子】


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▶豚肉のチーズ照り焼きは、沖縄県産紅豚のロース1センチ切りを一人250gたっぷりと用意します。豚肉は脂身がおいしいという方も多いのですが、私たちは脂身を取ってしまうことが多いです。ボールに紅豚、有機醤油、純米酒、有機しょうがすり下ろしを入れて10分ほどなじませます。2分焼きつけて裏返し、フタをしてまた2分、その上にナチュラルモッツァレラチーズをのせて、再びフタをして2分。チーズがとろけたところで有機粗挽きこしょうをふります。

▶ブロッコリーは沖縄ではなかなか有機が入手できません。今日は通常の国産ブロッコリーをサンエーで購入。縦半分に切ってから油を引いたフライパンで両面をこんがり焼いて塩をふります。油は料理においてとても重要です。サラダ油はムソーの純正菜種油またはオーサワの圧搾一番搾り国産菜種油を使っています。前者は比嘉健康食品センター、後者はグリーンリーフで入手できます。塩はいつもの伊平屋の塩夢寿美(えんむすび)の塩。私が知るかぎり沖縄本島では販売していませんので、生産者の松宮さんから直接取り寄せています。この塩をふるだけで、野菜を焼きつけただけのシンプルな付け合わせが、びっくりするほどおいしくなります。

▶サイドはトマトと青じそのサラダです。ドレッシングはスペイン産メルガレホのピクアル・プレミアムを試してみました。私たちはドレッシングはすべて自家製です。といっても、質の良いエクストラ・バージン・オリーブオイルに有機醤油、有機レモン汁、有機こしょうなどを混ぜるだけ。副菜のサラダが、スーパーリッチなごちそうになります。今回のフレンチドレッシングは、有機白ワインヴィネガーと粗糖を使いました。いずれもサンエーハンビータウンで購入できます。

▶レシピについて、豚ロースに有機しょうがと有機醤油で既においしい味がしみているので、モツァレラチーズを乗っけるのはかえってもったいないような気がしました。よって★★。

【樋口耕太郎】

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「料亭で出されるクラスのお取り寄せタラバガニのボイル
我が家特製醤油にんにくバターソース添え」
「カラマラータ」

クリスマスやお正月などのイベントの時には、我が家では必ず大好物の
タラバガニをお取り寄せします。料亭や高級レストランに卸している業者さんから
送っていただき、二人で1キロを蒸してガッツリと、醤油・有機にんにく・
溶かしバター・ピンクペッパー・イタリアンハーブで作る特製のソースでいただきます。

いつもいっしょにいただくのがパスタ料理です。
今日はイタリア人もよく食べるイカ(カラマーリ)の味を引き立てる
リガトーニペンネで作ったカラマラータで、
無添加のケッパーやオーガニック黒オリーブやオーガニック白ワインや
有機にんにくなどを使い、トマトソースではなく、甘めの生のトマトで
白く仕上げます。

【末金典子】


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▶タラバガニに合わせるソースは、末金オリジナルのレシピです。そのあまりのおいしさに、「タラバガニを食べるときにはこのソースなしではあり得ない」と心に決めています。そんなわけで、希に外食でカニを食べにいくときも、このソースを密かに持ち込んでいます。電子レンジなどで溶かしたバター(カルピスバターの有塩がおすすめです)に、有機醤油、すり下ろした有機にんにく、イタリアンハーブミックス、ピンクペッパーを混ぜてできあがりです。材料はいずれもサンエーハンビータウンなどで入手可能です。ぜひ試してみて下さい。このソースはタラバにもっとも合います。毛ガニは自家製ポン酢などの方がおいしいと思います。

▶カラマラータの材料は、イカ、無添加ケッパー、有機黒オリーブ、有機白ワイン、有機にんにく、有機小麦粉、トマト、ルッコラ、海水塩、エキストラバージンオリーブオイル、リガトーニペンネです。

イカはサンエーコンベンションシティで長崎産のものを仕入れました。

無添加ケッパーはそのお隣のカルディ・コーヒーファームにて。

有機オリーブ、有機白ワイン、有機にんにく、有機小麦もサンエーコンベンションシティで手に入ります。オリーブはこのパスタには緑のものは風味が強すぎてしまうので黒を使用。

トマトとルッコラはこの時期有機のものがありませんでした。私たちは、それがたとえ有機無農薬であっても水耕栽培の野菜を好まないのですが、今回のルッコラは宮古島産水耕栽培のもの。土耕野菜が手に入るときは必ずそちらを選びます。

塩はいろいろ試した結果、伊平屋島の塩がいちばんのお気に入りです。塩を変えるだけで料理全体の味がこうまで豊かになるものかと驚かれると思います。

リガトーニペンネは100%イタリア産にこだわったグラノ・アルマーノ社製のものを、プラザハウスの食品コーナーで見つけました。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

