お元気ですか?
街にクリスマスキャロルが流れるころ、北風は寒くても心はウキウキしてきますね。
クリスマスはだれもが幸せを感じるシーズンです。

このクリスマス、実はキリスト教よりも古い起源をもっていることを
ご存じでしたか?
クリスマスはイエス・キリストの誕生日を祝うものではありますが、もともとは
ローマで行われていた冬至の祝祭をキリスト教が取り入れたものだと
いわれているのです。
冬至の日、昼が一番短くなりますが、この日を境に光はまた徐々に
復活していきます。この光の死と再生を祝うとても大事な祝祭だったようです。
クリスマスのころ、人々の希望がもう一度復活します。
贈り物をしあうのは、そのことをお互いに歓び、わかちあうためなのだとか。
またこのころには、目には見えない世界からたくさんの妖精たちもやってくると
されています。
このクリスマスのシーズンにあなたの心にある希望にもう一度、
目を向けてみてはどうでしょう?

時代が大きく変わりはじめる中、ますますウソがつけない状況、
もう、正直に生きるしかない環境…がせまってきている気がしてなりません。
そんなゆれる時代に、真のよりどころとなるのは、実は「自分」、
そして、「自分のからだ」です。
自分の「頭」(脳)は誤作動しますが、からだは優秀です!!

たとえば、頭で無理矢理納得させて嫌なことをし続けストレスを溜め込んでしまうと、
からだは正直に反応して病気になったりしますよね。

また、化学的なものをからだに与えるたびに、からだは嫌がります。
からだに無理な消化という余分な仕事を押しつけるからです。
ですので、どうぞ本来の自分=自然の部分をより高く作動させるべく、
化学調味料や添加物の入ったものはなるべく口にせず、シンプルな食べもの、
地産地消のものを取り入れ、質のいいものをしっかり食べる等のセルフケアを
楽しんで取り入れていただけたらと思っています。きっと活力が湧いてくるはずです。
あなた以外の誰も、あなたの人生を変えることはできないのですから。

さて。
今年も残すところ10日ほどととなりました。
あなたにとってどんな一年でしたでしょうか。

この一年本当にお疲れさまでした。
今年もいろいろと御苦労があり大変でしたね。
あなたは今どんなお気持ちでお過ごしでしょうか。
お疲れになっていませんか。
心配事はございませんか。
夜はよく眠れていますでしょうか。
ご病気などされていませんでしょうか。
楽しいことはありましたか。
困ったことなどありませんでしょうか。……

日々麗王に立ちながら、ふと手をとめて、こんなことばかりを思います。
あの人のお顔、この人のお顔…。
とても不安定な世の中の今、たくさんのお店の中から、麗王を選んで
いらしてくださることが、どんなにありがたいことかと考えると、
こんなふうにみなさまのことを思わずにはいられないのです。
この前いらしてくださった時、何かひとつでもお役に立つことはできただろうか。
行ってよかったと思っていただけただろうかと、一人一人のお声を聞きに
お伺いしたい気持ちで一杯です。
いつものように麗王に行ってはみたものの今日はつまらなくて損をしたと
がっかりされないよう、みなさまの大切なお金を無駄にしないよう、心を配り、
そしてみなさまにどんなふうに楽しく時間をお過ごしいただこうかと深く考えながら、
大きく反省をしながら、お一人お一人の肩にそっと手を当てるような気持ちで
人と人との繋がりを大切にと麗王を続けさせていただいて今年で22年が
過ぎました。

今年という年は私にとっての分岐点でもありました。
2年連続で病気をし夏場に2ヶ月も店を閉めてしまい、働き方というものを
考えざるをえなくなりました。
20代30代の頃のように、昼夜働き睡眠時間4時間だなんて、50代の今
もうできるわけがないんだなと。
そこで。どうせ毎年二ヶ月も倒れてしまうならその分を年均等に割りふり
思いきって週休二日制にし、「日曜・月曜・祝祭日 定休日」に変えました。
またこれまでは長期で店を休むなんてと我慢していた旅行に出かけることも
リフレッシュのために取り入れました。
その結果、折角みなさまがいらしてくださっても休んでいたり、
営業日が減ったりしたからでしょう、昨年までのようにいついらしてくださっても満席で…
なんてことはなくなってしまい、すいている日が増えましたが、
麗王を営み始めた23年前の頃を懐かしく想いました。
お一人お一人のお話をじっくりゆっくりとうかがう毎日。
麗王はやっぱりこうでなくてはと。
また原点に戻り、じっくりお話をうかがうためにみなさまをお迎えし、
ゆっくりと歩みを進めたいと思っております。来年もまたどうぞよろしくお願いいたします。

みなさまのおかげで、この一年も麗王を続けることができました。
本当にありがとうございました。
どうぞよいお年をお迎えくださいね。
あなたが来年もどうかこの上もなくお幸せでありますように。

