ようやく秋の気配が深まってきましたね。
お元気にお暮らしでしょうか。

私の方はと申しますと…、
なんと! 北谷の自宅で初めて泥棒に入られてしまいました!!
夜中の2時~朝6時の間に眠っている私の寝室の窓から侵入し、
眠っている私の横を堂々と通り(気持ち悪~い!)、電気もつけていたリビングへ。
テーブルに置いてあった私のお財布や通帳、私の部屋のバッグごとを玄関から
持ち去りました。
その後、現金のみを抜きさって、通帳や印鑑、カード、鍵、免許証、保険証などの
貴重品はバッグごと全部隣のマンションのパーキングに捨てられていました。
もう悔しいのなんのって。現金は命あってこそとあきらめもつくものの、
クレジットカードなど全部停止した後からバッグが見つかったので、
面倒なことったらありません。鑑識や調書等でまる1日潰れてしまいましたし。
哀しい人もいるものですね~。そんな危ない努力をするのなら真面目に努力すれば
いいものを…。
警察によると町内でその日だけでも3件も同じ手口で泥棒が入ったそうです。
涼しい時期なので、みんなクーラーをかけずに窓を開けて寝ていますので
入りやすかったんでしょうね。2Fがことのほか狙われやすいそうです。
中部だから、この24年間何もなかったからと、安心していた私への大きな警告とも
なりました。
あなたもどうぞ気をつけてくださいね。

さて、今月末はハロウィンですね。
ハロウィンの始まりは、古代ヨーロッパの原住民ケルト族の宗教行事。
11月1日を新年とする彼らはその前夜に死者の霊が訪れると信じ、充分な供物が
ないと悪霊に呪われると恐れていました。そのため魔よけをし、同時に秋の
収穫を祝う祭りを行っていたとか。
その後、多くの聖人たち(Hallow)を祝う万聖節となり、近年、欧米では
魔女やお化けなどの仮装をした子供たちが
「Trick or treat!(お菓子をくれなきゃイタズラするぞ!)」と家々を回ったり
仮装をしたりして楽しむ日に変化しています。
日本でも注目されるようになったのはここ20年ほどのこと。
日本では子供のお祭りのようになっていますが、ハロウィンの行事が
ポピュラーなアメリカでは、大人たちも本格的な仮装に身を包み、
街中はもちろん職場にまで登場。友達や仲間同士で集まり、
パーティで盛り上がるのですが、あなたは最近、思いっきり笑ったり、
はしゃいだりしたことがありますか~?

私達は、赤ちゃんや幼児の時には、どんなもの、どんなことでも、
「あるがまま」を無邪気にオープンなハートと全身で「感じて」いました。
その頃の私達は「そのままの自分」で「自然体」で、いつも「今」を
生きていたものです。それから年齢を重ねていくうちに、どんどんと、
感じることより、考えることのほうが多い生活を送る大人になりました。

その「考える」ことに、私達は必要以上の、どれだけ多大なエネルギーを
使い続けているか、そのために、どれだけ余計な悩み、苦しみ、不安、イライラ、
ストレス、怒り、悲しみを、自らつくり続けているのか、
その事実を認識することが本当に急務なのだと私は感じているのです。

何故なら、私達は誰でも「幸せ」でありたい、と思っていますよね。
でも、幸せとは、自分自身が「感じる」ものです。
すごくカッコイイ容姿なのに不満の多い人、いい大学を出て一流企業で
高給をもらっていても悩みをかかえている人、素敵なパートナーがいるのに
不安やコンプレックスから解放されない人、誰もが一生懸命生きているのに、
「十分な幸せ」を感じられない人がこんなに多いのは、何故でしょうか?

理由は、いろいろあるのでしょうが、大きな要因の一つに「感じる力」の低さが
あげられるのだと思います。

子どもって、ものごとを深刻に受け止めませんよね。
でも、知識や経験、理屈、記憶がいっぱいの大人は、思考や判断を持ち出し、
ものごとをつい深刻、複雑にして、心配や悩み、不安や恐れ、限界なども
創造してしまいがちです。

そんなふうに重たくなった時こそ、「子ども心に戻る体験」を、
自分にプレゼントしてあげてください。
思考にとらわれがちな生活の中で、感じる力を深めるために、
たくさん「遊び」ましょう。遊園地や動物園、水族館、植物園に…、自然の中に
出かけましょう。音楽や絵画、ダンス、お祭り、イベントで、
美しいものや面白いことに親しみ、自分の生命を楽しませ、喜ばせてあげましょう。
そのワクワク体験は単に楽しいだけでなく、あなたの中にあって癒やす必要のある
ネガティブなものを、上手に引き出してくれるはずです。
お友達と一緒に、家族で、恋人と。一緒に笑ったり、見とれたり、叫んだりして
我を忘れる時、私達は内なる子どもを取り戻し、リラックスして開放が
自然に起こることでしょう。
より自由に、よりオープンに、より素直に、よりありのままに、
より自分らしくなっていくことで、感じることに心身が開いていく。
頭からハートに、理屈から五感に――。