私たちは、ほぼ365日違うレシピを試していますので、同じメニューで食事をすることがほとんどありません。二日連続で同じものを食べるのは、一年を通じてお正月の二日間だけだと思います。私たちの「今日のごちそう」は昨日と同じおせち料理ですので、同じものを掲載する代わりに、ペットフードを取り上げたいと思います。

多くの書籍や資料に目を通し、私たちなりに試行錯誤をくり返していくうちに、動物たちが見るからに元気になっていったのです。ペットオーナーは病気になると動物病院に連れて行きますが、ひょっとしたら毎日の食事が病気の原因かも知れません。私たちの同居人?は毎日のように近隣パトロール?のために外出するのですが、もう何年もノミがつかず、目立った病気にもかからず、高齢にも関わらず毛並みがつややかなのは、決して偶然ではないと思います。

▶今までにいろいろなフードを試しましたが、現在は殺処分ゼロの国ドイツ産アニモンダ社のラフィーネをメインに与えています。アニモンダ社は1913年に設立されたドイツ有数の食品メーカー、ストックマイヤーの子会社で、100年の歴史がある親会社のノウハウを活かして高品質ペットフードを製造しています。基本的に遺伝子組み換えでない、人間と同じ食材を利用し、砂糖、塩などの不要な調味料を加えず、人口保存料や着色料などを使用しない製法によって製造されています。

▶フードに加えて、1日一回生の魚やお肉を用意しています。「今日のごちそう」は沖縄近海産のマグロ角切り(非冷凍)です。サンエーハンビータウンなどで比較的手頃なもの、特売品になったものなどから、好物を選びます。栄養素が足りているからといって、私たち人間が毎日毎日同じ固形食を食べ続ける人生など考えられません。感情豊かなペットだって、同じように感じているに違いありません。それが証拠に、生のマグロの切り身など、彼らの好物を買ってくると準備しているときから大変な興奮状態です。私たちがおいしいごちそうを目の前にしてお腹を鳴らすのと何も変わりません。

▶飲み水は、サントリー阿蘇の天然水など、ナチュラル・ミネラル・ウォーターの安価なものをサンエーハンビータウンなどで買っています。比較すると良く分かるのですが、普通の水道水を与えたときと、ミネラル・ウォーターを与えたときとでは、水の減り方がはっきり異なります。人間よりも遥かに五感の鋭い動物が、より自然な食べものや飲み水を好むのは当たり前のことなのですね。

ちなみに、私たちは氷を買わずにこのミネラル・ウォーターで自家製します。アイスコーヒーなど大量の氷を必要とする飲み物は特に、自然な水から作った氷を使用することで味わいがずいぶん異なります。せっかくおいしいコーヒーを入れても、氷で味が台無しになってはもったいないですからね。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。


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今日のメニューは「年越し有機そば」と「有機ほうれんそうと梅干のチャーハン」。
茹で上げた出雲の有機そばを、かつおと利尻昆布の合わせだしを作り、
煮た揚げと有精卵の卵で月見きつねそばに。
薄味仕上げの有機ほうれん草のおひたしを先に作り、汁気を絞って
炊き立てごはんと炒め合わせ仕上げに無添加梅干のたたいたものを混ぜたチャーハンに
有機の柴漬けを添えて。
あまりにおなかがすきすぎていて写真を撮ることを忘れ一気に食べてしまいました!

【末金典子】

年越し有機そばは、本格派奥出雲そば専門店本田の有機出雲そばを使用(サンエーハンビータウン)。有機そば粉と有機小麦粉を原料とした5割そばです。有機そば粉はカナダ、中国産、有機小麦粉は北米、トルコ産。一般にそばをゆでると臭みが出ることがありますが、これは添加物によるもの。このそばは本来のそばの香りが楽しめます。

有機ほうれん草はサンエーハンビータウンの有機コーナーで購入。

梅干しはどこのスーパーにもたくさんの種類が並んでいます。サンエーハンビータウンでもざっと50種類の梅干しが売られていますが、そのすべての商品を確認すると原材料が、梅、しそ、塩、のみで、添加物が使用されていないものはたった一種類しかありません。

ごはんは、岐阜県下呂産の「龍の瞳」(有機JAS)を、ハリオ製フタがガラスの炊飯鍋で炊いたもの。チャーハンと言えば、残りの冷や飯を使用する人も多いと思いますが、敢えて炊きたてのごはんを惜しげなく使うのがおいしいのです。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

安全且つ美味しいものをとほぼ毎日自宅で二人で手料理を作っています。
毎回の食材には、できる限り有機無農薬野菜を揃え、
お肉は、紅豚や、無投薬の刀根鶏や、
無投薬オーガニックの尾崎牛やニュージーランド牛などを使用し、
化学性の調味料は一切使わず、有機の調味料などで味付けをするなど、
無添加のこだわりのメニューです。ごはんは、NHKでも紹介され
ますます手に入りにくくなった突然変異でできたという昨今話題の貴重な
「龍の瞳有機JAS大粒米」を送ってもらって、土鍋で炊いています。