* 子供時代よりお世話になった叔父が急逝し、お葬式の手伝いのためと母の入院のため、帰省することになり22日(金)~25日(月)までの4日間お休みさせていただきます。

年内は30日(土)まで、新年は5日(金)から営業させていただきます。

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麗王
トリニティ株式会社
末金典子

11月1日からお休みさせていただいて麗王に集う友人達6人でハワイに
行ってまいりました!
今回の旅では、全米一に輝くカイルアのラニカイビーチの真ん前に建つ歴史的別荘を
みんなで借りてそこを拠点とし(100年も前に建てられた家なのでゴーストにも遭遇!)
オーガニックがとても進んでいる環境で美味しいものをたくさんいただいたり、
スターシェフが集う食の祭典「フードフェスティバル」に出かけたり、
海が美しいのはもちろんのこと富士山級の山もあるハワイで、トレッキングに挑戦したり
(ハワイって実は山が素晴らしいんです!)、海沿いを走ってランニングしたりと
しっかり運動もこなし、
美しい景色の街々をドライブしたり、
スピリチュアル&パワースポットの数々を訪ねたりと盛りだくさんな旅となりました。

今回もまた感じたことですが、ハワイという所はリゾート観光地として群を抜いている
ところがたくさんあって、沖縄も同じリゾート観光地として見習いたいところが
たくさんあるなぁということ。

まず壮大な自然。それをしっかり守るように側道にいたるまで綺麗に手入れされ、
家やビル、ショッピングセンターも樹々を切らないように活かし守るように
設計されています。
また乱開発しないように開発してもよい土地の許可をできるだけ抑える行政や
政治の仕組み。
護岸工事などもほぼなくて、美しい砂浜のビーチが延々と続く海岸線。
そして、全島あげての農業、漁業、生産業などのオーガニック化への取り組み…。
つまりは、大都会でありながらも自然を大事に守っているということに尽きるんです。

また食への取り組みも素晴らしい! 多国籍の人々が住んでいることもあり、
レストランもアメリカ、日本、中国、ベトナム、タイ、フランス、イタリア、など多国籍で、
数々の食の賞を設けるなどしてレベルを高め、その食材もオーガニックでというところが
とても多い。ひと昔前のハワイは「機内食が一番おいしい」とからかわれるなど
ジャンクアメリカンフードなイメージがあったのですが、ホテルシェフやレストランオーナー達が
これでは世界中の一流の人達に来てもらうことができないと立ち上がり、
みんなで勉強会を開き、食材から料理まで研究を重ね、「ハワイアン・クイジーン」を確立。
今では「ハワイ観光の魅力は食にあり」と言わせるほどにまでなり、たくさんのレストランが
レベルを高め合い、朝7時の朝食からオープンするなど朝からどこに行こうかと
迷ってしまうほどです。
また、各ホテルもいろいろな特色を出して魅力があり、今回泊まった貸別荘なども
大変充実しています。
お買い物だってブランドものから民芸品、食材やお菓子などもう何でもあり、
ショッピングモールやお店だらけで楽しさいっぱいです。

ただ、そういう所に滞在していると、あれも欲しいこれも欲しい、
あれが食べたいこれが食べたいともうキリがありません。
人間はとても複雑な生き物です。自我や欲望にとらわれると平常心を失います。

欲望をコントロールできれば、人間としてなかなか素敵な存在としていられると
思うのです。
もちろん欲がなければ成功もできません。
でも、欲を出しすぎるとすべてを失うこともあります。不倫も手に入らぬものゆえ、
燃え上がるのかもしれません。奥さんと別れたら急に冷めたなどという話も
耳にしますから。
自分の欲望とうまく付き合うのは、本当に難しいと思います。

私も、欲はよくない!と人間の欲に対して嫌悪感のようなものを感じた時期も
ありました。
でも、お坊さんであったおじいちゃんとそのことについて話したときに、
「欲は深くではなく、高く持ちなさい。」
そう言われた時から気持ちがとても楽になりました。
生きていくためには、食欲、睡眠欲、子孫繁栄のためには性欲も必要です。
「決して欲が悪いことではないのだよ。」と…。

先ほどのようなあれも欲しいこれも欲しいという欲はどうかと思いますが、
とにかく成長していくためには欲も必要です。どんなところに欲を出すかが問題ですが、
「意欲」はとても大切ではないでしょうか。

なので。
欲は、深くではなく、高くをモットーに前に進みましょう!
そして、自分を飾ることではなく、磨くことにお金と時間をかけましょう。
(と、自分に言い聞かせました…。)