私達の生命は、エネルギーです。
日常のストレスもネガティブな思いも、長い間無意識下に隠れている感情も、
みんなエネルギーです。
もう不要になった内面にたまっている過去の不要なエネルギーを開放することは、
自由でイキイキした新しいエネルギーや創造力を生み出すために、
誰にとっても不可欠な作業なのです。
それは「幸せを感じる」エネルギーを活性化する第一ステップなのですから。

あなたは今、どんな願いや望み、計画を胸に抱いているでしょうか?
先日麗王にいらした女性に聞いてみたら、好きな人と結婚して子どもがほしいし、
仕事でもキャリアアップしたいと目を輝かせてそう話した後に、
なぜか暗い表情になって、こう言うのです。
「でも、私って男性運が悪いのか全然出会いがないんです。
仕事の方も自信がないし…。」
これが、すぐに判断してマイナス思考を持ち出す「大人のパターン」なのです。
その考えが正しいのだと信じ込んでいる限り、そう考える通りの状況が
創造され続けるわけです。
子どものように、楽しくシンプルになりましょう。
夢や望みを純粋に実現するエネルギーの源は、いつだって私達自身の中に
あるのですから、自分の思考のおしゃべりを、意識的にチェックすることです。
パターン化した思いにはまり込んでいてはもったいない。
いくつになっても私達の内面にずーっと生き続けている無邪気な「子ども」の
エネルギーとつながって、感じながら生きていきましょう。
それが、あなたを幸せにする、あなたの人生を開いていく鍵なのだということを
どうぞ忘れないで。

月末のハロウィンはあなたもぜひ子ども心に戻って楽しんでくださいね。
私も魔女の扮装であなたをお待ちしております!
え? 扮装しなくても魔女ですって?

麗王に来てくれなきゃイタズラするぞ!

【2012.10.11 末金典子】

もうクーラーなしで眠ることができるほど随分秋らしくなってきましたね~。
残暑の暑さから急激に温度が下がったことでたくさんの方々が
体調を崩されているということですがみなさんはお元気ですか?

私といいますとまさにその影響ででしょうか健康だけがとりえだというのに
体調を崩してしまって発熱し、15日の台風の日からこの連休の23日まで
なんと9日間も麗王をお休みしてしまいました。
御予約や御電話をいただいた方々、いらしてくださった方々には、
大変御迷惑をおかけしてしまいました。
折角のお気持ちを本当に申し訳ございませんでした。

自分の中では、毎日を楽しく送っているつもりでしたし、
ちゃんとお料理したものを毎日食べて、ちゃんと眠って、運動もして、と
とても健康的にストレスなどない生活を送っているつもりだったのですが、
9日間毎日12時間以上も眠ることができるほど疲れていたとは自分でも本当に
びっくりしてしまいました。
自分の身体でありながら全然わかっていなかったのだとつくづく感じました。

ガンやカゼなど病気はストレスからくることが多いといわれています。
ストレスを自分に与えないことがいかに大切か。
今回の自分のことでも、お客さまをみていても、最近、痛切にそれを感じます。
心身ともに充実感をもって健康的に生きていくには、
ストレスがいちばんのダメージ。
いろいろな生き方がありますが、自分に合ったストレスを感じない生き方を
探すことは人としてとても重要なことだなと思いました。

私の20代、30代は記憶にないほど仕事に没頭し、走り抜けた時代でした。
でも、それだけ忙しくても大病もせずに続けてこられたのは、
大好きな仕事に携われていたことと、休みが取れなくても一日のうちで
ONとOFFの切り替えを明確にしていたことが大きかったかもしれません。

最近聞いた話ですが、勉強の仕方として効率が良いのは、15分集中したら5分休む
という方法だそうです。脳は、働き続けていると動きが徐々に低下してくるけれど、
適度に急速を挟むと高いレベルで力が持続するのだそうです。
なるほど! 人生もそうかもしれないなと思いました。
ずっと走り続けるよりも、どこかで休みを取って空っぽになるほうがいい!
その間隔やバランスは人それぞれかもしれませんが、
自分なりの快適な暮らしのリズムをつくりだすのは、人生において重要な意味を
もつのだと思います。