今日のメインメニューは
「ナチュラルビーフ・ペッパーステーキ」です。
我が家は今日が今年の仕事納め。
一年のお互いを労って特別なステーキを。
オーガニックのあらびきブラックペパー。ただ、それだけをまぶしつけた
ナチュラルビーフをよ~く熱したオールクラッドのフライパンで焼きつけます。
よいお肉なのでうまみがグッとくる一品です。

【末金典子】


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▶ナチュラルビーフはニュージーランド産のオーシャンビーフを試してみました。ロースの芯の部位だけを使ったリブロースです。スローフード専門のネットショップ「ハイ食材室」から取り寄せ。

ウェブサイトの説明文より:「広大で豊かな自然環境のかな飼育され(牛にストレスとためない環境=お肉が硬くならない)、 とさつ前、150日~180日の間小麦を主体とした飼料を与え飼育されます。よってその運動量によりお肉に刺しが入り、そして穀物飼育を行うことにより、 甘みのある肉質になるのです。つまり強制的にトウモロコシなどを与え強制的に刺しを入れこんだお肉ではないのです。あくまでも自然環境の中で、自然に健康 的に育った牛のみをご提案させて頂きます。」

▶有機ペッパーはS&Bの有機ブラックペッパー粗挽きはサンエーコンベンションシティの有機コーナーで購入(なぜかサンエーハンビータウンでの扱いはありません)。コショウなど香の物はオーガニックを使用すると料理全体がぐっと引き立ちます。片面にペッパーをふって、こちらの面から焼きつけます。

▶写真右に見える有機フレンチマスタードはドイツで1947年創業のツヴァルゲンヴィーゼ社製(ホットマスタード)。昔ながらの製法で石臼で丁寧に挽いて作られたもの。たっぷりのマスタードに包丁で叩いたパセリを散らしています。お肉にマスタードを付けながら頂きます。自宅の近所でよく利用するグリーンリーフ(北谷町)で購入しましたが、現在は取り扱いがないので他の商品または仕入れ先を検討中です。

▶付け合わせは、ブロッコリーを茹でてから、トマト、ズッキーニ、ベーコンと一緒に炒めたもの。野菜は入手できるときは必ず有機を購入しますが、タイミングが合わなければ国産を選びます。有機トマト、有機ズッキーニはときどきサンエーハンビータウンなどで置いています。

ベーコンは添加物が多く使用されがちな食品の代表格で、注意して購入しなければほぼ確実に着色料、保存料などが添加されています。ベーコンがメインの料理のときはネットで取り寄せますが、付け合わせなどの場合は、サンエーハンビータウンでグリーンマークブランド無塩析のベーコンスライスを購入します。

オリーブオイルフレスコバルディ・ラウデミオを 使っています。ラウデミオは、トスカーナの生産組合「リ・オリバンティ」が自ら制定した厳しい基準に合格したエキストラヴァージンオリーブオイルだけに与 えられる名称で、現在35種類のラウデミオが生産されています。中でも800年続いているフィレンツェの名門フレスコバルディ公爵家のワイン/オリーブ農 園で生産されるオリーブオイルは世界最高品質と言われています。香りが高く、スパイシーで、上品なコクがあり、私もこれに勝るオリーブオイルを経験したこ とがありません。500mlで4200円と高価ですが、その価値は十分にあります。

お米は、末金のコメントにもありました、岐阜県下呂温泉でとれる「龍の瞳」。 様々なコンテストで何度も日本一に選ばれているお米で、驚くほどの瑞々しさとハリがあります。いくつかの種類が販売されていますが、私たちはその中でも有 機JAS米を年間予約して、送付してもらっています。今年も11月から新米が発売されていますが、このお米は水分を多く含むため、新米はより大きな粒でさ らにおいしさが際立っています。

▶最近は土鍋炊飯がブームのようですが、私たちはハリオ製フタがガラスの炊飯鍋で炊いています。この土鍋は実に扱いやすく、電気炊飯器並みの手軽さで、最高に価値のある買い物のひとつになりました。土鍋で炊いたごはんは電気やIHの炊飯器とは比較にならないおいしさで、一度経験されると二度と手放せなくなると思います。

飲み物はいつも料理に合わせることにしています。和食には有機緑茶、中華には有機ウーロン茶、韓国料理には有機コーン茶といった感じです。今回のステーキには、ムソーの有機ストレートアップルジュースをドイツ産の天然炭酸水ゲロルシュタイナーで割って頂きました。アップルジュース100%有機果汁であることはもちろんですが、ストレートは濃縮還元とは比較にならないおいしさです。炭酸水も天然のものがやはり個性と味があって、安価な炭酸水とはまったく別物です。いずれもサンエーハンビータウンで購入できます。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。