さて。
明後日は今年のボジョレーヌーボーの解禁日!
麗王で毎年御用意しているボジョレーヌーボーは、
ドメーヌ デュ クレ ド ビーヌ(シュブラン家)のワイン。
シュブラン家はボジョレー地区南西部で5世代前から続くぶどう農家。
現当主のフランソワさんは元農学校教授。2008年にビオディナミを実践する
友人のワインに感動したことからオーガニック、ビオディナミ農法への転換を
決意しました。畑には草花があふれ、みみずなどの動植物が土を耕します。
醸造は、昔ながらの製法で、潰したぶどうから出た二酸化炭素のみで
ゆっくりおいしさを引き出す、伝統的な「マセラシオン・セミ・カルボニック製法」を実践。
25℃を超えない低温でゆっくりと仕上げ時間も労力もかけて丁寧に造られています。
そんなシュブランさんのワインは花崗岩質の畑の特長を生かしたミネラル感と
きれいな酸味を楽しむことができる味わいです。
今年も夏~秋にかけて天候に恵まれ、非常に出来の良いぶどうができたことから、
シュブラン家では、保存料であるSO2(二酸化硫黄)を添加せずに仕込みを行った
とのこと。他ではほとんど味わうことのできない酸化防止剤の入っていない自然のままに
造られたボジョレーヌーヴォーであり、昔ながらの手作りの温かさと、造り手の哲学によって
生まれた洗練さをあわせ持つワインを今年もぜひ麗王でお楽しみくださいね。

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もうすぐ11月だというのにまだまだクーラーガンガンだなぁと思っていたら
今週あたりからぐーんと秋の雰囲気が漂い始め、台風も来ちゃいそうですね。
あなたはお元気でしょうか。

さて、月末はハロウィンですね。
ハロウィンの始まりは、古代ヨーロッパの原住民ケルト族の宗教行事。
11月1日を新年とする彼らはその前夜に死者の霊が訪れると信じ、
充分な供物がないと悪霊に呪われると恐れていました。そのため魔よけをし、
同時に秋の収穫を祝う祭りを行っていたとか。
その後、多くの聖人たち(Hallow)を祝う万聖節となり、近年、欧米では
魔女やお化けなどの仮装をした子供たちが
「Trick or treat!(お菓子をくれなきゃイタズラするぞ!)」と家々を回ったり
仮装をしたりして楽しむ日に変化しています。
日本でも注目されるようになったのはここ20年ほどのことですが、
年々派手なイベントになり、今ではスーパーなどでもたくさんのハロウィン仕様の
お菓子が売られていますね。
私達もたまには童心に戻ってみることも大切なことかもしれません…。

さて、南米アマゾンの先住民の写真を撮りためたいと思ってエクアドルに行かれた
写真家の方のお話なのですが、
その辺のジャングルにはジャガーが棲んでいて、よく出くわすこともあるのだと言って、
先住民の人から戦った時の傷跡を見せてもらったそうです。
そこで、そんな恐ろしい所で暮らしている先住民の彼に質問をしたくなったそうです。
「あなたたち部族は天国と地獄についてどんな考えを持っているのか。」と。
すると、彼はきょとんとし、この人は、何をわけのわからないことを言っているんだ!
という目で写真家の方を見て、しばらくして、
「ここが天国ではないのか?」
と逆に聞いてきたそうです。その後写真家の方は声を失ってしまったとか。
そうですよね。天国に住むか、地獄に住むか、それは自分の心次第なのです。

サバンナを生きる動物からも、学ぶことはたくさんあるそうです。
シマウマやヌーがたくさん移動していたそうなのですが、あのでっかい大地の上を、
シマウマもヌーも一列になって歩いているのだそうです。広い大地なのだから、
自由に歩けばいいですよね。でもそうではなく、自分達が食べるための草が
荒れないように、みんなで気を遣い、草を踏み潰さぬよう歩いているのだそうです。
なんという美しい光景なのでしょう。人間は自分だけよければよいと、あとのことを
考えずに、限りある地球を壊し続けています。こんなことで本当にいいのでしょうか。
人間が偉いと思っているのは、思いあがりのような気がしてなりません。

身体も頭も心も硬くしていると、ぶつかる頻度も増えます。
自分を柔軟にすることが大切だなぁと、こういうお話をうかがうとつくづくと思います。

一見、やさしくて柔らかいものは、パワーがないように思えますが、
老子の「道徳経」に、
「世の中でもっとも柔らかいものが、世の中でもっとも堅いものを突き動かす」
とあります。
世の中でもっとも柔らかいものとは、開いた心のこと。
世の中でもっとも堅いものとは、閉じて縮こまった心のこと。
そんな気がします。

さぁ、あなたも童心にかえって、子どものころに好きだった絵本や物語、漫画を
取り出し、そっと開いてみたり、懐かしい音楽や映画を楽しんだりして
自分の原点に還る時間をつくりましょう。
今の自分への驚くようなヒントが見つかるはずです。

私も賑やかにハロウィンの飾り付けをして、ハロウィンの日には魔女に扮し
お菓子も御用意して、あなたをお待ちしております!
「麗王に来てくれなきゃイタズラするぞ!」

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* 童心にかえって野生を呼び戻すべく11月1日(水)~13日(月)までの13日間
ハワイに行ってまいりますため勝手ながらお休みさせていただきます。

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