私は人が人のために生み出した便利なものが溢れている都会に
長く身を置いているととても疲れてしまうタイプです。
都会は楽しくて刺激的なのですが、人がつくりあげた偉大なる発明や発見は、
皮肉なことに人を疲弊させるのです。
そういう疲れによるストレスは自然と接することでしか癒やされないような
気がします。自然の中で休息することで、再び都会での仕事ができるように
なるのです。大阪に住んでいる時などまさにそうでした。お休みを取っては
よく沖縄に来ていたものです。
疲れを感じたとき、いちばん見たくなるのは海だったから。
その感覚は今も変わりません。波の音や潮の香りを感じ、
どこまでも続く青の風景を見ていると、心底、身体が浄化され、
軽くなってくる気がします。
それもあって私はこの8年アラハビーチに住んでいます。
この休養の9日間も、寝室からひたすら毎日海を眺め、本を読み、眠って…。
ぼーっと本能のままに過ごすことに罪悪感を感じるどころか、気づいたことは、
何もしない、そんな時間にその人の文化レベルが表われるのではないかということ。
ゆっくりと自然からエネルギーをもらい、頭の中に余白ができると、
新しいアイディアや力がわいてきます。都会と自然を行ったり来たり。
そうすることで都会生活とうまく折り合いをつけられるような気がするのです。

力を入れて集中することと、息を抜いてのんびりすること。
それはどちらかだけではバランスが悪く、うまく回っていかないと思います。
まじめなことは大切ですが、まじめなだけでもうまくいかない。
例えば、きっちり予定を立てて、そのとおりに進めようとしても人生なんて
そんなにうまくいかないものです。
いつだって臨機応変。突発的なことにも対処できるよう、頭を軽やかに柔軟に。
とりあえずの人生の予定を立てたり、進むべき方向を一応決めてはみるけれど、
出会った人や物事、与えられた状況に応じて、軽やかに予定を変えることも
大切ではないでしょうか。
最初に決めたから、予定どおりにしたいから、そういった決め事に
振り回されないで。
やるべきことは自然に目の前に降りてくると思うから、それを、手を抜かずに
やっていく日々を送ればいいのだと思います。

さてあなたはどうでしょう?
まじめさがあだになり、ストレスフルな生活を送ってはいませんか?
次の日曜日は十五夜です。名月を眺めながら、時にはゆったり力を抜いて
想いのままに休みませんか?

【2012.9.24 末金典子】

先月は過去最高級の台風が沖縄を通過しましたが
みなさま影響はありませんでしたか~?
旧盆も終えて少~し秋の気配がしてきていますね。

さて、先月は私ごとで恐縮ですが大台+1歳のお誕生日を偶然たくさんの方々と
一緒に過ごしていただくことができました。本当にありがとうございました。

そのお誕生日、当たり前のことなのですが毎年必ずやって来ます。
40代を過ぎると、それまではとってもうれしかったはずのお誕生日も
女性にとってはちょっぴりブルーな気分になってしまう日でもあります。
私も以前はそうでした。
でも何年か前頃からか、年を取るって実は悪いことじゃないなぁと思うことが
できるようになりました。
登ったから見える景色があるんだな、と気づいたからなのです。

ちょうどそんな時、世代を超えて愛され続けている絵本「100万回生きたねこ」で
有名な絵本作家でもありエッセイストの故・佐野洋子さんの本を読んでいて
こんな言葉に出会ったのです。

わたしは70になったけど、70だけってわけじゃないんだね。
生まれてから70までの年を全部持っているんだよ。
だからわたしは7歳のわたしも12歳のわたしも持っているんだよ。

本当にそうだよね~って思いました。

あなたは、「おめでとう」と言われる日は、1年に何回ありますか?
あけましておめでとう。
お誕生日おめでとう。
もしかしたら、それくらいかもしれませんね。
だけど、そんな「おめでとう」がたくさんある人生って、幸せですよね。

仕事でとてもいいことがあった。
おめでとう。
体調が素晴らしく良くて、毎日ご飯がおいしいなぁ。
おめでとう。
一緒に泣いて笑うことができる友達がいる。
おめでとう。
学び続けたいものに出会ったぞ~。
おめでとう。
叶えたい夢、チャレンジしてみたいことがまだまだある。
おめでとう。
心から愛している人がいる。
おめでとう。

たとえ小さなことでも「おめでとう」という言葉にすると、
人生はもっと楽しむことができます。
「おめでとう」といっぱい言うことができる人生、
「おめでとう」といっぱい言ってもらうことができる人生。
それは、健康で元気だからこそ、味わうことができるのです。
それ自体も、とても「おめでとう」なこと。

台風がちょっと心配ですがこの連休は、敬老の日ですね。
積み重なった「おめでとう」を心から味わう日です。
今年も健やかに敬老の日を迎えることができることに、
「おめでとう」の多い人生に、
そして、麗王にいらしてくださる全ての方々の人生に、
おめでとうございます。

【2012.9.13 末金典子】